朝丘戻。のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何度読んでも、泣ける。
ハッピーエンドなんだけど、切なさが強く胸に残ります。
2話の、「きみの中、飴がなく」・・・・切なすぎた。1話で甘く結ばれた二人ですが、生徒だったあめゃんが留学して遠距離恋愛に。
そして、あめちゃんは、なんと記憶喪失になり、音信不通になってしまいます。
先生は、あめちゃんはもういないから(記憶喪失になって、先生のことも、あめちゃんと呼ばれていたことも忘れている) ”ちいさん”という別のあだ名で、あめちゃんのことを呼びます。
ちいさんには彼女がいるし、先生はあめちゃんと恋人同士だったことは、ちいさんには言いません。恋人だったことは、自分の中に秘めて、墓場まで持っていこうと -
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Posted by ブクログ
海東の不器用で優しい愛が胸にくる話でした。
飛馬と海東の二人の話。二人が友人から恋人になっていくまでを緩やかに流れるような心地良い文章で描かれていきます。
最初はあまり好きになれなかった飛馬も読んでいくとただ鈍くてそれでいて純粋なのだなと解り早く海東を幸せにしてやってくださいと思うようになりました。
海東の話にあった「空気になりたかった~」の件が個人的には一番好きです。海東の飛馬に対する思いがこの数行に詰まっているのだと思います。
続編のふたりのはなし。で一つの話らしいので、早くそちらも読みたいです。
胸がぎゅってなってそれでいてほっこりする素敵な本でした。 -
Posted by ブクログ
愛ってなんだろうと考えされられました。
好きだから身体を繋げるというのは簡単なんだな、と。
恋人になってからもキス以上に進めないもどかしさに、自分が時間をかけて海東をそうさせたから俺がふりむかせないと、と捨て身で海東に立ち向かう飛馬。
始めの頃に比べたら別人の様です。それくらい愛って人を狂わせるんですね。ずっとキスしかしてもらえないというのも辛い物がありますし。初めて身体を繋いだ時も、抱く側の海東の方がぽろっと泣いたりして。
泣きたいのはこっちなんだと飛馬が叱責しますが(笑)
「ふたり暮らしのはなし」では、やっと本当に恋人になれて、二人っきりの時間を過ごしたかったのにまたもや突然、永峰と柊が家 -
Posted by ブクログ
高校時代からの友達、海東と飛馬は友達以上恋人未満。
海東は飛馬を愛しているけれど、綺麗でぶっきらぼうで喧嘩っ早い飛馬の気持ちは違うだろうと決め付けて、けれどキスだけは許してもらう関係。
海東は両親がいなくて祖母と二人暮らしという環境からとても気遣い屋さんで、マイペースで他人と係わるのが苦手な飛馬が唯一心を許しているのは海東しかいなくて。
二人の会話が普通によかったです。
勝手に自分だけが飛馬を愛していると思い込んで、お母さんのように優しく世話を焼いている海東の存在がどれだけ飛馬にとって大きいんでしょう。
挿絵も二人の雰囲気そのままに素敵でしたが、何だろう、二人の感じが似ているのでしょうか。
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