広井良典のレビュー一覧

  • ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来

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    消費の対象は、物質からエネルギー、情報へと変化してきて、ポスト資本主義では時間になります。

    それは例えばカフェなどで、あるいは自然の中で、ゆっくりとした時間を過ごす事自体への欲求や歓びだそうです

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    2019年06月01日
  • ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来

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    ドラッカーの専門であるマネジメント分野よりも経済学に近い2016年の今であればコトラーのマーケティング3.0などを読んだ方がリアルに感じられる気がする。何にせよテーマが広すぎるので、ここから「一番重要」と思ったことを記載するのは非常に難しい。そこで「一番重要」ではなく「一番興味ある」ことを記載する。それは「教育」だ。
     超高齢化社会を迎える日本において重要なテーマはいくつかある。定年の延長。労働市場の柔軟性。それらを乗り越えるために成人後の教育の重要性が謳われている。「人は、その人生のいかなる段階にいようとも、正規の教育を受け、知識労働への資格を得ることが出来なければならない(11章より抜粋

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    2017年02月12日
  • ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来

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    評するに難しい本。資本主義が拡大・成長するという動因から、定常化へ舵を取るべき時に来た。それがポスト資本主義だという。ただ、波長が合わなかったな。

    このタイトルをつけるに当たって、ドラッカーの『ポスト資本主義社会』という書籍の存在を知らなかったという。それはどうかなと思う。

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    2016年07月24日
  • ポスト資本主義 科学・人間・社会の未来

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    「わかりやすくの話し言葉」が裏目に出ていないか。
    「・・・言ったように」「・・・で述べるように」とまえがきが多すぎてぼやけてしまう。
    映画の話や音楽の話も庶民迎合なのか知らないが、鑑賞していないものにとっては目くらましにすぎない。
    文献の引用も必要ない。
    新書版なのだから、剽窃を恐れず、自分の言葉だけで述べたいことを述べる必要がある。

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    2015年07月05日
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来

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    取り扱われているテーマが広範で、私には少し難解。
    情報系の本ではなかった様だ。
    アンジェラアキの「手紙」に何かを感じるという共通点は、著者と私が同年代だからなのかも。

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    2014年10月24日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    人類は第3期の定常期にきていて、心のビックバン、精神革命で今。その都度人のあり方に変化が起きていて、それらを参考にして今のあり方を考えることができるという話。
    GDP比で国ごとの教育費や医療費のことを比べているが、国民1人当たりで見るべきだと思う。
    人を多く活用して環境負荷をなくすビジネスモデルができると良い。
    子どもと高齢者は地域密着層。
    狩猟生活は人間エネルギー、農耕生活は動植物を制御するエネルギー、産業社会は地下資源エネルギーを利用している。

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    2014年01月15日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    資本主義における成長、拡大の限界→ポスト資本主義=リバタリアニズム→コミュニタリズムの復権

    長い歴史の中でメタ的に見ると、これは周期的なモノであると捉えることが出来るのか。

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    2013年09月06日
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来

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    先生に勧められた本でしたが、なかなかに抽象的だったのであまり自分の中で消化しきれませんでした。
    *印象に残ったところ
    P110「ある地域に不足しているものが、ほかの地域では過剰に存在したりする」
    理由は「これまで日本をユニットとして考えてきたこと」「時間軸に沿って問題が改善・進歩していくとの発想が強かったこと」
    空間的な解決、つまり場所を変えることで物事が改善するということがありうる。

    *めも[都市計画]
    地域の計画の大枠を規定した非拘束的地域計画=Fプラン
    建物の細部を規制する拘束的地区計画=Bプラン
    これらの二層制の土地利用計画

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    2013年07月01日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    コミュニティの勉強。基礎周り。人口が資源量を超えた先、生産力が生活必要量を超えた先の社会の一仮説。政策論文ってこんなのなのね。仮説に仮説を重ねる形はまだ慣れない。

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    2013年06月14日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    キーワードは定常化社会。
    定常という言葉には、安定感とともに変化しないといった印象もある。

    が、変化しないとは、ざっくり良いことなのか?良くないことなのか?

    どの程度の時間軸の大きさで定常化を定義するのか?
    また、立ち止まってその成熟とも言える飽和した状態を見直すというミカタもあろう。

    成長とは、スパイラルに変化するというイメージを持つとき、ある意味で一見定常とも言える状態を異なったミカタで見直すことの繰り返しであるかもしれないと思うのである。

    そのような視点で、ここから先の社会構造を見直すとき、回帰したミカタを考える一冊である。

    社会とは、内側での豊かさを外側にさらに大きく広げる欲

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    2013年05月18日
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来

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    タイトルそのままで、コミュニティーとは何か?必要なのか?どうして今重要なのか?を語る一冊。

    キーワードの1つである”定常化社会”すなわち成熟した経済社会の本質的な人間の価値の見直しと、そこにこそ本質的な価値創造性がある。本来、いずれの社会であっても、本質的な人間としての社会的価値創造が在るべきであるが、定常化社会であるからこそ、そこに気づかねばならなくなったという逆説的な現在なのかもしれない。

    歴史的な社会構造の変化は、パイの分配への競争に向かい、そしてそこからの脱出という繰り返しがある。簡単に言えば、モノの消費から時間・空間の体感、言い換えると、欲望の見せびらかしから幸せという内的な感覚

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    2013年05月06日
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来

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     会社や家族といった共同体が変化しつつある中、これからの日本社会にはどのようなコミュニティが求められるのかを論じている。
     著者は本書の中で「持続可能な福祉都市」というものを提唱している。日本の都市(特に地方都市)は車での移動が基本なので、高齢者や障害者が徒歩中心の生活を送るのに適していない。これは車社会であるアメリカでも同じ。最近は若い人でも車を持たない人が増えているから、車中心の社会を見直してもいいかも知れない。
     いいことは言っているんだけど、抽象的な部分が少なくないので、少し難しい印象を受けた。ある程度社会学の知識があった方が読めるかも。

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    2013年03月26日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    「時間軸/歴史軸」(私たちはどのような時代を生きているか)、「空間軸」(グローバル化とローカル化はどのような関係にあるか)、「原理軸」(私たちは人間と社会をどのように理解したらよいか)の3つの構成から成る。3番目が面白いらしいが、理解力不足であまりわからなかったため、第1の軸中心で述べる。

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    2012年11月13日
  • 定常型社会 新しい「豊かさ」の構想

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    全体を通して、これまで目を背けられてきた豊かさに向けての取り組み方が書かれていてとても良かったと思う。

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    2012年07月27日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    2012.05.30 現代は、3次定常社会という考え方に共感。よく理解することができた。最後で、福祉という概念の再規定をしており参考になったが、もう少し3次定常社会の生き方、ソリューションがあるとよかった。そんな気がする。

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    2012年06月04日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    現代社会が今後どのような方向に進むべきであるのかについて作者の意見が述べられている。
    第三章の定常型社会についての作者の意見はとても面白い。

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    2012年04月22日
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来

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    残念ながらギブアップ。どうしても読み進められない、眠くなるという本があってこれは私にはそういう本です。

    参考書的に拾い読みすることにします。

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    2012年01月13日
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来

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    現代社会での”コミュニティ”のあり方を問う一冊。「コミュニティ」の分類や定義、現代社会においてなぜコミュニティを重視すべきなのか、といった論点整理は参考になった。

    ただ、どうにも読みづらくて飛ばし飛ばし読んだので、(たぶん)コアとなる”定常化”の概念が理解しきれてない。誰かと輪講しながら読みたい・・

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    2011年12月28日
  • 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値

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    著者が現代社会のことを真剣に考えて、理論構築しようとしているのは理解できるが、こんなに簡単に定式化されても説得力がないなと思わざるを得ない。人間の価値観や欲望、自然内存在としての制約など多々考慮しなければならないことがあると思う。でも、これからの日本社会を考えるうえでは、大変刺激的で、参考になりました。

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    2011年08月26日
  • コミュニティを問いなおす ――つながり・都市・日本社会の未来

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    全体としてやや複雑で斜め読みでは理解するのが難しかったが、第5章「ストックをめぐる社会保障」において、経済が成熟し定常化した現在の社会では公有地を福祉政策、コミュニティ政策、都市政策の有効なツールとして積極的に活用していくことが重要であること、相続税、土地課税、環境税等によりストックの再分配を図り人生前半の社会保障の財源として活用すること、などが提案されており興味深く読んだ。

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    2022年02月10日