朝丘戻。のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初読みの作家さん。
攻め:塾講師・能登匡士
受け:受験生・椎本千歳
受験生の千歳はマンツーマンで受ける塾の講師・能登に出会う。彼はハンサムな外見に似合わず不思議な考え方の持ち主であまりにもいい加減なその態度に思わず叱ってしまう。能登はそれに感激し…。
事件らしい事件もなく、たんたんと能登の人となりが分かり、居心地がいいと感じ、そして好かれて、自分の気持ちを見つめ、能登に返事をして二人で一緒に過ごした2年弱。
ところが、次の章ではアメリカに留学した千歳と連絡が取れなくなって3か月の能登視線で語られて。
端的に言うと“記憶喪失物”なのですが、目の前にいるのは能登の知ってる“あ -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体を通して、恋愛というよりは家族愛がテーマ。
家庭に恵まれなかった逸人さんと、家庭に恵まれてる一。
対照的なふたりですが、この家族愛がたまらなく切ないです。
なんといっても、脇キャラの女性陣が素敵。
朝丘さんはノーマルも書かれる方なので、その辺の描写も秀逸です。
桃色部分はきわめて少ないですが、激しく萌えました。
主に逸人のセリフに。
優しくするけど、手加減はしないよ
ヘタレだと思ってたら、とんでもない猛獣だった、みたいな。
個人的には、逸人が受だと思ってたので吃驚です。
いや…性格的に、絶対に一の方攻だと思うんですけどね。
だから↑のセリフに余計に萌えました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレゲイの雑貨屋店長×ノンケの店員
幸せな切なさでした。
ものすごくきゅんとする作品で、こんな恋してみたいなって思わせます。
きゅんきゅんしてまう。
店長の葛藤と、雅君の葛藤と。かわいいよ
受け目線で話が描かれています。話し言葉で繋いであるので、結構読みやすいと思います。
難しい単語ではなく、綺麗な単語が多いです。きゅんとします。
あえて難点をあげるなら、シーンの転換が分かりづらいので、何度か読み返したほうがいいかと思います。
個人的に最後のお父さんの言葉に一番きゅんと来ました。
「なにこれ切ない・・・」とか「めっちゃ感動!」という感じでは泣けませんが、心になんか刺さってほろっと涙がこぼれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「先生へ」での、先生が好き。あめちゃんに夢中になって何度も「好き」と伝える先生がよかった。あめちゃんの天然ぶりも重なっていいコンビだと思う。子供な先生が可愛かった。
「きみの中、飴がなく」では、予想外の展開。あめちゃん記憶喪失て・・・。先生はもっとがむしゃらにあめちゃんを振り向かせて欲しかった。今さら大人な態度取られても・・・。子供みたいな先生が魅力的だったのに。でも、今回は反対に千歳からアタックかけてる感じが新鮮だった。
「そして手のひらに月曜日の鴇色」はこれからの二人が気になる。大学あるし、結局先生が戻ってくるのか?
結論、先生のキャラが魅力的な話でした。 -
Posted by ブクログ
高校三年の千歳は大学受験の為に親に入れられた予備校で能登に教えてもらう事になる。初対面から名前も聞かないし、課題を与えるでも無く分からない所があれば聞いてと先生らしくない能登にそんなことじゃいけない!!と叱咤すれば「叱られた」と喜ばれて懐かれる。
13歳位も年上で高学歴なのにどこかダラしなく寂しげな能登に千歳は「あめちゃん」と呼ばれています。千歳飴=あめ、です。
他人と拘るのも付き合うのも興味の無かった能登があめちゃんが好きで好きで、好きばかり言うのが面映く、可愛らしかった。すっかり大人の男なのに。
メール迄交換して、女の子が送るみたいな会話してます。
可愛らしいお話でした。
もう一つの「きみ