斎藤岬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最後まで読んで、これ、シリーズものなのでは?と思い、調べてみたら果たしてそうだった。
だって、全然謎が解明されないまま終わるんだもの。
〈生命と同等の価値のあるものを盗む〉という予告状が送られた老人は、ホテルの部屋で殺されて発見されるが、それは影武者だった。
と思ったら、はるか昔に影武者と本人は入れかわっていたのだ、とか、余計な情報が入った割に、その後の事件に全く関係なかったようだし。(で、結局死んだのはどっちなの?)
怪盗”ペイパーカット”の目的がまずわからん。
彼にあっさり殺される人がいるかと思えば、彼が勝手に窮地を救ってあげる人もいて、その線引きがわからん。
キャラ立ちはしているけれど、ストーリーに活かされているわけではない。
ことほど斯様にもやもやの残る読後感だったのだ。
あと、”ペイパーカット”を追う保険会社の名前が”サーカム保険”というのだけれど、それを見るたびに、サーカムフレックス(^)を思い出してしまい、会社の社章が(^^)だったらどうしようなど、どうでもいいことをずいぶん考えてしまった。 -
無料版購入済み
鬼が好きなのと、頑張ってる娘が好きなので面白かったのですが、もっとほのぼの系かと思ったら、鬼はとにかく性欲が強く、夜な夜な自慰行為をするというとんでも設定で引きました笑
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Posted by ブクログ
ペイパーカットシリーズの最新刊。
絶海の孤島アルバトロスの秘密施設。
研究内容はペイパーカット。
研究対象はペイパーカットと遭遇し、奇跡的にも生き残った者たち。
伊佐俊一もその中の一人。
閉ざされた研究施設の中で次々と死ぬ「被験者」たち。
その謎に伊佐が挑む。
シリーズの時間軸ではかなり初期の段階のお話。
ロボット探偵と伊佐の初めての出会い。
以下ネタバレ感想。
シリーズの中で一番面白かった!!!!!
ここまで、なんとなく惹かれて読み進めてきましたが、ここにきて「これだよ!」となりました。
大層楽しかったです、本当に。
これまではペイパーカットの「現象」を追う話でしたが、今回は根幹に迫るお話で、これまでなんとなく曖昧だった世界観がはっきりと輪郭を持ったという印象。
なるほどね…。伊佐さんってこういう人だったのか。
この物語の主人公は、間違いなく伊佐俊一であると実感した一冊でした。面白かった。
しかし、面白いね。以下、読みながら考えたこと。
ペイパーカットは、その人が命よりも大切にしているものを、どうやって、いつ知るのか。
出会うということ自体、命より大切なものがあるという証拠、というような描写があるのですが、では、飴屋さんはいつ知るのかな。
いや、たぶん、飴屋さんと出会うことで、大切なものをこれと定めるのでしょうけども…。
ということは、だ。
飴屋さんは何のために姿を現すのかな?
卵が先か、鶏が先か、というような状態になるね。
しかも、飴屋さんはどうしてそれを奪うんだろうか。
奪った後、どうするんだろうか。
なんのために奪うの?なぜ?
理解できない…。
飴屋さんはもうひとつ大きな視点で人類を眺めている節が見えるので、彼は人間ではないのかもしれないね。
意思の集合体…?みたいなものなのかもしれん。
ますます謎が深まりました。
なんだか哲学書を読んでいるような気持にもなります。
続刊が楽しみです。