朝丘戻。のレビュー一覧

  • 君に降る白

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    【あらすじ】
    高校を卒業してから二年。芹田藍は昼は古本屋、夜は身体を売るバイトをしていた。淡々としている藍を玩具のように扱う客が多い中、愛情を教えてくれたのは自分の身体を一切求めてこない客、成瀬恵一だった。平凡なサラリーマンで、温かく純粋な成瀬。だが彼に心惹かれるも、過去の出来事から自分自身を認められない藍は、遠ざかることしかできず―。切なく心揺れるラブストーリー。


    ずっと気になってましたが、ようやく読みました
    朝丘さんの作品は初めてでしたが、とっても良かったです
    作品の雰囲気がすき
    攻めも受けも不器用で、じれったくて、可愛くて
    読後感もすごく良かった
    攻めの優しさと受けの臆病さにきゅんき

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    2010年10月01日
  • あめの帰るところ【電子限定版】

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    暖かくて、痛くて、涙が止まらなくなりました。やっぱり、朝丘さんは凄い人です。どこまでも透明で、言葉の一つ一つが心を打ちます。恋をしたくなりました。想いを届けたいと思いました。

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    2010年09月30日
  • あめの帰るところ【電子限定版】

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    新品で買ってよかったぁ!
    最初から最後まで幸せが詰まっています。ひとを愛するて素敵なことなんだなぁとしみじみ思いました。
    わたしも先生みたいに愛したいなと思いました。
    ほんわか幸せな気分になりたいひとにはオススメです!

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    2010年09月27日
  • あめの帰るところ【電子限定版】

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    「こんな別れの為にキミと恋をした訳じゃないのに……」


    本当にこのオビの言葉通りの作品。
    ここ最近、テクノサマタがイラスト描いてるBL小説をわりと読んでるけれど、見事に当たりばっかだなぁ。
    テクノサマタの作風が好きで、その作風や絵のテイストに合う小説……ってことになるから当然かもしれないけれど。


    恋を初めて知った能登先生。
    互いに想いあって結ばれたのに……恋を忘れた千歳。
    ……互いに失ってしまった。
    お互い、何もかもと言ってもいいくらいに。
    詳しいストーリーはどうしても書けない。
    この作品に関しては書けない。
    もしちょっとでも興味があるなら、ダリア文庫公式サイトで公開されている書き下ろし

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    2010年09月22日
  • あめの帰るところ【電子限定版】

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    朝丘さんの書かれるお話は、ある種の免疫がないとするっと入っていきにくい、遅効性作家さんの一人だと思います。だけど入り込めてしまうと衒いもない言葉の数々がどれも甘くて痛くて涙腺に直撃。
    序盤でのあめちゃん視点と後半の先生視点。あめちゃんという軸の上から見事に反転するもどかしい恋情、悲しみ、いとおしさがぐっと胸をつきまくる。しんどいけど好きなお話。

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    2010年09月11日
  • 猫のためいき。

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    めちゃくちゃでちょっとネガティブでどうしようもない"店長"の言動をサラリと流して、愛してくれる"雅くん"。
    この二人の関係が好きです。
    こんなに一生懸命に恋愛をしているBLを初めて読みました。だいすきな作品です。しあわせになりました。

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    2010年08月10日
  • 猫のためいき。

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    [雑貨店店長×バイト大学生]

    人物設定は結構オカシイ。
    しかしそれを上回る表現力。
    細かい表現ですが、絶妙に感情が乗っかってくる。
    良かったです。
    朝丘さんの本を読んだのは初めてですが、
    面白い文章を書かれる方だなと思いました。
    若干読みにくいけど、きちんと読めば心地いい。

    人物設定は完全にネタっぽいですが、感情は凄くよく分かる。
    とても良かったです。

    ☆あらすじ☆
    雑貨店でアルバイトする坂上雅は、なにかと絡んでくるので嫌っていた店長の灰原志郎から突然「好きです」と告げられた。嫌悪されることを覚悟しながらも、恋情と欲を抑えられないと泣く志郎が切なかった。過去の恋にたくさん傷ついてきた志郎

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    2010年06月20日
  • 君に降る白

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    ずっと泣きながら読んだ。悲しいのではなくて痛々しくて暖かい。素晴らしい。

    昼は古本屋で夜は体を売ってる受けが、笑えない正直者っぼく毒があるようでいて真っすぐな…うまく言えないけど、個性的視点がズレまくりでいいのです。攻めがバカ真面目で温かい人で敬語の会話がなんともツボ!じんわり萌えました。

    悪役?の気持ち悪さもピカイチで心情表現がサラッと痛い。攻めとの対比が強力に効果出てました。

    エロはあるけど、奇麗なままで終わり。麻痺した感覚には物足りない気がしなくもないのですが、これもいいのかもしれない。

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    2010年03月14日
  • 君に降る白

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    繊細で細やかで主人公の白黒だった世界が彼との出会いによって色づいてゆく過程に思わず涙がこぼれました。優しくあたたかくずっと大切にしたい作品。

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    2010年12月05日
  • きみのはなし、

    ネタバレ 購入済み

    攻め君の受けちゃんを思う気持ちが重々しくて切なくてちょっと悲しくなりました。最後の最後に受けちゃんが自分の気持ちに気づいてようやく両想いになり、ほっとしました。

    #萌え #切ない #胸キュン

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    2021年12月03日
  • ふたりのはなし。

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    上巻で、恋人になると話した飛馬。

    飛馬の求めることと、海東が今までの飛馬の態度で学んだことが、すれ違いを起こしていく。

    恋人じゃなくて家族だ。
    って、強制的に同棲を始める二人。
    やっと飛馬の気持ちも通じて、やっと海東も素直に欲をぶつけてくれるようになって、やっと恋人になれたね。

    学生時代の話が凄く好きでした。
    ラブラブになった後の二人が凄く可愛かった!

    羨ましいなって素直に思える二人でした。

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    2020年04月12日
  • きみのはなし、

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    飛馬玲二と海東響は同級生で仕事仲間。
    海東は飛馬を好きで、飛馬も海東に対して傍にいるのが当たり前みたいな感覚を持っている。

    学生時代から続いている海東からのキスを、何も言わずに受け入れる飛馬。

    二人の関係が、海東の態度が優しくて、だんだん自分の気持ちに気づいてく飛馬だけど、なんだか凄くもどかしかった。

    海東が良い男すぎる。

    恋人になる、と言った飛馬。
    下巻でどうなっていくのか期待です。

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    2020年04月12日
  • ふたりのはなし。

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    「きみのはなし、」の続編。前巻で恋人同士になったはずの飛馬と海東だけど、かなり盛大にすれ違ってしまっている。自分の気持ちを理解した飛馬と、長年片想いを続けてきた海東。お互いを思う気持ちが一緒でも、中々噛み合わない。飛馬の「片想い」がかなりもどかしかった。飛馬を失いたくないからか、とにかく気を使う海東。そうではなくて、お互いが自分のしたいことをちゃんと伝えられるようになって欲しい。

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    2020年04月09日
  • きみのはなし、

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    無自覚で海東に甘える人付き合いが苦手な飛馬と、そんな飛馬のことが大好きだけどそれを後ろめたく思っている海東。形は違うかもしれないけど、お互いのことを本当に大切にしている2人。飛馬もなんだかんだ言っても、海東と一緒に居るのが心地いいと感じているのが伝わってきて嬉しくなる。勇気をもってちゃんと向き合えば、ハッピーエンドは近づくのに。と言いたくなるほどもどかしい2人の関係。大切だからこそ、一歩踏み出すのが難しいのかも知れないけれど。

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    2020年03月16日
  • 猫のためいき。

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    ワチャワチャと言いあいをしているのが、子供がじゃれているようで明るい気持ちになる本。志郎の臆病な愛情も、雅の心を決めたら一直線な感じも見ていて楽しくなる。雅の「強さ」「図太さ」も面白いし。ウジウジと考えがちな志郎と男前な雅。過去には色々あったかもしれないけれど、2人で幸せになって欲しいな。と思った。

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    2020年02月24日
  • 君に降る白

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    古本屋と夜のお店で働く芹田藍と、白シャツ白靴下が好きな変態会社員成瀬恵一の、どこまでも切なくて苦しくて、どこまでも優しくて愛しいお話でした。

    この物語を読んで、自分にも大切にしたいのに突っぱねてしまう優しさが身近にあることに気付き、「ありがとう」の言葉でさえ簡単に伝えられない人がいることに気付きました。

    読んでる間、胸がチクリと痛かった。
    少しだけ二人の気持ちと重なって苦しかった。

    藍の「僕と会っても、楽しくないですよ」という一言に「それは俺が決めることだろ」と返した野宮さんが凄く好きです。

    佐藤店長は二度と藍の前に現れないでほしい。

    藍が成瀬さんを好きだと気付いたのは、一体いつだっ

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    2019年07月24日
  • あめの帰るところ【電子限定版】

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    うーん、これ攻のキャラクターでかなり好き嫌いが分かれるかも。
    10もの年の差で、一応先生と呼ばれる立場なのに、あめちゃん(受)に自分の気持ちを早々に打ち明けて『好き好き』攻撃。
    そりゃ何の手練手管も知らない純情な高校生が絆されますわ…と穿ってしまう人には向かないかと思います。
    ただ本筋はそんな話ではなく。あめちゃんの事を想って何も言わず、身を引こうとする先生が切なくてただ泣けるお話でした。
    ハッピーエンドですが、すべて元通りでみんな幸せ。というラストでないところが、切なさに拍車がかかってまたいいです。続編読もうかな。

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    2018年12月31日
  • きみのはなし、

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    高校の同級生同士の飛馬と海東。お互いに思い合っているのは確かなのに、キスだけでズルズルと続く長い長い片思い。
    互いに特別で許しあえる関係なのに、その心地よさを壊してしまうのを恐れているのか、ちっとも踏み出せないまま行き止まりの「仕事仲間」の停滞した関係は続き…。

    可愛らしすぎる文章での心情の切り取りにあかん、苦手な方の朝丘さんだな感は否めない。
    受けを崇拝する攻めと、攻めに甘えながらも自分の気持ちに明確な答えを見つけられない受け。
    じれじれともどかしい二人の関係が手探りで恋に変わっていく。
    こういうのも悪くないよね、うん。と思いつつちょっと可愛らしすぎた。
    あと、仕事の先輩。ああいう人はすご

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    2017年08月13日
  • 君に降る白

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    藍はなぜそこまで自分を大事に出来ないのだろうかと思わずにいられないのですが、ひとえに愛情に飢えていたことに尽きるんだろうなと……。

    肉体労働のアルバイト、と流されるままゲイ向けのデリヘルで働き、加虐心を擽る佇まいゆえにおもちゃのように弄ばれることを「あたりまえ」と受け流していた藍は自分をただ抱きしめて慈しむように触れてくれる成瀬に出会い、不器用で純粋で真っ直ぐな愛情に包まれていく。
    成瀬だけでなく、オーナーも先輩もみんなで親身で優しいのに愛情に包まれて守られていることに気づけていないだよな、と。
    不完全な人たちが不完全なまま気持ちを柔らかに溶かしていく朝丘ワールドでした。
    静かに淡々と紡がれ

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    2017年06月17日
  • 青に沈む庭 特別版

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    相手を思う気持ちが切なかったです。最後にはハッピーエンドだと分かっていても切なくなりました。朝丘戻さんの作品は日本語が丁寧で読みやすくて面白いですね。

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    2016年09月04日