勝間和代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレセレンディピティ(ふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力)は
技術であり、身につければ誰にでも再現可能だという著者の考えに基づき、
そのための具体的手法が紹介された内容。
なお、表題の「起きていることはすべて正しい」は、「起きていることはすべて、
自分に対するメッセージ、あるいは何らかのチャンスとして受け止めよう。そして、
そのメッセージを分析し、そこに対して自分の持っているパーソナル資産を正しく
割り当て、使い切り、最大の成果になるように行動を続けよう」(P262)という意味。
つまり、うまくいかない時は、「自分の仕事のやり方を変えるなどして、
いま起きていることをしっかりとメッセージとして受け止め、新しい改良策を
考えていく」(P265)ことが大事だと、著者は伝えている。
個人的には「ラテラル(水平)思考」の下りが印象的。
課題に対し、フレームワーク等を使った正面突破はもちろん重要だが、
正面突破だけでなく物事を俯瞰し、問題の枠組自体を見直したり、
既存の解決策に「足したり」「引いたり」、まったく別な解決策を探る事は、
このレッドオーシャン市場に浸かっている身には重要な気がしました。
①いかに自分を広げるか
本を読むプロセスは、私は顕在意識というよりは潜在意識層に、(中略)
著者がいっている認知を丸ごとパターンとしてエピソードやフレームワークごと
飲み込むことだと思っています。(中略)
したがって、本から得られた情報については、潜在意識の中に「スキーマ」
という形で、「概念の塊」として落とし込んでいきます(P113-4)
セレンディピティを引き起こすための準備のために大切なことは何かと言うと、
「感じること」と「感じたことをなるべく使うこと」(中略)
セレンディピティの基本は、ある意味、問題への気づきとその解決の繰り返し
(P123-5)
「妬まず、怒らず、愚痴らずに、どうやったら問題解決できるのか」を
考え抜く癖(P129)
②いかに絞り込む(捨てる)か
自分の得意なことを見極め、自分が得意でないことについては
なるべく時間を使わないようにすることが、自分に対しても相手に対しても
誠実な生き方(P165)
やることを効率化するのではなく、やることを「減らす」ことが一番の効率化(中略)
優先順位の第1は、やるべきことの量自体を減らす(P172)
物事を決断するときに大事なことは、なるべくたくさんの選択肢を用意すること(中略)
「筋のいいアイデアが十分にあるのか」ということが大事(中略)
そういった筋のいいアイデアは「ラテラル(水平)思考」から生まれます(中略)
ある意味、いま決断しようとしていることに対して
問題を俯瞰し正面突破だけを考えるな、ということです(P197)
何か新しいことをやろうとした場合、(中略)既存の物に対して
何か新たな付加価値がつけられないのか、新しい物が組み合わせされないのか、
何かを足したり引いたりすると新規性のあることができないのか、
少しでいいからひねりを入れてみる(中略)
ただし、もう1つ大事なことは、新しいものを入れるときには、
必ず陳腐化して役に立たなくなっているものを捨てるのです。
ただ、単に足していくだけでは(中略)課題が拡散し、
1%の本質にたどり着きません(P199)
1%の本質を残すためには(中略)
「分母となるよい情報、よい出会いを増やすこと」(中略)
アイデアについては、(中略)人とよく会って、よい本をたくさん読んで、
自分でよく考えること(P209)
③自分の持つ資産をいかに殖やし、使い切るか
新しい経験やアイデアは人とのコミュニケーションの量で生まれてきます。
だからこそ、コミュニケーションの回数を増やすことは、重要なのです(中略)
自分の人生は有限であり、(中略)いかに人とコミュニケーションしながら、
経験できることを増やすか(中略)自分の体験について、
勇気を持って新しいこと、違うことをやってみる(P260)
「自分で問題設定のフレームを変える」という表現を使っているのですが、
なるべく自分の能力がうまく発揮できるよう、問題解決の幅を広げていくのです
(P283) -
Posted by ブクログ
著者は経済評論家。アーサー・アンダーセン、マンキンゼー、JPモルガンを経て独立。著者に「お金は銀行に預けるな」「会社に人生を預けるな」「まじめの罠」等多数。
「やせる」というのは、ただ単にスタイルをよくするためや体重を落とすことだけが目的ではなく、生活習慣病にかかることなく、健康で長生きできる体を作ることと同じ意味と著者は捉えている。
やせるためには具体的には次の3つの柱を生活の軸に置くことが重要である。
①食生活の改善
②適度な運動
③正しい生活習慣を作るための時間管理
本書は上記の3点を中心として以下の3章から構成されている
①なぜ、みんなやせられないのか
②「やせる!」ための3本柱
③これで学べば、やせられます!!
上記の三点はどれも当たり前。
当たり前で基本的なことだからこそ大切であるということを再認識することが出来た。
有名人であるからこそ叩かれる著者。
一時期のカツマーブームから比較すればメディアの露出頻度は減少したものの、著者らしく随所随所で一定の影響力はまだ持っている。
本書についても、好き嫌いはあるだろうと予測するも、私自身非常にわかりやすく楽しく読むことが出来た一冊であった。
著者が「やせる」ことについて読み勉強し、考えた理論なども参考文献等を紹介しながら説明されていることから、偏った考えではなく、客観的な目線で見ることも出来た。
これだけ文明が発達してもやはり、痩せるのは簡単ではなく、地道な作業。毎日の生活を見直して長い目で取り組むべき課題である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレばっさり言い切るスタイルは健在。だが、ちょっと言いすぎ、当てはまらないケースもあるよね~、なんて思いながら読む場面も多々。
その中で気になった一節。P104
コンサルタント時代、外部環境や問題設定が8割を占め、枠内で解ける問題はせいぜい、2割に過ぎないと勝間さんは習ったそうです。
個人レベルに落とし込んで考えてみても、先進国中の生産性は日本が最低という話や、実際社会人として働いている実感として、勤務時間が長い割に給料や待遇が悪化してきているという思いが自分にはあります。
事あるごとに業務効率化と言われるが、もうそんなことを何年もやっていると、カイゼンは微々たるもの。
外部要因でガツンとやってもらわないとダメかもしれませんね。
それか、勝間さんが言うようにポータブル・スキルを身に着けて転職・・・。 -
Posted by ブクログ
就活生は当然知っておくべき内容だろう。
例えば、エントリーシートで『野球について野球を知らない人に300字で説明しなさい』とか、有名だがフェルミ推定の『日本に犬が何匹いるか?』といった問題を解かせるのかが(直接書かれてないが)よくわかる。
内容は、ビジネス思考を全範囲網羅した感じ。言葉はわかりやすくサッと読める。
ただ、この本だけで全てを理解するのは無理で、巻末にある参考文献に手を出すことが必須である。
ビジネスの7つの思考である、
論理思考力・水平思考力・視覚化力・数字力・言語力・知的体力・偶然力
についての説明。
最初の5つについては確認程度だったが、私がビックリしたのは後者2つ!
セレンディピティを取り扱ってるのもビックリだし、健康についてまで書いてあるとは思わなかった!新しい視点だった。
自分に足りない部分を把握することができたので満足な一冊である。
習慣にすべきことが具体的に書かれてあるので、少しでも実績できたらと思う。
ここまで褒めておいて星4つなのには理由があるが、それは個人的な理由なので気にせず(笑) -
Posted by ブクログ
頭のいい人たちの「秘密」をまとめた本
「日本は、新卒一括採用と終身雇用という仕組みで、実務界ではアカデミック・エリートがみなしエリートのように振る舞う傾向がありますが、それが日本の競争力停滞の大きな原因のひとつだと私は思っています。リスクを取らないアカデミック・エリートがリードする政府や企業が、実力を発揮するはずがありません。学歴に関係なく、みんなが実力を発揮できる社会になれば、ストリート・スマート力を持っていないアカデミック・スマートだけの人は淘汰されていくと思います」(本文より)。
本書で勝間和代は、「本当に頭がいい人」を、ストリート・スマートと表現する。「ベルトコンベヤー」が壊れてしまった日本で、銘柄大学を卒業した「成績のよい」社員(アカデミック・スマート)が閉塞状況を打ち破れないのははぜか。逆に、ソフトバンク社長孫正義を代表とする“目標に向かって自分で道をみつけていける人たち"はどんなふうに考え、目標を実現しているのか。ストリート・スマート力は、訓練で身につくもの、と考える勝間が、ストリート・スマートな人たちの秘密を4つに分け、ひとつずつ丁寧に考えていく力作。
内容(「BOOK」データベースより)
この本は、「頭がいい」といわれている人たちの共通の秘密をまとめた本です。銘柄大学を卒業した「成績のよい」社員が、閉塞状況を打ち破れないのはなぜか。勝間和代が仕事や取材で出会った“すばらしく頭のよい、自分で道をみつけた人たち”の力を鮮やかな切り口で分析、分かりやすく書き下ろしました。「なりたい自分」になるためにはどうすればよいのか、自分を変えていけると鼓舞される注目作。
___________
勝間和代節が読める一冊。
公務員には不必要な内容かもしれない。アカデミック・スマートではなく、ストリート・スマートを目指せ!
と言いつつも、著者本人が19歳で公認会計士試験に合格しているのだから、アカデミックスマート兼ストリートスマート最強説、ともとれなくはない。
気付きはあるかな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ビジネス思考力」とは何ぞや、どうやって身につけたら良いかが、非常にわかりやすくまとまってます。基本フレームワーク21選も。
勝間さんの本を初めて読みましたが、途中途中にご自分のポジショニング分析が入ってくるのが、多分鼻につかれる方に鼻につくのでしょう。
前提条件を振り払って、読んでみました。謝辞には同僚として瀧本哲史さんの名前が。マッキンゼー!(?)
以下読書メモ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
思考のフレームワークは知識・理解・応用・分析・統合・評価のフローであり、
その中の上段の「分析・統合・評価」を「ビジネス思考力」と定義し、
「限られたリソースの中で、フレームワークを活用して、仮説設定→実行→検証のフローで付加価値を生み出す」力を7つに分けて説く。
【分析フロー】
■論理思考力
・mece マトリクス 2x2
・ピラミッドストラクチャー 構成
■水平思考力
・前提を疑う 抜け道はないか? 見落としはないか? 逆のことを考えてみる
・新しい視点
・組み合わせ
ロジカルシンキング→垂直/ラテラルシンキング→水平の組み合わせ
■視覚化力
■数字力
インプット・アウトプットの局面で、自他の理解を深めるために
・画像→統合化
・数字→分解してゆく
■言語力
・曖昧な「言葉」を使って、正確に伝える能力
■知的体力
・健全なる身体に健全な精神は宿り、健全な精神に健全な発想は生まれる
■偶然力(セレンディピティ)
・好奇心・持続性・楽観性・柔軟性・リスクテイキング
・偶然のチャンスを活かす→十分な準備 こたえが向こうからやってくる
・与えられた情報から繋がりを見つける
・無理に格好をつけない 批判は新しい視点と受け入れる -
Posted by ブクログ
著者は、慶応義塾大学卒業後、アーサーアンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て 独立。少子化、雇用、ワークライフバランス等幅広い分野で発言を続けている。
著書に【無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法】【勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド】等多数。
【有名人】というのは、いったんその冠がついたら、後戻りできない不可逆な道。多少なりとも有名人になった人は元有名人になることはあっても有名でない人に戻ることはできない。
本書は著者自身が、数年間で体験した有名人になるという不思議な体験について当事者の視点からまとめている。
構成は以下の4章から成っている。
①有名人になるということ そのメリットとデメリット
②有名人になる方法
③有名人をつくる人たち
④終わコン 有名人としてのブームが終わるとき
2009年あたりをピークとして存在していたカツマーブーム。私も彼女の著書については結構な数を読んできたうちの一人。
そんな人も多いはず。
彼女は自ら有名になることを自分の目標を達成するための手段としてしれを成し遂げている。
すげぇ。
しかし、またアンチカツマーを刺激しそうな内容。
私はアンチではなく、お世話になったと尊敬しておりファンよりの人間。
色々な考えがある中で賛否両論の中本書を執筆した著者はどこがとがっている。
そこが良いとこであり、その良さも自分で十分にわかっているのはさすが。
2012年から露出を増やすという彼女の活動に今後注目したい2013年の初春。