棚橋志行のレビュー一覧
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ネタバレ2026年の28冊目は、クリストフェル・カールソンの「暗殺の冬」です。ミステリーという枠を越えて、優れた文学作品と言っても良い趣が有ります。私達がどう生きるのか?どう罪と向き合って行くのか考えさせられる作品です。
勿論、ミステリー作品としても派手な展開こそ有りませんが、優れていると思います。いくつもの伏線が散りばめられ、ラストに向けて回収されて行きます。
スウェーデンにとってのJFK暗殺事件、1986年に起きたオロフ・パルメ首相が暗殺されたその日に、1人の女性が暴行され死亡するという事件を発端にハッランド地方にティアルプの怪物と呼ばれる殺人鬼が出現します。
スヴェンとヴィダルという警察官親子、作家の私、スヴェンの同僚エヴィ、第三の事件の被害者イセラの心情が丁寧に描写されて行きます。そこで私達は、事件とスウェーデンの田舎社会に囚われてしまった人達の哀しい人生を見せ付けられます。10年に一度は、言い過ぎだとは思いますが、年間ベスト級の素晴らしい本だと思います。
☆4.8 -
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プロローグ
舞台は、1947年チェスターフィールド
黒人居住地区リバティーヴィルに一人の
白人男性が舞い降りる
その名も、“アール・スワガー”
そう、アメリカで最も有名なスナイパー
“ボブ・リー・スワガー”の父親である
理由あって、謎の漢、“ジョニー・チューズデイ”と
偽名を名乗っての登場だ!
本章
『フロント・サイト2』“JohnnyTuesday”★4.5
200頁という短いストーリーだったが、流石の名手
お得意のガンアクションが随所に散りばめられた
極上のミステリー
何故、アールは偽名を使って、関係の無い事件に
首を突っ込んだのかがラストに証される!
やっぱりこういうところがハンターが末永く愛される所以なんだなと、つくづく思う
スワガー家は熱い血筋を受け継いだ一族なのだ!
因みに、作家のスティーヴン・ハンターは、1946年生まれなので、今年で御年80歳である
今尚衰えぬ才筆にあらためて“天晴”と云いたい!
エピローグ
寒さ極まる1月の暮れなずむ夕日を背に、一人掛け用の安楽椅子(登場20回目)で本作を読み終えた
外は極寒だか、心は温かさと充足感で満たされている
本書のラストが実にホロッとさせられたせいだ
スワガー軍曹のような、上司であれば部下は
幸せだろうな
そう思った!
自身が何人もの部下を携えてならないといけないのに!
最後に涙目でそう思った(¯―¯٥)8v♪
次は、真打“ボブ・リー・スワガー”登場の
『フロント・サイト3』
“Five Dolls for the Gut Hook”だ!!!
完
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今や全米4大スポーツを超える人気とも言われる総合格闘技団体UFCの30年に渡る舞台裏を追った一冊。もちろん(?)PRIDEの話題は不可避なので日本人読者でも(日本の格闘技ファンこそ?)楽しめる内容。ヒョードルのUFC参戦をめぐる物語は当時リアルタイムでニュースを追っていたので懐かしい。そして何より榊原社長が現在もRIZINを率いて日本格闘技界の中心にいるという数奇な事実が歴史の面白さ。ただし、あくまで会社・ビジネスの話が中心なのでMMA進化史や技術論はほとんど書かれていない。それは終章がマクレガーvs.メイウェザーであることからも察せられるだろう。とはいえそれで面白さが削がれることはなく、むしろ「よくそんな調子で会社潰れなかったな」と思わずにはいられないw
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ラジオで紹介されていたため手に取る。
地下世界が世界の中にこんなにあったなんて!
本書を読むまで地下世界を想像したことすらなかった。
一切の太陽の光が入らず、方向感覚もなくなり、代謝が遅くなり、視覚と聴覚が鈍くなり、、
時間生物学の実験の中で2ヶ月間とかに潜り生活する実験の話が出ていた。その中で被験者の研修者は錯乱状況になる。「今になって理解した」「神話で地獄の場所が必ず地下に定められていた理由を」と記している。一定の境界を越えると、その先に必ず現れるのが幻覚。全ての感覚を遮断されると逆に感覚が鋭利になり覚醒したような状態になる。その後、意識が内側へ内側へ向いてくる状態となり、一種のトランス状態となる。そういった状態を古来から闇への畏敬を持ってして儀式や宗教体験とと結びつけてきた歴史がある。人間の感覚や脳は受ける刺激や感情によっていかようにも変容しうるものなんだと感じた。 -
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ネタバレこんなにも男前でかっこよく、ただ時折りみえる弱さに人間味を感じて、
主人公のゲーブリエル・プレストに出会えたことが、心からうれしい。
彼は私立探偵、副業でブルース・ミュージックのギタリストをしている。
ユーモアのセンスがあり、とんでもなくお洒落(度々のファッションの描写を、読むたび心待ちにしていた)。
家具も相当のこだわりがあり、自宅の改修に10年ほど取り組んでいて、いまなお進行中(十八世紀フランスの年代物の浴槽、スペイン製の白と黒のアンティークセラミックタイルなどなど)。
そして、めっぽうもてる(鮮烈に描かれる女性たちがなんとまあ美しい)。
ただ、独身であり、相当折り合いがつかなかった元妻との間にいる娘を愛する父の姿も垣間みえる。
そんな彼は、人生最愛だった10年前の元カノへの気持ちをずっと引きずっている一面も。
とある日の夜、そんな弁護士である元カノとブルース・バーで再会。殺人容疑で有罪とされている移民男性の弁護をすることになり、無実の証明を助けてほしいとの依頼を受けることで今回の事件は始まる。
この話には、デンマークや宗教の歴史が絡み合っていて、現社会にもつながることがある。
私自身、宗教や移民について詳しくなかったため、本書がきっかけで学び始めているところ(これは知らなくてはならないと使命感に駆られた)。
まちがいなく、素晴らしいこの本書に突き動かされた。
街並み、料理、お酒、スイーツ、いますぐにコペンハーゲンへ行きたくなる様な、ありありと彷彿させる文章も醍醐味のひとつ。
あー、旅に行きたい。 -
Posted by ブクログ
Twitterで発売知り、是非とも読みたいと思い購入。
ジョブズ亡き後、2021年までのアップルの動きをクックとアイブを交代させながら進める流れ。断片的な話は勿論知っていたが、Apple Watch誕生の件は全然知らず新鮮だったし、他の部分もこれを読むことでより解像度が上がった。 この本を読んでいて、トランプ政権時の振舞いはクックだからなんとかなったのかなと感じるとともに、ビジネス戦略の変遷という意味でも興味深く読んだ。
一般的な本よりちょっと大きめ、かつ後書きまで460ページ程と大ボリュームだが、面白さを失わずに読み進めることができた。