野村進のレビュー一覧

  • 調べる技術・書く技術

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    ノンフィクション作家がインタビューの仕方や文章の書き方を自分の経験から教えてくれている。

    まず、なるほどと思ったのは、なぜチャップリンがあれ程までにインパクトがあったのか!それはステッキの活用であり、もしそれがなかったら普通の喜劇役者と変わらなかったのでは。つまり、そこが差別化のポイントであり、普段の企画にも通じるヒントだと思う。一方で自分は何が出来るのか!も重要だとのこと。これも何をしたいのかと同様に今一度確認することが大切だと思う。

    数多くのインタビューをしている経験からか第一印象はあとで振り返ると人物の本質に近いときが多いという言葉を読むと日頃から身だしなみ含めて気をつけないといけな

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    2017年03月30日
  • 調べる技術・書く技術

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    ネタバレ

    『調べる技術・書く技術』というタイトルだが、内容は、著者である野村 進さんの生き様だった。
     調べる技術・書く技術 >> ノンフィクションライターは、伝えたい、もしくは伝えられるべき事実を持つ他者と、その事実を知りたい、もしくは知るべき読者とを結びつける「仲介者」徹すべきではないか。

     人は、知らないことを知ることによって、自分自身を見つめ直し、あるべき姿を模索し始めるのではないだろうか。伝えたい、伝えられるべきことが、より正確な事実に基づいて、知りたい、知るべき読者に伝わることによって、読者はもちろん、その読者が所属する家族、コミュニティ、社会に何らかの良い変化が起こる。そこに

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    2015年09月13日
  • 救急精神病棟

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    救急の精神病院?そんなの有るのか?
    と言う興味と疑問から手に取った一冊。

    精神病院を扱ったものは、高校時代に「ルポ・精神病棟」という文庫本(たしか朝日新聞社だったと思う)を読んで以来である。この本には、当時の劣悪な精神病院の実態が描かれていて、少なからず衝撃を受けたんだが、この「救急精神病棟」はどうだろうか。

    日本で始めて救急の精神病患者を専門に受け入れる病院を3年にわたって取材した本書だが、様々な問題を提起しており、なかなかに興味深く読めた。
    ここに入院している患者たち、その治療にあたる医師や看護師の姿を通して、現代の精神病医療に関する問題点を投げかけてくる。
    医療に携わる医師の問題、精

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    2015年08月08日
  • 解放老人 認知症の豊かな体験世界

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    偶然 本屋さんで見つけた野村さんのルポ。高花台とリンクすることたくさん。野村さんの感性、眼差しがじんわり伝わってくる。

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    2015年06月28日
  • 調べる技術・書く技術

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    調べる事・書く事について、技術とマインドの両面から、全く書くことに興味のない自分でもかなり深く理解できる。さらに、「教養人とは?」「良い生き方とは?」ということまで教えてくれる本だった。

    学びは3つ。
    ①取材・インタビューの方法
    これから社会人になるにあたって、私自身多くの人に会って話すという機会が増えてくる。彼らからいかにいい情報を引き出すかという意味では、インタビュー術はとても重要だと感じた。
    印象に残ったのは、
    A.事前の情報集めの重要性とその方法
    「貪欲に、幅広く」情報を集めることで、相手をいらだたせることなく、身を乗り出して話させることが出来る。また、情報集めの方法としての、本から

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    2014年10月30日
  • 調べる技術・書く技術

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    テーマの決め方から教えていただける執筆虎の巻。
    ビートたけし氏とのインタビューの部分が印象に残る。知識はコミュニケーションを得るために重要なことがわかる。

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    2014年09月26日
  • 調べる技術・書く技術

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    レポート作成や基礎実験、卒論作成や演習授業の参考に購入。たしか中古。ルポや取材のまとめ方のハウツー本って感じ。すべてがすべて,レポート作成や論文執筆にそのまま活かせるわけではないけれど,取材インタビューの内容の記憶術や人物描写,観察方法などは,臨床のインテーク面接などのトレーニングにも役立ちそう。読んでて損はないかな。

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    2014年03月23日
  • 調べる技術・書く技術

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    取材、執筆のテクニックから、ライターの立ち位置、プロ意識まで。
    個人的に印象的な3点は
    ・取材時は発言内容だけでなく、風景や口調、仕草も記録して材料にする
    ・「失礼か」とためらうような質問は、訊くこと
    ・取材ノートを閉じてからの雑談が美味しい
    前職の記者時代に、経験から身につけたこと、半信半疑で実践していたこと、欠落していたことを整理できた。

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    2014年02月13日
  • アジア 新しい物語

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    出版されたのが2002年、さらに題材として挙げている人たちのところを著者が訪問したのが、だいたい1990年代後半。その時代性を考えると既に「新しい物語」と呼ぶには無理があるけど、当時も今も大して変わらないところも散見されます。

    10人ほどの「アジア在住の日本人」をピックアップしてますが、基本的には「大会社の社員としてアジアに派遣されている人」ではなく、「何かの拍子でその国やその土地が気に入ったり気になったりしたので、そこで商売始めちゃった人」たちばかり。当時で既に現地在住30年なんて人も出てくるので、アジアに飛び出した日本人の先駆けに焦点を当てていると言っても、言い過ぎではないでしょう。

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    2013年06月08日
  • 調べる技術・書く技術

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    ノンフィクション・ライターの「調べる」「書く」の方法論が書かれている。
    取材申し込みや取材後の礼状の例文,写真付き自家製デスク,
    ノートの取り方など,かなり実践的である。

    第六章,七章,八章の短めのノンフィクションは,
    普通に読んで面白い。

    本人が書き終えた後,実際に音読しているだけあって,
    読みやすい。流れるように読み進めることができる。

    ノンフィクション・ライターを志している人は,
    得るものが多いだろう。

    そうでない人も,普通に読んで楽しめる
    ――仕事などに応用を利かせることもできるだろう。

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    2013年05月02日
  • 調べる技術・書く技術

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    とても参考になった。特に第2章「資料を集める」第3章「人に会う」は有益な話が詰まっている。後半では著者の文章を使って人物ノンフィクション(市川笑也)、事件ノンフィクション(茨城女子中学生集団飛び降り事件)、体験エッセイ(難病病棟)の例が示されるので説得力がある。

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    2013年04月16日
  • 脳を知りたい!

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    ノンフィクションライターが著わす脳の本です。専門用語を極力廃して、理解しやすくするよう工夫がなされています。初版から年数がたっているのですが、「人間とは何か」という本質を問いかけるものなので色褪せないのでしょう。

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    2013年03月30日
  • 島国チャイニーズ

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    ネタバレ

    「コリアン世界の旅」で在日の人々の声を拾った著者が在日中国人の実情を豊富な取材を基に探った本である。
     反日感情が中国で、嫌中感情が日本で高まるのと比例するように年々中国から日本にやってくる人数は増えている。
     劇団四季も、文壇も、保育園でももちろん働き手として日本社会は中国の人に頼っている。様々な感情を抱きながら日本に住むという選択をする中国人。その人たちの顔をどれだけ見ているだろうか、そして声を聴いているだろうか。他人の状況を慮ることが減ってきた日本社会にあって、なんとか適応しようと頑張る中国人の姿に胸がうたれる。
    今旬の本。
    楊逸の小説をぜひ読みたくなった。

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    2012年02月22日
  • 島国チャイニーズ

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    ネタバレ

    神戸 神戸中華同文学校 横浜は中国と台湾でわかれた 小中一貫
    台湾出身 安藤百福(カップヌードル)
    2世 鳳蘭 王貞治
    池袋 東北三省 黒龍江省、吉林省、遼寧省
    蒲田 福建省
    大宮 上海
    移住してくる人の波 70年代台湾 80年代福建、上海 90年代以降 東北三省

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    2011年12月08日
  • アジアの歩き方

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    [ 内容 ]
    食、危険回避の方法、常識の違い、日本との関わり、ボーダレス化するいまの姿など、アジアの「真実」が見えてくる。

    [ 目次 ]
    プロローグ 旅立つ前に
    第1章 ディープ・アジアの旅
    第2章 されど渡る世間に鬼はなし
    第3章 意地でも同じものを食ってやる
    第4章 私のアジア事始め
    第5章 “アジアはひとつ”なんてわけないだろ
    第6章 どれがいったい“日本”なんだ
    第7章 それぞれのアジア
    第8章 定住する日本人

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性

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    2010年11月23日
  • 調べる技術・書く技術

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    テーマ設定
    ・独創性とは、従来のものに自分なりの新たなものを付け加えること。

    集中の儀式
    ・クラシック音楽を聴く
    ・呼吸法を行う
    ・太極拳
    ・部屋の掃除をする
    ・公園を歩く

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    2018年10月31日
  • 調べる技術・書く技術

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    取材をして本をまとめる人向きの本。調べ物をして、伝わるように書くノウハウのような本を探していたので、思っていたものとは違った。

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    2025年02月18日
  • 調べる技術・書く技術

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    ■読みやすさ
    インタビューにおける時系列のおさらい部分は、すらすら読めた。
    後半はスピード落ちた

    ■面白いかどうか
    答え合わせ的な意味合いで有難い。
    ポッドキャストでもゲストインタビューあるもんね。

    ■人生の糧になる
    なる!

    ■作家について
    よく分からない

    ■本棚に残したいか
    残すだろうね

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    2023年11月28日
  • 調べる技術・書く技術

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    ノンフィクション記事を書くにあたっての方法論が書かれている。フィクション製作の下調べがわかりたくて読み始めたけど普通に参考になった。のうはう本は実際に方法を真似するのに加えて実際やってる人の基準ラインがうかがえるところがモチベに繋がって良い。
    ちょっと古いけど、ノートの写真や情報整理の具体例も上げてくれて親切。

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    2023年03月31日
  • 出雲世界紀行―生きているアジア、神々の祝祭―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    神道はすべてのものには神様が宿っている、だからなんでも大事にしようぜって言っているのでしょう。この寛容で寛大な考え方は非常に重要で、これからもっともっと見直されなくちゃいけないと思いますよ
    水木しげる先生は、ただの妖怪漫画家じゃない。神や精霊といった目には見えないものを具象化しました

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    2022年06月29日