【感想・ネタバレ】標的:麻薬王エル・チャポのレビュー

あらすじ

世界最凶の男を狩れ!腐敗した当局、拷問、裏切り。
元DEA捜査官が実名で告白――中米麻薬カルテル壊滅作戦。
【解説】丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)

「世界最重要指名手配犯」エル・チャポとは:
本名:ホアキン・アルチバルド・グスマン・ロエーラ
1957年4月4日、シナロア州バディラグアト市ラトゥナ生まれ。
メキシコの世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルの首領。
コカインとマリファナを世界各地に密輸して巨万の富を得た闇の実業家。
1993年に逮捕後、2001年に脱獄。米当局から「アル・カポネ以来最大の社会の敵」と呼ばれる。
本書はエル・チャポを逮捕した元麻薬取締局(DEA)捜査官が8年に及ぶ捜査の裏側を語った実話である。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最初は、あまり面白くなかったが、中盤から結末に進むにつれて、面白く一気に読むことができた。麻薬カルテルに興味がある人は必見

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2023年10月21日

Posted by ブクログ

ドン・ウィンズロウの犬の力を復習するように読み進めてしまうが、こっちはノンフィクションであり、これを元にしたのが彼の作品であるということ。
いやあ、たった一人の人間が、これだけ強大で残忍な力をもつのか。
狂ったメキシコの物語

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2019年12月28日

Posted by ブクログ

ネットフリックスで「エルチャポ」を見たあと、さらに深堀したく、調べていたらこの本があった。DEAの視点からホアキンを追っていく流れを記述している。

映像のスピード感になれてしまうと、自身の話や、ホアキンに関係のない描写などは邪魔だなと感じてしまう。尺を稼ぐためだが、半分以下に圧縮できるだろう。

一番おもしろく読めたところは、皮肉にも著者がDEAを引退し、ホアキンが2回目の脱獄に成功させてから再々逮捕までの部分。

小学生のころ習った「一番伝えたい部分を削りなさい」という言葉が頭をよぎる

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

南北アメリカ大陸に一大麻薬密売網を作り上げた、メキシコの裏社会のドン「エル・チャポ」が捕まるまでのルポルタージュ。
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いわゆる「IT」戦略を駆使してターゲットを追い詰めていくところが非常に現代的。どこに内通者がいるか分からず、また功を焦る組織同士の足の引っ張り合いが発生する等々、非常に生々しい。
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ドンを捕えても麻薬の裏流通が根絶されることは無い、という巻末の解説がなければ「勧善懲悪」的な一冊になってしまうところであったが、巻末の解説まで含めて、読み通す価値のある一冊と云える。

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2022年07月18日

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