寺田克也のレビュー一覧

  • 絵を描いて生きていく方法?

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    寺田さんが描くモノは、一口に「美しい」とは言えない。
    無精髭の生えたオジサン、シワだらけの老婆、たるんだお腹のお肉がエロティックな女性、妖しげで禍々しいクリーチャー…。
    寺田さんの絵には、整然とした美しさと相反する、デコボコ・ザラザラとした質感、荒々しさがあり、熱気や湿り気、ニオイ、手触りが感じられる。キャラクターは人間くさい出で立ちで憎めず、醜い部分すら魅力的に見える。
    私はそんな寺田さんの絵が大好きだ。憧れのイラストレーターは、絵だけではなく、話も上手なのだと知った。

    タイトル通り「絵が上手くなるためには?」「絵を描くことを生業にするためには?」といった話題が多く取り上げられているが、イ

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    2021年10月02日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

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    『マンガ・オブ・ザ・デッド(2012)』を読んでみた。 色んなストーリーがあって面白かった!! お気に入り・・・寺田克也氏の”アンドアイラバー”とうぐいす祥子さんの"死体と暮らすな子供たち"と外薗昌也氏の”死霊の社”とヒロモト森一氏の”少年ゾンビ”で、一番、好きだったのは・・・腑貌篤史氏の”有機溶解人間オルガノゲ”です!!

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    2019年08月13日
  • キマイラ10 鬼骨変

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    いつの間にか出ていた。
    ようやく話が現代に戻ってきて、前に進むかと思いきや、まぁのんびりとしたペース。このペースで物語を進めるのであれば、もっとドンドン新作を出して!といった感じ。もう30年も追いかけているのに。

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    2015年10月04日
  • キマイラ10 鬼骨変

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    ネタバレ

    読み始めたのは、いったいいつだっただろうかというぐらいの昔の話であり、物語の中の時間の経過がほとんどなく、その間に時代が進んでおり、本来は登場しないはずの携帯電話が登場するなど、なんとなく今の当たり前のものが紛れ込んでしまっているが、まあそれは今の話に置き換わっているのだろう。本作はそういう時代の流れの中で、九鬼の高校時代のエピソードなど、物語が持っていた若い時代に戻りつつ、今の時代に即していこうという感があって良い。それにしても最後まで行き着くのか?多くのシリーズに結末をつけつつある作者ではあるが、これは終わらないほうが良いのかもしれない。

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    2014年11月11日
  • リーンの翼 3

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    見事だよ鈴木君!


    在りし日の若き特攻隊員サコミズ・シンジロウの眼を以って兵士の見た戦争を訴える一方で、それからの年月の中で勃発した戦争や内紛をあくまでも客観的にかつ無感情に突きつける手法、実に卑怯である。この絶望感を以ってあるべき時流からはぐれた男の念を推し量らせる手順は実に狡猾である。

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    2013年05月25日
  • リーンの翼 2

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    見事だよ鈴木君!とても色情的だ!


    英雄譚に悲劇あり。栄光の落日、とでも言うべきか、なるほど救世の聖戦士サコミズの物語の終焉、覇王・奸雄の胎動の序章である。

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    2013年05月25日
  • リーンの翼 1

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    見事だよ鈴木君!鈴木君じゃなくてサコミズ・シンジロウ君のお話だったよ鈴木君!

    さて、メディア媒体で目にして気になった本作。手にとってみればなんとメディアのそれとは違い、まずは始めの聖戦士の物語ありきの一冊ときた。
    異邦の者を迎えることにより世界という大海に生じた小さな波紋。一巻ではこんなもの。物語の続きを期待させるのは綺麗な文体ではなく人間味を帯びたセリフの一片か。

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    2013年05月25日
  • キマイラ聖獣変

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    何となく、永井豪の「デビルマン」のラストを思い出してしまった。変化する彼らが、どのようにここへ終着するのか、しないのか。著者の病気と老いが気になるところではあるが、学生の頃からの読者であるので、ここまで引っ張った責任は、ぜひ取ってもらいたい。

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    2025年11月13日
  • キマイラ聖獣変

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    完結巻(仮)という触れ込みには違和感を持ちました。
    この巻以前の話も、この巻以後の話も存在するような内容だったからです。
    著者の生涯小説と公言してるだけあって、本当の着地点を気長に待つしかないのかなぁと思いました。
    未完になったら、読者の数だけ補完される物語があっても良いじゃないという、著者からの新しい試みの巻かもしれません。

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    2025年08月10日
  • キマイラ聖獣変

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    キマイラはまさに僕も、犬神明ロスからこのシリーズに手を染めた二十歳そこそこの時、むさぼって読んだのを覚えている。でも、キマイラも犬神明のように、やがて話のスピードが緩慢になりいつしか僕はそこから卒業していた。しかし、今回はいきなり完結編だと仰るから読んでみたが何も終わってはいなく、終わりの始まりだった。そして「あとがき作家」だというのを思い出せてくれた、あとがき(前書きもあった)の半端ない文章量。キマイラにはもう心が震えなくなっている自分を発見したよ。やはり僕は卒業してしまっていたんだ。

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    2025年05月30日
  • 徳川家康 (新装版)

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    松本清張が書いた、子ども向けの家康の伝記です。職場の先輩に教えてもらい、大河ドラマも放送しているので、予習というか復習のために読みました。
    たまに清張流の「忍耐」「倹約」等の訓話めいた話が入りますが(笑)、家康視点の歴史がサクッとわかり、有難かったです。ちゃんと学校の授業、聞いておきゃよかった(歴史は苦手…)。

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    2023年03月12日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

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     わたしの六月はゾンビ月間。
     ゾンビ作品を検索してたどり着いた一冊。
     まぁそのまんまアンソロジー。
     ちょっとサイズの大きい本なので、リアル書店で探すときには注意が必要。
     
     アンソロジーなので、凝ったものから安直なものまでとりどり。
     イラストや1ページだけの作家も並んでいるので、目当て作家がいる方は注意が必要かも。

     極端につまらないものはなかったけれど、面白いと思えるものも多くはなかった印象。
     アクションありスリラー的なものもあり。
     読者がぞ何尾物に求める形も様々だから、すべてのゾンビファンが全ての話に喜べるつくりには絶対にならないわけで、こんな感じのものが一番なのであろう。

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    2021年06月14日
  • 武田信玄 (新装版)

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    上杉謙信との川中島の合戦は5回
    風林火山
    はやきこと風の如く、静かなること林の如し
    かすめること火の如く、動かざること山の如し
    金山を開発(黒川金山)金山衆
    父、信虎を追放
    治水工事
    軍師、山本勘助、板垣信方

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    2020年07月08日
  • 武田信玄 (新装版)

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    信玄の視点から話しが進んいるので、新たな発見が沢山あり、もともと知ってた事も違うように感じることができた。

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    2019年06月23日
  • キマイラ13 堕天使変

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    ちょっと、雰囲気が変わってきちゃったのが残念。『幻獣少年キマイラ』=ソノラマ文庫=ジュブナイル(今はラノベか)の調子で続行して欲しい。
    キマイラの起源とか、過去の背景は別口に深~くやってもらう方が嬉しいな。

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    2018年03月11日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

    購入済み

    残念

    面白くなかった上に値段が高い。がっかり。

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    2022年09月29日
  • マンガ・オブ・ザ・デッド

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    ゾンビ漫画の競作集。うぐいす祥子の作品あり。絵の上手い人が多いが、絵で魅せるぶん、シナリオの凝った作品は少ない印象。

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    2013年04月17日