浦雅春のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
新国立劇場での舞台を観ての記録。
演出はケラリーノ・サンドロヴィッチ
ロシアの閉塞的な片田舎、これといった事件が起こるわけでもなく、終始どんよりとした気配が漂う。結局幸せになった人は誰もいないのか。
段田安則の渋い演技、黒木華の輝きがよかった。宮沢りえは、チェーホフのようなオーソドックスな芝居より個性的な役のほうが合う。
まったくの余談だが、先月舞台で観た池田成志を発見。新宿駅のホームで見かけ、もしやと思ったら、やはり同じ劇場へ。長期にわたる鳥ドクロが終わって一息、芝居巡りかな。
がんてつさい最高でした、と伝えたかったけれど、心の中でつぶやいただけで我慢した~。 -
Posted by ブクログ
ゴーゴリというと名前だけは聞いたことがあるけれど
全く読んだことがなかったロシアの文豪??
ドストエフスキーはゴーゴリがいたから
自分の小説が書けた、みたいなことを言っているくらいの
すごい偉い人なんだろうなぁという印象だけはあった。
で、今回初ゴーゴリだったわけですが
ぶっ飛びました。
なんだ、このバカバカしさは!!
これは凄い。笑えます。
今の作家でいうと町田康なんかは近いのかも。
でもぶっ飛び具合のスケールが違う。
「鼻」という短編なんかは
朝起きたら虫になっていたというカフカどころではなくて
鏡を見たら鼻がなくなっていて
探しに町へ出たらその鼻が偉そうな格好で
町で紳士然と闊歩しているという話ですからね、
鼻が服着て歩いてるんですよ(笑)
意味わかりません(笑)
「外套」という短編も面白い。
ストーリー的には小学生が作りそうなレベルなところが凄い。
でも、なんか響くんですね。
何の取り柄もなく新しい外套を買うことが
何よりも楽しみになる、という小市民な男の話が。
ロシアではドストエフスキーとかトルストイよりも
ゴーゴリが人気がある、ということですが
なんとなくわかる気がします。
ついでに翻訳が落語みたいで読みやすいのも良いです。 -
Posted by ブクログ
チェーホフは、かわいい女に続き2作目なのだけれど、戯曲だったのでおっと思った。
桜の庭は名作とされてるらしいのだけれど、そうなの?という感じ。劇用だからか、所々、キャラクターのセリフが無視をされ、次の人が関係ない話をいきなりする個所が見られ、そこがよく分からなかった。
プロポーズは面白かった。
隣り合う2家が土地を巡っていがみ合うのだが、実は娘に求婚しにきたとしると、娘は彼を呼び戻す。呼び戻したところで、やっぱり言い争いになる。それでも、最後にはなぜか婚約することになる。なぜなぜでいっぱいだが、人間ってそんなもんかも?と思わせる奇妙な説得力あり(笑)
熊もプロポーズと似たバタバタ劇。
かわいい女ほど、心には残らなかった。 -
Posted by ブクログ
「女三人のシベリア鉄道」にチェーホフの話が出てきたので急に読みたくなったのだけど、やっぱりわたしは戯曲って苦手みたいだ。戯曲はセリフを言うように読み、行間を読まなくては、と思うんだけど、どうしても普段の癖でストーリーを追うようにざざーっと雑に読んでしまって。
だから、単に、背景がよくわからず、登場人物の対話はかみ合わず、なんかわけわかんないなー、という。
解説を読んで少しわかった。
人生に意味はないけど生きなくてはー(大雑把すぎ)、みたいなチェーホフの非情さには共感したりするのだけれど。
この年になると、もう人生やり直せないし、未来はむなしくても生きるしかない、っていうワーニャ伯父さんの気持ちもよくわかるのだけれど。
それにしても、フツーに読むと、みんな勝手にぐだぐだめそめそ不満を言いすぎだ(笑)。
関係ないけど、
チェーホフの思い出。
・小学校高学年のころ、三人姉妹とか桜の園っていうかわいらしげな題名にまどわされて読んでみたら、まーーーったく意味わからなかった。でも、図書の先生だかなんだかに、もうこんな大人っぽいものを読むのね、とか言われて困った。
・25年くらいも前、芝居をさんざん見ていたころ、青山円形劇場で日本人の小劇場の俳優さんたちが出ていた(と思う)チェーホフのなにかを見て、すごくおもしろかった。