棚橋志行のレビュー一覧

  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

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    16世紀の海図から最新の研究成果まで、深海についての知見を物語のように面白くっ綴ったサイエンスノンフィクションである。何よりもわくわくするのは、著者自身が足を運んで、時には深海へもぐり、その驚異と感動を伝えてくれることである。要するに、体を張っているのだ。だからこそ、書かれていることが単なる知識でなく、血肉のような喜びや恐れとして感じられる。深海は孤独で静かである一方、生き物に満ちにぎやかである。そんな深海に、人間は容赦なく開発の手を伸ばそうとしている。私たちは、深海についてほとんど何も知らない。そのことをあらためて教えてくれるとともに、深海を知りたくてたまらなくさせる本である。

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    2024年10月15日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

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    自分の深海探査情報はジェイムズ・キャメロンの個人的探査艇建造時点から更新されていないかった!宇宙開発関係のニュースはどこかの社長がロケットに乗ります含めてどんどん発信されてくるのに海中の探査のニュースは全然出ない。この本も本屋さんをぶらぶらしていて偶然見つけたもの。ネットでもリコメンドで上がってこないしどういう情報を分析してるんだろうね?こうして自分の関心領域も、意識しないと変なバイアスがかかったものだけが流れてきて影響を受けていることがよくわかった。

    深海探査すごい進化してるぞ。本は付箋だらけ。深海探査は国家プロジェクトとしてやっているのかと思いきや、金持ち企業家が各分野のプロを集めた個人

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    2024年07月26日
  • ヒクソン・グレイシー自伝

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    自伝。
    ヒクソン・グレイシーが人生を振り返っている。
    前提になっているであろう姿勢には多くの学びがあると思う。
    また、あのヒクソン・グレイシーにとっても息子さんの死はとてつもなく重いものだったんだなと自伝でよくわかった。
    親より1秒でも長生きするのは育てて貰った子供としてなんとかなし遂げたいと改めて思った。

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    2024年07月02日
  • 真相

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    ヘビー級王者はなにをしてもヘビー級なのだ。
    彼はヒーローになる素質(人間性)が備わっていてストリートで鍛えられた根性もある。ドラッグや喧嘩、酒に女。草吸ってボクシングというスタミナスポーツをあれだけやれるんだからやべぇと思うww
    しかしその反面、動物を愛し人を想いやる優しさは心惹かれるところだ。そしてマイク・タイソンを支えてきた人物達もそんなところに惹かれたのではないかと思う。

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    2024年05月16日
  • 友よ、 水になれ――父ブルース・リーの哲学

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    名言の宝庫。この本は「ブルース・リーになる」ことは教えてくれない(本書を読めば、ブルース・リーもそんなことは望んでないと分かる)が、「最大限自分を表現する」方法を教えてくれる。どうするべきか困ったら本書を開く。
    読めば、ブルース・リーの根源は哲学者とよく分かる。彼の人生も格闘技も全ては、本書の人生哲学から派生している。彼にはもっと長生きして欲しかった

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    2024年05月06日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    コロナウィルス、災害、戦争、物価の高騰、不景気、コンプライアンスにハラスメント。地上の世界はカオスと面倒が渋滞している。

    そんな時だからこそ地下世界にフォーカスしたい。まずはリトル氏のように穴を掘り、そしてカタコンベのようなヒミツのカルチャーを作る。そこにREVSのような文面をキメて、後に密教を作るのも良いよね!なんて妄想が絶えないロマン溢れる一冊だった。

    人生に迷ったならばシャベルを持って穴を掘れ!

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    2024年04月03日
  • 友よ、 水になれ――父ブルース・リーの哲学

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    哲学者、ブルース・リー 格闘家、俳優として有名なブルース・リーはもはや伝説の人だが、娘のシャノン・リーがブルースの哲学者としての側面に光を当てた好著がこれだ。
    決してブルース・リーのような武術家を目指す人向けの書籍ではなく、人生に迷いを感じている人々に読んでいただきたい、そんな作品だ。

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    2026年04月09日
  • 友よ、 水になれ――父ブルース・リーの哲学

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    ブルースリーの人生哲学について娘のシャノン・リーが丁寧に語る本。ブルースリーが日常トレーニングを記録した個人ノートが写真でちらりと紹介されているのに感激。実に勤勉で堅実な人物だったのだ。このノート習慣を真似したくなった。

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    2021年09月10日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    地下世界やアンダーグラウンド、その言葉に魅了される人がいるのはなぜでしょうかー。

    ニューヨークの地下鉄から始まる冒険は、世界をまたぎ、宗教や哲学にまで広がっていきます。

    街の景観や、光のコントラストの美しさを味わうのもいいですが、不安になるような真っ暗闇の洞窟のリアリティを、この本で擬似体験してみるのも、たまにはよいのかもしれません。

    やっぱりノンフィクションっておもしろいですね。

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    2021年01月18日
  • 真相

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    貧乏黒人による裏街道経由のサクセスストーリーとしてはマイルス自叙伝を越えて金字塔扱い。ボクシング一筋なのは前半3分の1くらいで、あとの3分の1はボクシングと裁判の両立、あとの3分の1は裁判に集中している。意外なほど読書家で博識、本人がどこまで直接書いているのかは分からないけど、気の利いた詩的な言い回しが随所に登場して格好いい。

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    2017年03月14日
  • 真相

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    ネタバレ

    元ボクシングヘビー級絶対王者マイク・タイソンの自伝。結構なページ数がある大著であるが、彼の人生には、それだけいろいろなことがあったということだ。『真相』というタイトルの通り、タイソン自身がかなり赤裸々に自身の人生で起こったことについて語っている。衝撃的である意味では喜劇的でもあったレイプ事件などについて、彼から見た「真相」が書かれている。もちろん、「真相」のいくつかについては割り引いて読む必要はありそうではあるが。

    無敗のタイソンが、東京ドームでジェームス・ダグラスに敗れた大番狂わせの試合のことは覚えている。この本を読むと、その裏で、傲慢さと心の弱さによって、それまでに蓄積した自らの貯金をタ

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    2015年08月30日
  • 真相

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    ボクシングを制し、ボクシングを愛し、ボクシングに悩み、ボクシングに苦しめられた一人の男の物語。キャリアで最初の敗北を喫してからは、酒とコカインとセックスに溺れるも、なぜ社会はそれを放置し、矯正させなかったのか、等々。これを読んだだけで、我々一般人が常日頃抱えている悩みなんて本当にちっぽけなものだと思いました。

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    2015年01月04日
  • 暗殺の冬

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    最後の方の急展開や大人の静かな愛と抑制の描写がグッときた。
    父親がそこまで強くない家庭で育った女の私には「十年に一度の傑作とまでは……」だったけど、父親と息子の関係にグッとくる人、父親の存在が大きい幼少期を過ごした人、大人になってから父親のことを理解したいと思ったことがある人が読んだら、十年に一度の傑作になる気がする。

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    2026年06月27日
  • 暗殺の冬

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    1986年の連続殺人事件を親子2代の警察官の人生と重ねて描いていく。帯にあるようにとても重厚なミステリ。
    読み終わった今、喪失感すら感じるほどここ数日は物語にのめりこんだ。

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    2026年06月20日
  • 暗殺の冬

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    ネタバレ

    さして人気もない首相の暗殺がそこまで国民や警察の精神的影響を与えるかはわからないまま読み終えたが、オビの10年に1度の傑作とまではいかなかったかな。ただ、北欧ミステリのイメージとして、重く苦い雰囲気が味わえる良質のミステリ。30年に渡っての警察官親子の捜査は苦悩に満ちており、この間違えをどう評価すべきか悩んでしまうが、何とか話は解決するので、読後感はそれなりにすっきりはする。さすが30年に渡る物語なので、一定年ごとに登場人物表が出てくるのはありがたかった。同じ警察官を職とする父と子の物語。

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    2026年06月15日
  • フロント・サイト2 ジョニー・チューズデイ

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    プロローグ

    舞台は、1947年チェスターフィールド
    黒人居住地区リバティーヴィルに一人の
    白人男性が舞い降りる

    その名も、“アール・スワガー”

    そう、アメリカで最も有名なスナイパー
    “ボブ・リー・スワガー”の父親である

    理由あって、謎の漢、“ジョニー・チューズデイ”と
    偽名を名乗っての登場だ!


    本章
    『フロント・サイト2』“JohnnyTuesday”★4.5
    200頁という短いストーリーだったが、流石の名手
    お得意のガンアクションが随所に散りばめられた
    極上のミステリー

    何故、アールは偽名を使って、関係の無い事件に
    首を突っ込んだのかがラストに証される!
    やっぱりこういうところ

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    2026年01月11日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

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    宇宙と深海は私の中では「闇」「未知との遭遇」「謎」という同じ要素を持ったものなのだけど、そこに集まる資金は右中と深海では別物らしい。世の中の富豪?みたいな人が寄付して何とかなってる深海探査。知れば知るほど人類が荒らしていく未来しか見えなくなる。

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    2025年12月26日
  • 燎原の死線(上)

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    義父が亡くなった。
    留守電にメッセージを残して、そんな中、謎の女に薬を盛られ海兵隊を除隊されてしまう、主人公のレッド。
    義父のJBの故郷、少年時代を過ごした我家に帰りJBの死の真相を知る。殺害された事をJBの土地の権利を欲しがっいる、世界で有数の金持ちのゲージ家の兄、そして美しい妹、真相は。
    下巻を読むスピードが速まると感じる上巻であった。

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    2025年05月21日
  • 時計仕掛けの恋人

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    危ない女にハマるのは凄く分かる!これはハマる!どうなるの!?とページを捲る手が止まらなかったけど、最後はしっかり完結じゃなかったのは残念。でもやはりこの作者は好きだなぁ。

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    2025年01月06日
  • 時計仕掛けの恋人

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    この作者の作品が好きなので買いました!主人公の現在と大学時代のパートを交互に出しながら進んでいくストーリー。大学時代に好きになった彼女に翻弄され続ける主人公。この彼女、さながら不二子のようなキャラクター。一方の主人公は、ちょっといい人すぎて普通なら、これはないなと思いつつも、先行きがなかなか予測がつかないストーリーを楽しめました。ただ、最後はちょっと尻切れトンボの終わり方だったのが、消化不良に感じました。

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    2024年11月14日