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  • 深海世界──海底1万メートルの帝国
    4.6
    1巻3,080円 (税込)
    【推薦】東京海洋大学客員教授・北里 洋さん(地球生命科学) 深海への挑戦は、リスクをものともしない開拓者たちが担ってきた。 私たちはお行儀よく客席にいるだけでいいのだろうか。 ********** 〈 宇宙より先に「地球の底」へ地の光を当てろ 〉──未来は、水の中にある。 世界80%の海底には詳細図すら存在しない。 地球人共通の財産である「深海」に、最先端の科学技術と冒険心あふれる深海飛行士[アクアノート]たちが挑んできた歴史と未来。 **********   大海を知り尽くした人がいただろうか?   私もあなたも知らない。地上に縛られた感覚を持つ人たちは。   ──レイチェル・カーソン 足もとに秘められた宇宙、それが超深海の世界。 大航海時代の宝物、沈没した豪華客船、熱水噴出孔、スネイルフィッシュ、ダイオウイカ、ジュウモンジダコ、ソコダラ、カットスロート・イール、有茎ウミユリ……。 静かなる闇に息づくその圧倒的な時の流れと生命の輝き。 地球を支えるマザーボードの営みに極限まで肉薄した比類なき科学ノンフィクション! ********** 【目次】 プロローグ 第一章 マグヌスの怪物たち 第二章 水中飛行士(アクアノート)たち 第三章 ポセイドンの隠れ処 第四章 黄泉の国(ハデス)で起こることは…… 第五章 黄泉の国に滞在 第六章「これはすべての沈没船の母なんだ」 第七章 始まりの終わり 第八章 薄暮帯(トワイライトゾーン)へ突入 第九章 深海を売る 第十章 カマエフアカナロア(深海の赤い子ども) エピローグ 深い未来 訳者あとがき **********

ユーザーレビュー

  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

    Posted by ブクログ

     深海への人類の挑戦を本人の体験をもとに書かれた著作で、実際に深海に行った筆者が書いたものである。
    生きて帰ってこれないかもしれないという恐怖や実際に観た深海の感動が伝わってくる本。
     では自分も行ってみたいかと考えるとそれはまた別の話でちょっと厳しいかも。。。という感想です。

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    2025年03月23日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

    Posted by ブクログ

    深海をどう定義するのかはいろいろな意見があるようですが、本書では太陽光が届かなくなる200mよりも深い海域を深海と扱っています。その定義に従えば、地球表面の65%が深海域となるとのこと。本書は、深海へ挑んだいくつかのプロジェクトを通じて、深海域がいかに生物種に富んだ世界であるか、また将来に向けての問題点などを扱っています。
    本書にもある通り、宇宙へ到達した人間は数百人レベルなのに対し、最も深いマリアナ海溝チャレンジャー海淵(水深は10900m程度)に到達したのはわずか数人です。そのハードルは1平方センチあたり1トンを超える水圧はもちろんですが、何より深海底には地図がないのでGPSが使えません。

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    2025年02月18日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

    Posted by ブクログ

    16世紀の海図から最新の研究成果まで、深海についての知見を物語のように面白くっ綴ったサイエンスノンフィクションである。何よりもわくわくするのは、著者自身が足を運んで、時には深海へもぐり、その驚異と感動を伝えてくれることである。要するに、体を張っているのだ。だからこそ、書かれていることが単なる知識でなく、血肉のような喜びや恐れとして感じられる。深海は孤独で静かである一方、生き物に満ちにぎやかである。そんな深海に、人間は容赦なく開発の手を伸ばそうとしている。私たちは、深海についてほとんど何も知らない。そのことをあらためて教えてくれるとともに、深海を知りたくてたまらなくさせる本である。

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    2024年10月15日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

    Posted by ブクログ

    自分の深海探査情報はジェイムズ・キャメロンの個人的探査艇建造時点から更新されていないかった!宇宙開発関係のニュースはどこかの社長がロケットに乗ります含めてどんどん発信されてくるのに海中の探査のニュースは全然出ない。この本も本屋さんをぶらぶらしていて偶然見つけたもの。ネットでもリコメンドで上がってこないしどういう情報を分析してるんだろうね?こうして自分の関心領域も、意識しないと変なバイアスがかかったものだけが流れてきて影響を受けていることがよくわかった。

    深海探査すごい進化してるぞ。本は付箋だらけ。深海探査は国家プロジェクトとしてやっているのかと思いきや、金持ち企業家が各分野のプロを集めた個人

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    2024年07月26日
  • 深海世界──海底1万メートルの帝国

    Posted by ブクログ

    海愛、深海愛に満ちた一冊。

    海大好きジャーナリストが、とうとう実際に潜航艇で深海に行ってしまう。
    その行程と、深海愛が素晴らしく溢れ出ている。
    欧米系のこの手の本の煩わしい冗長な描写は確かに鼻をつくのだが、まし。

    何より、この、深海自体が素晴らしい。

    本の構成としては、ただの日記と言って仕舞えばそんな気がする。
    リスク描写は最小限だし。舞い上がってる感は一杯。閉所、暗いところが苦手な人には向いてない。
    また、口絵というか、その深海の写真が素晴らしい。

    その一方で。

    ここが掘り出すべき宝箱にしか見えない人達がいて、やばいのも事実
    目の前にある自然は、征服すべきので、そこから得られる富は

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    2024年10月18日

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