作品一覧

  • 君に降る白
    4.3
    1巻660円 (税込)
    高校を卒業してから二年。芹田 藍は昼は古本屋、夜は身体を売るバイトをしていた。淡々としている藍を玩具のように扱う客が多い中、愛情を教えてくれたのは自分の身体を一切求めてこない客、成瀬恵一だった。平凡なサラリーマンで、温かく純粋な成瀬。だが彼に心惹かれるも、過去の出来事から自分自身を認められない藍は、遠ざかることしかできず――。切なく心揺れるラブストーリー。 ※本文にイラストは含まれていません

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  • あめの帰るところ【電子限定版】
    4.6
    1巻660円 (税込)
    「離れたくないって想ったら、寂しくなったよ」そう告げたのは、飄々として不躾で、どこか寂しげな予備校講師の能登先生だった。高校生の千歳は、優しすぎる彼の恋心に翻弄されながらも、幸福な時間を積み重ねた。ふたりきりの教室、一緒に見た花火、朝焼け……。けれど、それは一瞬にして千歳の中から消失した――…。恋を初めて知った能登と、恋を忘れた千歳の抗えない想いは……。限定配布されたショートストーリーが付いた電子限定版♪ ※本文にイラストは含まれていません

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  • 青に沈む庭 特別版
    3.7
    1巻770円 (税込)
    岩瀬一は「家族」の繋がりを信じ、大好きな元義兄の玖珂逸人のもとに通い詰める日々。病的に憧れすぎている自覚はある。ただ、姉と離婚して以来、すべてを諦め孤独の中で微笑む彼が哀しくて、けれど自分では癒せないことも知っていて…。そんな折、ふとしたきっかけでこの気持ちが恋だと気づいてしまう。せめて本気で想っていることだけは知ってほしい。ふられることを覚悟の告白。そうして望まれたのは、会いに来ないで忘れることだった。圧倒的な拒絶を噛み締める一。だがその矢先、逸人が押し隠していた秘密を知ってしまい… 紙書籍時、フェア用に描き下ろされた幻のSS小冊子を完全収録した特別版!!
  • ふたりのはなし。
    値引きあり
    4.3
    1巻377円 (税込)
    元同級生で今は仕事仲間、そして恋人同士となった飛馬と海東。「絶対に幸せにしてやる」そう言って、海東の長かった片思いを受け入れた飛馬だったが、新たな関係に踏み出そうとして困惑する。恋人ってなんだ──? 海東は変わらずキスをするだけ。それ以上は触れてこようとしない。友だちだった頃には信じられた海東の心がわからなくなり、苛立ちを募らせ不安に陥った飛馬は……。

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  • きみのはなし、
    値引きあり
    4.1
    1巻389円 (税込)
    高校の同級生で、今は仕事仲間の飛馬と海東。飛馬は人付き合いが面倒で、一人でいるほうが楽だったが、海東だけは傍にいても苦にならない空気のような存在だった。そんな彼からたまにされるキス。海東の想いを知りつつも深くは考えず、いつか飽きるだろうと飛馬は好きにさせていた。ゆるゆると続いた関係だったが、海東が突然、結婚すると言い出したことで変化していき……。

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  • 猫のためいき。
    3.8
    1巻628円 (税込)
    雑貨店でアルバイトする坂上雅は、なにかと絡んでくるので嫌っていた店長の灰原志郎から突然「好きです」と告げられた。嫌悪されることを覚悟しながらも、恋情と欲を抑えられないと泣く志郎が切なかった。過去の恋にたくさん傷ついてきた志郎は格好いいのに泣き虫で、雅は彼をその孤独から守りたいと思い始める。心をほどきながら、ふたりは少しずつ想いを寄せていくが……。

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ユーザーレビュー

  • ふたりのはなし。

    購入済み

    じわりと心に残る

    とても良かったです。
    最初の頃の飛馬は印象悪かったけど、上巻から下巻まで読み終わる頃には心から幸せを願っていました。海東は、包み込むように優しいけど、飛馬の心の変化を読み切れておらず、なかなか両片想いから抜け出せずにもだもだしている期間が長かった。結局、飛馬が待ちの姿勢から脱して関係を進めることでしか進展しない2人だった。

    #エモい #じれったい

    0
    2025年05月03日
  • あめの帰るところ【電子限定版】

    購入済み

    良かった。とても良かったです。切なくて、悲しくて泣きました。アメの記憶が戻っても戻らなくてもこの二人はこれから幸せでしょうね。よかった。

    #ハッピー #切ない #癒やされる

    0
    2021年06月02日
  • 君に降る白

    L

    ネタバレ 購入済み

    眩しい

    色々と初々しい心の躍動が伝わる描写が多くて、切ない思いにさせられました。
    身を売ることになった経緯が気になりましたが最後はハッピーエンドで良かったです。

    携帯電話が普及してない時期のお話だったらしく、なんだか懐かしくもありました…。

    0
    2021年05月05日
  • 青に沈む庭 特別版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カラス、アカノイト、とシャレードから出ている朝丘作品にはお気に入りが続いたので気になって読みました。新たなお気に入りがまたひとつ。

    温かい家庭ですくすくと育った一と、家族の温もりを知らないまま、『家族』を求める気持ちから一の姉、真と結婚するも、自分の『病気』を捨てきれず、一度は手にした家族を自ら手放し、自らを攻め続けながら生きる逸人。
    密かに許されない思いを抱いてしまった相手にあれだけ無邪気に無自覚に懐かれたら無碍にはあしらえないよね、辛いよね……。
    空や海の青、二人の想い出の朝顔の色、成長過程の一と、未だ物憂げな想いに囚われたままでいる逸人を縛り続ける青い想い。
    移ろいゆく日々の風景と心の

    0
    2015年09月16日
  • あめの帰るところ【電子限定版】

    Posted by ブクログ

    能登先生の奔放なキャラクターに戸惑いつつ、真っ直ぐで柔らかで純粋な二人の気持ちの重なり合いが丁寧に穏やかに描かれていく描写にするする引き込まれました。心の内側の柔らかな部分をそっと掬い上げるような言葉のきらめきの一つ一つに包み込まれるよう。
    触れて欲しくない、目をそらして向き合おうとしないでいた痛みに手を差し伸べられて、そのままそっと包み込まれるみたいな愛おしさと苦しさが溢れていて、読んでいる間中、揺さぶりをかけられてどうしようもなかった。
    行き場のない感情に寄り添う優しさと温もりが溢れていて、こういった感情に出会える事こそが物語に出会う喜びなのかな、とも思ったり。

    愛おしいと思える人に出会

    0
    2015年07月19日

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