棚橋志行のレビュー一覧

  • 時計仕掛けの恋人

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    危ない女にハマるのは凄く分かる!これはハマる!どうなるの!?とページを捲る手が止まらなかったけど、最後はしっかり完結じゃなかったのは残念。でもやはりこの作者は好きだなぁ。

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    2025年01月06日
  • 時計仕掛けの恋人

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    この作者の作品が好きなので買いました!主人公の現在と大学時代のパートを交互に出しながら進んでいくストーリー。大学時代に好きになった彼女に翻弄され続ける主人公。この彼女、さながら不二子のようなキャラクター。一方の主人公は、ちょっといい人すぎて普通なら、これはないなと思いつつも、先行きがなかなか予測がつかないストーリーを楽しめました。ただ、最後はちょっと尻切れトンボの終わり方だったのが、消化不良に感じました。

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    2024年11月14日
  • UFC帝国戦記 1993-2023

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    今や全米4大スポーツを超える人気とも言われる総合格闘技団体UFCの30年に渡る舞台裏を追った一冊。もちろん(?)PRIDEの話題は不可避なので日本人読者でも(日本の格闘技ファンこそ?)楽しめる内容。ヒョードルのUFC参戦をめぐる物語は当時リアルタイムでニュースを追っていたので懐かしい。そして何より榊原社長が現在もRIZINを率いて日本格闘技界の中心にいるという数奇な事実が歴史の面白さ。ただし、あくまで会社・ビジネスの話が中心なのでMMA進化史や技術論はほとんど書かれていない。それは終章がマクレガーvs.メイウェザーであることからも察せられるだろう。とはいえそれで面白さが削がれることはなく、むし

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    2024年11月13日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    ラジオで紹介されていたため手に取る。
    地下世界が世界の中にこんなにあったなんて!
    本書を読むまで地下世界を想像したことすらなかった。
    一切の太陽の光が入らず、方向感覚もなくなり、代謝が遅くなり、視覚と聴覚が鈍くなり、、
    時間生物学の実験の中で2ヶ月間とかに潜り生活する実験の話が出ていた。その中で被験者の研修者は錯乱状況になる。「今になって理解した」「神話で地獄の場所が必ず地下に定められていた理由を」と記している。一定の境界を越えると、その先に必ず現れるのが幻覚。全ての感覚を遮断されると逆に感覚が鋭利になり覚醒したような状態になる。その後、意識が内側へ内側へ向いてくる状態となり、一種のトランス状

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    2024年11月03日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    パリのカタコンブさすがにおしゃん
    地下をたまり場にしてバンドだのDJだの蝋燭灯しながらのシャンパンパーリーだのサイコーすぎ
    洞窟で絵とか彫刻とか芸術活動するっちゅーのもサイコーに楽しそうだけど、最重要作品が葛飾北斎の神奈川沖浪裏っちゅーのは、シンプルに、なんで?ww
    そして映画館まで作っちゃうってカタフィル楽しそー

    ボリビア・アンデスの鉱山の街ポトシ
    鉱山に棲む霊的存在エル・ティオ くそこえぇ!
    は?てかまじで先住民とかその聖地にリスペクトがない部外者がしゃしゃってくんじゃねーよ
    モンドング、鉱業会社から鉱山を守ってー!

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    2024年09月08日
  • デンマークに死す

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    ネタバレ

    こんなにも男前でかっこよく、ただ時折りみえる弱さに人間味を感じて、
    主人公のゲーブリエル・プレストに出会えたことが、心からうれしい。
    彼は私立探偵、副業でブルース・ミュージックのギタリストをしている。
    ユーモアのセンスがあり、とんでもなくお洒落(度々のファッションの描写を、読むたび心待ちにしていた)。
    家具も相当のこだわりがあり、自宅の改修に10年ほど取り組んでいて、いまなお進行中(十八世紀フランスの年代物の浴槽、スペイン製の白と黒のアンティークセラミックタイルなどなど)。
    そして、めっぽうもてる(鮮烈に描かれる女性たちがなんとまあ美しい)。
    ただ、独身であり、相当折り合いがつかなかった元妻と

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    2024年07月26日
  • 時計仕掛けの恋人

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    ピータースワンソンさんのデビュー作

    今まで読んでたのと雰囲気違うなぁと思ってたらデビュー作だったので納得
    これから更にハラハラドキドキした作品を出し続けてるので圧巻


    冒頭あたりから頭の中に???と謎が湧いてて、読み進めてるうちに少し解決して、また新たな謎が出てくる

    結末にはちょっと含みを持たせてたから
    私としてはもっとビシッと解決してほしい!笑


    冒頭〜中盤あたりは面白くて読み進めるスピードが上がります!

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    2024年04月08日
  • 標的:麻薬王エル・チャポ

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    最初は、あまり面白くなかったが、中盤から結末に進むにつれて、面白く一気に読むことができた。麻薬カルテルに興味がある人は必見

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    2023年10月21日
  • AFTER STEVE アフター・スティーブ 3兆ドル企業を支えた不揃いの林檎たち

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    Twitterで発売知り、是非とも読みたいと思い購入。

    ジョブズ亡き後、2021年までのアップルの動きをクックとアイブを交代させながら進める流れ。断片的な話は勿論知っていたが、Apple Watch誕生の件は全然知らず新鮮だったし、他の部分もこれを読むことでより解像度が上がった。 この本を読んでいて、トランプ政権時の振舞いはクックだからなんとかなったのかなと感じるとともに、ビジネス戦略の変遷という意味でも興味深く読んだ。

    一般的な本よりちょっと大きめ、かつ後書きまで460ページ程と大ボリュームだが、面白さを失わずに読み進めることができた。

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    2022年11月23日
  • 時計仕掛けの恋人

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    ネタバレ



    関わったら絶対ヤバいわかっていても、読んでいくうちに主人公の男性と一緒に沼にハマってしまう!笑

    サイコパスで危ない女性とのミステリー


    どんな手を使っても過去を精算し、

    人生を変え続ける女と

    過去からは決して逃げられない、

    昔の女を忘れられない変われない男


    男女の本質な部分を分かりやすい対比で深掘りしてる。
    傑作だと思った。

    ミステリー好きじゃない人にもおすすめしたい






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    2022年11月18日
  • 時計仕掛けの恋人

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    アリスが語らないことには、のピーター・スワンソンデビュー作との帯に惹かれて。
    なかなか面白くてするすると読み進められました。

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    2022年09月19日
  • 真相

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    史上最強のボクサー、マイクタイソン初めての自伝。20歳で最年少ヘビー級チャンピオンになり、栄光を掴むが、廻りの大人達に取りつかれたように集られ、アルコール、コカインで転落していく様を赤裸々に語られている。
    イベンターホリフィールドへの耳噛みつき事件の真相など読みごたえありの作品。この逆境から立ち直り復活をとげた彼に勇気を貰える一冊。

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    2022年05月08日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    9章で構成される地下の話。
    1章はニューヨークの地下を冒険する話。
    2章はパリ。
    3章は地下の微生物。
    4章は鉱夫と地下聖地。
    5章は穴掘りの衝動とカッパドキア。
    6章は地下における感覚喪失。
    7章は地下グラフティと古代遺物。
    8章は闇がもたらす精神への影響。
    9章は地下と宗教。

    徐々に展開される地下への考察は地下冒険から生物としての闇への畏怖へ及ぶ。
    訳者の力量も相まって読ませる本だった。

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    2021年09月23日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    各地の地下世界の話が面白い上に、本全体からすると異質な第6章「迷う」がとても良かった。迷うということはとかくネガティブに捉えられがちですが、人は迷うことで自分が進むべき道を発見したり、別の道を進むきっかけになる、という指摘は目から鱗です。読書中は枕元において寝る前に1章ずつ読み進めていったのですが、このスタイルも地下世界の闇に思いを馳せる意味で、とても良かった。

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    2021年08月05日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    本書を手にしたのは他でもない、冒頭の「挨拶―日本語版に寄せて」が秋庭俊への言及から始まっていたから。東京の地下に秘密の基幹施設網があったと信じた彼が著した『帝都東京・隠された地下網の秘密」を、発行された当時貪るように読んだことを思い出す。
    本書もそれと同類のノンフィクションかと思って手にしたのだけれど、「○曜スペシャル」的な匂いのする秋庭本とはまったく違う、若干の偏執が入り混じった、より深みのある思索の本だった。光が届かず、方向感覚を完全に失った、理性や論理を超えた世界。著者が指摘するところの「心の洞窟」に入る決心はワタシにはまだつかない。

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    2021年05月16日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    NYの地下鉄のトンネルを皮切りに、世界各地の地下へ潜り、地球と人の心の奥をのぞいた地下愛好家[カタフィル]の地下世界旅行記。


    地下愛好家(言うまでもなく大半が不法侵入である)としての体験談と歴史的な記述が混ざりあい、著者の皮膚感覚とかつて地下に潜った人びとのそれが一体化していくような語り口が魅力だ。パリのカタコンベの章が特に面白かった。カタコンベの地下室は北斎の神奈川沖浪裏の壁画や岩盤を削って作られた城とガーゴイル、スプレーアートのトーテムポールなどなどに彩られ、夜な夜なレイヴパーティーが開かれるという。写真を見ると退廃的な雰囲気がたまらない。
    都市の地下は野良アーティストたちの縄張りでも

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    2021年05月03日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    どの章も興味深いがグラフィティアーティストと古代の洞窟壁画が出てくる章は小説のような味わい

    著者が地下で迷子になる話や暗闇で幻覚を見る話どれも面白い

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    2020年12月01日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    「地下世界」をテーマにした異色のルポ。
    著者は、雑誌記者を経てノンフィクション作家となった。本書は初の著作である。

    少年の頃、洞窟を探検したことがある著者は、ある時、まさにその洞窟を撮った写真に惹きつけられる。
    写真を撮影したのは都市探検家グループの一員だった。著者は彼らに誘われ、ニューヨークの下水管を巡った。
    それを皮切りに、地下への旅が始まる。
    パリの地下納骨堂。アボリジニの聖地。カッパドキアの地下都市。ピレネー山脈の洞窟。マヤ人の雨乞いの地。
    それは下方へと向かうだけでなく、奥へと、そして闇へと向かう類まれな経験だった。

    地獄(Hell)の語源は、インド=ヨーロッパ祖語の「隠す」(k

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    2020年11月09日
  • 真相

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    ネタバレ

    ギャングスタのブリンブリンの先駆けがタイソンとはビックリ。

    カスダマトが亡くなった時点で目標を見失った様で、まぁ凄い生活。。ボクシングに対する取り組みに関してはとても尊敬は出来ませんね(笑)歴史に残るボクサーなのは間違いないですけどね。

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    2020年04月10日
  • 標的:麻薬王エル・チャポ

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    ドン・ウィンズロウの犬の力を復習するように読み進めてしまうが、こっちはノンフィクションであり、これを元にしたのが彼の作品であるということ。
    いやあ、たった一人の人間が、これだけ強大で残忍な力をもつのか。
    狂ったメキシコの物語

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    2019年12月28日