あらすじ
人に“憑き”、人を操る“刀”を狩る、警視庁銃刀特別対策課――通称“抜刀課”。抜刀課に保管された夜な夜な泣く“鞘”の、行方不明の刀身“蜥蜴丸”を探す警視庁最強の剣士・切通と架光は……!?
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Posted by ブクログ
1巻よりも断然面白いです!
1巻に出てきた九郎と弁慶は、謎がどうであれ、なんとなく「その感じか〜」と思ったのですが、2巻はそれを覆してくれて、俄然続きが楽しみになりました。
斎藤岬の作品の好きなところは、まあまあヘビーな話題を軽く話してしまうところですが(あと本来ならホラーになるシーンでキャラたちが怖がる様が可愛くてあんまり怖くない)、切通くんもご多分に漏れず、どうやら重量級の過去があるようですがさらっっっとかわしてあって好感が持てます。カミングアウトもあっさりとしていて、周りの同僚の対応も「おいおい、先に言っておいてよー」くらいで収まっているのがすごく好きです。
兎茶くんは、初出ではイマイチかしらと琴線を刺激されなかったのですが、暗器系が得意と知って、こちらも好感度アップです。2巻で使ってくれた蛇行剣がべらぼうに格好良かったです。
そして宮内庁の刀禰館さんが!なぜもっと早く出てきてくれなかったの!と思うくらいに好みでした。彼が今後、もっと話に深く関わってくればいいのにと切に願います。