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Posted by ブクログ 2023年05月16日
楽語調で訳されたゴーゴリの代表作3作品。
意見・好みは分かれるだろうけれど、ゴーゴリの入り口としてはとても面白い選択肢になると思う。
とはいえ、この本の中で最も興味深いのは巻末の解説かもしれない。
ゴーゴリに対する容赦のなさがあまりにも痛快。
どの物語も「滅茶苦茶」な展開が面白い一方、どこか平面的な...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月11日
昔、岩波文庫で読んだのですが、あの時は「ダメだ、こりゃ」と思ったのです。だが、今回、新訳で読むと「まったく違う」。不思議だなぁと思った。生き生きしている。テンポがいい。査察官は、とくに笑えた。古典文学で、ここまで笑えたのは初めてだと思う。というのも落語風に翻訳していて、リズムがよく少し軽い感じで話し...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年08月19日
新訳版ではべらんめえ口調となっているようです。
これ岩波版と対比で読んでみたいなぁ。
どう違う印象を受けるのでしょうね。
3つの作品どれもが好きです。
2つはまあありえないよ的な
非日常物語。
何せ最初の作品は鼻ディサピアードですので。
しかも移動しよるから恐ろしい。
でも、一番の傑作は
滑稽さ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月06日
2月にバーゲンで、定価の1/3で外套を購入。
ロシアで着ても大丈夫な位暖かいですが、でーじ重い。
1.5kgもあります。
この外套に身に包んだ瞬間、何故か、ゴーゴリの『外套』を読みたくなりました。
この作品は、悲喜劇なんですが、プロレタリア兼人望の無い、しがない安サラリーマンには、身につまされて...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年01月07日
ロシアが産んだ新感覚な笑いのエンターテイナー作家、ニコライ・ワシーリエヴィッチ・ゴーゴリの代表作3本を落語調で翻訳。
やっぱり「鼻」は何度読んでも訳が分からない。でも、クセになるおもしろさ。巻末解説の「4次元的創造力」という言葉に納得。「鼻」のあまりのシュールさに慣れてしまうと、続く「外套」、「査...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月04日
光文社古典新訳文庫のこちらには、浦雅春さんによって落語調で翻訳されたゴーゴリの三作品が収録されている。ゴーゴリはおろかロシア文学のロの字も知らない私だが、落語調、というのが気になって手に取った。
『鼻』がいきなりすごく面白い。ある朝床屋が焼きたてのパンを食べようと半分に切ったら、そこになんとお得...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月13日
一年位前に読んだ「死せる魂」は
つかみどころなく不完全燃焼のままだった。
その後、自分が興味を持った作家がファボっていたり、他者を説明する喩えに使用されていたり、何だかんだと名前は目にしていた。
今回のタイトルも全部漢字だよ。孤高の、寄せ付けない、雪降ってる感じ、出てるう。
これがアータ、と...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月21日
「なんだよう、これ・・・・面白いじゃんかよう・・・。」と呟きながら読んだ『鼻』。なんかこういう夢見たことある気がしてくる支離滅裂っぷり。『外套』は、あぁきっとこの後酷い目に遭うんだろうなぁって思ってたらほんとにその通りになってしまい「あぁぁぁ( ;∀;)」と声が出た(笑)そこから先のもうひと押しが良...続きを読む
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