南野ましろのレビュー一覧
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YA小説として読んでみたが、おもしろい!設定もさることながら、謎もちゃんと筋が通っているけど、難しすぎず、ちゃんと想像ができる。小説を読みながらアニメを見ている感じで想像も容易い。続きも早く読みたい。
p.180 「一方で、そんな民が納める税で、私は養われておる。よい衣を着せられ、1度たりとも飢えたことがない。すべて、民のおかげだ」
p.203 「民草(たみくさ)であろうか王であろうが、服を剥げば同じ裸ん坊、肌を切り裂けば、ただの肉と糞の袋じゃな。いかに体を鍛えようと、徳を積もうと、そこを変わらぬ」
「じゃが、それでもなお夢を抱き、己が価値観の物差しを持って、それぞれが高みを目指す。 -
Posted by ブクログ
面白かった~!! 著者はいろいろなシリーズを書きわけはるなあ(当たり前?)。
今、クトゥルフのTRPGにハマッてるせいか、この本はどストライクやった!
ちゅうか、著者がクトゥルフのシナリオとか書いてくれはったらめっちゃ面白いかも。ちゅうか、KPとかやってくれはったらめっちゃ面白くなりそう…。
このシリーズは、医者の卵である遊馬がどう事件を解決していくかっていうのだけがメインではないよね!
そういうのは、鬼籍通覧シリーズやと思う。
著者ならではのそういった医学ネタも織り込みながらのこのファンタジーな。
それも、斬った張ったではなくて(?)わりと舌戦というか、メンタル方面の描写も濃くて、面白い -
Posted by ブクログ
鬼籍通覧や最後の晩ごはんでおなじみの、椹野道流さんによる、タイムスリップ(?)法医学ミステリー&ファンタジー(主人公のアスマが飛ばされた先はアスマの知る世界史とは少し異なるようなので、ひょっとするとタイムスリップではなく平行世界への異世界トリップかも)。オレンジ文庫は、「物語好きのあなたに贈る、ライト文芸レーベル」としているだけあって、物語の題材もタッチも謎も法医学要素もライト(ミステリーの要素はコナン君なみ)。あらすじとしては、夏休み中に母の故郷・マーキス島を訪れた医学生のアスマ(法医学に興味アリ)が過去または平行世界のマーキス島にタイムスリップしてしまい、そこで王家で起こった殺人事件の解決
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Posted by ブクログ
あれっ、付箋が一枚もない・・・(笑)。
(「ここで感想を書きたい」と、思う箇所には付箋を貼りながら読み進めていくため)
もちろん、面白かったけれど、日常が物理的にバタバタしていたので、
「うんうん」
ちゅう具合に、さらーっと読んじゃった感じやね。
相変わらずテンポがいい小説なので余計、さらーっと。
(平行して読んでいた本が結構もっちゃりくっちゃりしていたのでさらにさらっと感に拍車がかかったかも)
でも、女神の狗については中盤以降で話が核心に触れていってる感じがあったので、
もしかして前後編?
と、思ったけれど、この話で完結してました。
いやいや、クリスさんが哀れな(笑)終盤のオチも