棚橋志行のレビュー一覧

  • フロント・サイト2 ジョニー・チューズデイ

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    アールスワガーの活躍を読みたくて、シティオブミートより先に読みました。
    最盛期を過ぎたと書かれているものの、軍神の凄さは健在でやっぱりかっこいい。

    特に敵の手練の戦闘シーンはカッコよく相手も誇り高く敵ながらあっぱれという感じも良かった。

    第二次世界大戦やアメリカの当時の情景、銃の開発の歴史などの知識がついてくると更に面白くなっていくのもハンターの作品の醍醐味ではないか。
    銃弾の庭を始めアールスワガーシリーズをもう一度読み直したくなる作品でした。

    叶うなら第二次世界大戦のアールの戦いの場面をピックアップしてシリーズ化してほしい。

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    2025年07月07日
  • 友よ、 水になれ――父ブルース・リーの哲学

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    読書会で紹介されて、その後お勧めもされて読んだ本

    正直、ブルース・リーという人はほとんど知らなくて『燃えよドラゴン』の人という認識くらいでしたし、しかもその作品も観ていないという……

    読んだほうがいい、と渡されなければ手にもしなかったことでしょう

    ブルース・リーのイメージ、そこまで変わりませんでしたが哲学としての考え方には心揺さぶられるものがありました
    哲学と合わせた自己啓発本です
    悩んだとき、躓いたとき、振り返って読んでみたいと思える本だと思います

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    2025年06月29日
  • 燎原の死線(下)

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    自分を守る為、FBIで秘密裡に息子のレッドをJBに預けたクラインそして、人類を裏で動かすトゥエルブいう12名の選ばれた組織、その組織の一員のアントン ゲージ。
    JBの死の真相に近づくに連れ、闇の組織が姿を現す。
    レッドの海兵隊員を全滅に至らしたのは?クライン?
    誰がJBを?
    まるでハリウッド映画を鑑賞している自分がいた。

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    2025年05月28日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    ピレネー山脈のテュク・ドドゥベール洞窟。ここは、ショーヴェ、ラスコー、アルタミラに並ぶ先史時代の洞窟芸術の宝庫。現在は未公開。ところが、著者ウィル・ハントは幸運にも、この洞窟の所有者、78歳のベグエン侯爵や研究者たちと一緒に入ることができた。この体験記が圧巻。洞窟芸術について簡と要を得た説明もすばらしい。
    別の章には、ミシェル・シフレも登場。1962年、23歳の彼(地質学専攻の大学院生だった)は、アルプス山脈のスカラッソン洞窟に入って2カ月間生活する。彼がそこで発見するのはヒトのバイオリズム、そして意識の変性状態も体験する。同じ頃、心理学者のドナルド・ヘッブらは、洞窟のような刺激のない環境に人

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    2025年05月09日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

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     深海への人類の挑戦を本人の体験をもとに書かれた著作で、実際に深海に行った筆者が書いたものである。
    生きて帰ってこれないかもしれないという恐怖や実際に観た深海の感動が伝わってくる本。
     では自分も行ってみたいかと考えるとそれはまた別の話でちょっと厳しいかも。。。という感想です。

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    2025年03月23日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

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    深海をどう定義するのかはいろいろな意見があるようですが、本書では太陽光が届かなくなる200mよりも深い海域を深海と扱っています。その定義に従えば、地球表面の65%が深海域となるとのこと。本書は、深海へ挑んだいくつかのプロジェクトを通じて、深海域がいかに生物種に富んだ世界であるか、また将来に向けての問題点などを扱っています。
    本書にもある通り、宇宙へ到達した人間は数百人レベルなのに対し、最も深いマリアナ海溝チャレンジャー海淵(水深は10900m程度)に到達したのはわずか数人です。そのハードルは1平方センチあたり1トンを超える水圧はもちろんですが、何より深海底には地図がないのでGPSが使えません。

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    2025年02月18日
  • フロント・サイト3 ファイヴ・ドールズ

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    スティーヴン・ハンター『フロント・サイト 3 ファヴ・ドールズ』扶桑社ミステリー。

    スワガー・サーガ中篇三部作の第三部最終巻。

    第一部『フロント・サイト 1 シティ・オブ・ミート』がチャールズ・F・スワガーの物語で、第二部『フロント・サイト 2 ジョニー・チューズデイ』はアール・スワガーの物語だったが、この第三部はボブ・リー・スワガーの物語になっている。三部作を読めば、スワガー家3代の物語が一望出来るという面白い趣向になっている。

    本作は『極大射程』を始めとする数々の作品で、そのヒーローぶりを演じてきたボブ・リー・スワガーの32歳とまだ若い頃の活躍が描かれ、読みどころがたっぷりの面白い中

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    2025年02月10日
  • フロント・サイト2 ジョニー・チューズデイ

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    スティーヴン・ハンター『フロント・サイト 2 ジョニー・チューズデイ』扶桑社ミステリー。

    2024年12月末、行き付けの書店に行くとネットの新刊案内には一切情報が無かったのに、新刊コーナーにいきなりスティーヴン・ハンターの新刊が2冊並んでいたので驚いた。

    本作は『フロント・サイト 1 シティ・オブ・ミート』に続くスワガー・サーガ中篇三部作の第二部である。

    ボブ・リー・スワガーの父親であるアール・スワガーの物語ということなのだが、何故か登場人物の一覧にはその名は無い。賢明な読者であれば、謎の男ジョニー・チューズデイこそがアール・スワガーの偽名であることに早々に気付くだろう。

    本作では『フ

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    2025年01月17日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

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    16世紀の海図から最新の研究成果まで、深海についての知見を物語のように面白くっ綴ったサイエンスノンフィクションである。何よりもわくわくするのは、著者自身が足を運んで、時には深海へもぐり、その驚異と感動を伝えてくれることである。要するに、体を張っているのだ。だからこそ、書かれていることが単なる知識でなく、血肉のような喜びや恐れとして感じられる。深海は孤独で静かである一方、生き物に満ちにぎやかである。そんな深海に、人間は容赦なく開発の手を伸ばそうとしている。私たちは、深海についてほとんど何も知らない。そのことをあらためて教えてくれるとともに、深海を知りたくてたまらなくさせる本である。

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    2024年10月15日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

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    自分の深海探査情報はジェイムズ・キャメロンの個人的探査艇建造時点から更新されていないかった!宇宙開発関係のニュースはどこかの社長がロケットに乗ります含めてどんどん発信されてくるのに海中の探査のニュースは全然出ない。この本も本屋さんをぶらぶらしていて偶然見つけたもの。ネットでもリコメンドで上がってこないしどういう情報を分析してるんだろうね?こうして自分の関心領域も、意識しないと変なバイアスがかかったものだけが流れてきて影響を受けていることがよくわかった。

    深海探査すごい進化してるぞ。本は付箋だらけ。深海探査は国家プロジェクトとしてやっているのかと思いきや、金持ち企業家が各分野のプロを集めた個人

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    2024年07月26日
  • ヒクソン・グレイシー自伝

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    自伝。
    ヒクソン・グレイシーが人生を振り返っている。
    前提になっているであろう姿勢には多くの学びがあると思う。
    また、あのヒクソン・グレイシーにとっても息子さんの死はとてつもなく重いものだったんだなと自伝でよくわかった。
    親より1秒でも長生きするのは育てて貰った子供としてなんとかなし遂げたいと改めて思った。

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    2024年07月02日
  • 真相

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    ヘビー級王者はなにをしてもヘビー級なのだ。
    彼はヒーローになる素質(人間性)が備わっていてストリートで鍛えられた根性もある。ドラッグや喧嘩、酒に女。草吸ってボクシングというスタミナスポーツをあれだけやれるんだからやべぇと思うww
    しかしその反面、動物を愛し人を想いやる優しさは心惹かれるところだ。そしてマイク・タイソンを支えてきた人物達もそんなところに惹かれたのではないかと思う。

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    2024年05月16日
  • 友よ、 水になれ――父ブルース・リーの哲学

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    名言の宝庫。この本は「ブルース・リーになる」ことは教えてくれない(本書を読めば、ブルース・リーもそんなことは望んでないと分かる)が、「最大限自分を表現する」方法を教えてくれる。どうするべきか困ったら本書を開く。
    読めば、ブルース・リーの根源は哲学者とよく分かる。彼の人生も格闘技も全ては、本書の人生哲学から派生している。彼にはもっと長生きして欲しかった

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    2024年05月06日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    コロナウィルス、災害、戦争、物価の高騰、不景気、コンプライアンスにハラスメント。地上の世界はカオスと面倒が渋滞している。

    そんな時だからこそ地下世界にフォーカスしたい。まずはリトル氏のように穴を掘り、そしてカタコンベのようなヒミツのカルチャーを作る。そこにREVSのような文面をキメて、後に密教を作るのも良いよね!なんて妄想が絶えないロマン溢れる一冊だった。

    人生に迷ったならばシャベルを持って穴を掘れ!

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    2024年04月03日
  • 友よ、 水になれ――父ブルース・リーの哲学

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    ブルースリーの人生哲学について娘のシャノン・リーが丁寧に語る本。ブルースリーが日常トレーニングを記録した個人ノートが写真でちらりと紹介されているのに感激。実に勤勉で堅実な人物だったのだ。このノート習慣を真似したくなった。

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    2021年09月10日
  • 地下世界をめぐる冒険――闇に隠された人類史

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    地下世界やアンダーグラウンド、その言葉に魅了される人がいるのはなぜでしょうかー。

    ニューヨークの地下鉄から始まる冒険は、世界をまたぎ、宗教や哲学にまで広がっていきます。

    街の景観や、光のコントラストの美しさを味わうのもいいですが、不安になるような真っ暗闇の洞窟のリアリティを、この本で擬似体験してみるのも、たまにはよいのかもしれません。

    やっぱりノンフィクションっておもしろいですね。

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    2021年01月18日
  • 真相

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    貧乏黒人による裏街道経由のサクセスストーリーとしてはマイルス自叙伝を越えて金字塔扱い。ボクシング一筋なのは前半3分の1くらいで、あとの3分の1はボクシングと裁判の両立、あとの3分の1は裁判に集中している。意外なほど読書家で博識、本人がどこまで直接書いているのかは分からないけど、気の利いた詩的な言い回しが随所に登場して格好いい。

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    2017年03月14日
  • 真相

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    ネタバレ

    元ボクシングヘビー級絶対王者マイク・タイソンの自伝。結構なページ数がある大著であるが、彼の人生には、それだけいろいろなことがあったということだ。『真相』というタイトルの通り、タイソン自身がかなり赤裸々に自身の人生で起こったことについて語っている。衝撃的である意味では喜劇的でもあったレイプ事件などについて、彼から見た「真相」が書かれている。もちろん、「真相」のいくつかについては割り引いて読む必要はありそうではあるが。

    無敗のタイソンが、東京ドームでジェームス・ダグラスに敗れた大番狂わせの試合のことは覚えている。この本を読むと、その裏で、傲慢さと心の弱さによって、それまでに蓄積した自らの貯金をタ

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    2015年08月30日
  • 真相

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    ボクシングを制し、ボクシングを愛し、ボクシングに悩み、ボクシングに苦しめられた一人の男の物語。キャリアで最初の敗北を喫してからは、酒とコカインとセックスに溺れるも、なぜ社会はそれを放置し、矯正させなかったのか、等々。これを読んだだけで、我々一般人が常日頃抱えている悩みなんて本当にちっぽけなものだと思いました。

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    2015年01月04日
  • 燎原の死線(上)

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    義父が亡くなった。
    留守電にメッセージを残して、そんな中、謎の女に薬を盛られ海兵隊を除隊されてしまう、主人公のレッド。
    義父のJBの故郷、少年時代を過ごした我家に帰りJBの死の真相を知る。殺害された事をJBの土地の権利を欲しがっいる、世界で有数の金持ちのゲージ家の兄、そして美しい妹、真相は。
    下巻を読むスピードが速まると感じる上巻であった。

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    2025年05月21日