野村進のレビュー一覧

  • コリアン世界の旅

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    この本の構成は日本にいる韓国・朝鮮人を描く為に一旦国外にいる韓国・朝鮮人以外の差別・被差別を表すことにより、在日の問題を浮き上がらせこれからの生き方を示唆している”日本人手による”貴重なノンフィクションです。このような本が出てくる時代に感謝するとともに全エネルギーを込めた本作品を作成した著者に万来の拍手を惜しみません。私の息子は現在日本人公立高校へ通称名で通っております。この本と新井英一の「清河への道」CD1枚をそっと手渡すつもりです。

    「抱きしめるべき家族がいなくなっても、生活をとものしない家族というものを、もういっぺん深いところで成立させる」高史明

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    2010年11月07日
  • アジア 新しい物語

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    つい先日読んだ「コリアン世界の旅」(野村進著)
    在日韓国・朝鮮人と本国の韓国人や在米コリアンとの生き方考え方の違い、韓国籍同士でも出身地域によって考えの違いや差別もあること、日本に対する愛憎半ばの思いなど、マスコミの表層的断片的な情報ではわからなかった在日韓国・朝鮮人の実相は眼からウロコだった。

    今週読んだ「アジア 新しい物語」は、同じ著者がアジア9カ国で生きる9人の日本人に同行取材したルポタージュ、ノンフィクション。

    飲食店主、牧師、園芸家、柔道教師、不動産屋など活動分野は様々だが、大企業の駐在員とかNPOなど組織の一員ではなく、全員縁あってそれぞれの国に出会い身ひとつで現地の人と溶け合

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    2010年10月31日
  • アジアの歩き方

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    残念ながら、内容は忘れてしまいましたが…w
    いっきに読んでしまえるほど、興味深いものだったことは確かです☆
    これも、父親がたまたま読んでいた本を、横取りしましたww

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    2009年10月04日
  • 日本領サイパン島の一万日

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    想像を絶する物語。
    これが、ノンフィクションで
    あることに更に驚嘆。
    玉砕の言葉の意味を改めて
    教えてくれる。
    どうすれば、このような本を書くことができるのだろう。
    その取材力にも敬意を表したい。

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    2009年10月04日
  • 丹波哲郎 見事な生涯

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    私にとっては、霊界の宣伝マンの印象がほとんどだった丹波哲郎。この本には俳優としての丹波哲郎と、周りの人々のかかわりがつぶさに書かれていて、非常に面白かった。おおらかで明るくて暖かな人柄に惹かれる。気の小さなところもあったとさかんに書かれているが、まあどうでもいいね。ショーン・コネリーや里見浩太朗、山瀬まみなどの話もいい。霊界にのめり込んでいった部分は、はっきり言ってよく分からんなあ。

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    2025年04月19日
  • 丹波哲郎 見事な生涯

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    名優、スター、数多くの映画、テレビドラマに出演した丹波哲郎の評伝。華々しいキャリアの中、晩年の大霊界等の霊界宣伝活動の不可解さ。本書を読んでも解決はできず。

    ただし、俳優としてのオーラが凄まじいこと、幼い頃の妹の死の影響など、また俳優になる道も極めて偶然の要素が大きかったことなど、興味深く読むことができた。

    日本映画とテレビドラマ、昭和30年代以降の作品では欠かせない名優の評伝。

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    2024年11月24日
  • 丹波哲郎 見事な生涯

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    ネタバレ

    キイハンターとかGメンとかのボス役。霊界のことを語る豪放磊落なおじさん。というイメージしかなかった。存在感のある役者としての姿を見てみたいと思わせてくれる。

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    2024年11月03日
  • 丹波哲郎 見事な生涯

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    映画やテレビで
    独特の存在感を放っていた
    名優の評伝。

    賛美だけではなく
    影の部分も描かれていて
    人間像が浮かび上がる。

    いまの芸能人とは
    ケタが違う。

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    2024年10月13日
  • 調べる技術・書く技術

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    あくまでノンフィクションの啓発として
     ライターの前原政之さんがすすめてゐた。
     6章以降は私やだいたいの人とは無縁な話なので、たんなる読み物としてよんだが、技量が高くおもしろかった(紋切型はあるものの)。
     むしろ1章から5章までは私の役にも立ちさうだ。あまたの質問を紹介してゐる質問項目の頁など、自己分析にも活用できる。要するに自己インタヴューだ。

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    2023年03月30日
  • 調べる技術・書く技術

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    1.ラジオパーソナリティになり、事前準備が必要だということを実感しました。ライターは記事で、パーソナリティは放送で伝えることになります。その下積みとして学ぶにはとっておきだと思ったので読むことにしました。

    2.ライターとして活躍されてきた著者がどのようなやり方で記事を書いてきたのかを述べています。人に伝えるためには調べることが前提となっていきます。調べ尽くしたことを凝縮し、書くという作業に移していきます。これをするためにはどのような手順を踏めばよいのかがこの本を読んでわかります。

    3.色々なことが学べる一冊でしたが、「対人であること」を忘れてはいけないということです。インタビューとなるとど

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    2022年08月01日
  • 調べる技術・書く技術

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    ★巻末のノンフィクション一覧も参考に★この種のノウハウ本は定期的に出ており、たまに読む。インタビュー中の沈黙は恐れずに相手が口を開くまで待つ、ディティールを描く、第三者の目を持つ、など改めて参考になることも。本田勝一「日本語の作文技術」は30年近く前に読んで、修飾語の位置などいまも気にしている部分はある。ノンフィクションに限らず何かをまとめて誰かに伝える最初考え方には、人により細かい手法に違いはあるのだろうが根底は共通していると感じる。

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    2022年03月20日
  • 調べる技術・書く技術

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    思っていた以上に、物書きをする人(目指す人)のための内容であった。後半は、自分とは別世界、参考にするというよりは、”こういう世界もあるのか〜”と傍観的に読み進めた。しかしながら、このようにノンフィクションの文章が作られていくという過程を知ることができたことは意義深い。資料の集め方や、人へのインタビューなどは、広くビジネスのシーンでも応用できると思う。

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    2020年04月20日
  • 千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ・日本には、100年以上続いている会社の数が、10万以上と推定されている。少なくとも、東京商工リサーチの調査では、2017年の段階で、3万3千にのぼった。

    ・金を10マイクロメートルという細さで製造し、世界中で使われている田中貴金属。

    ・ケータイの心臓部と言える「人工水晶」をつくっている、エプソントヨコム。

    ・世界中のケータイで使われている電気的にメッキされた銅箔を製造している、福田金属箔粉工業。

    ・ケータイ等の機械のゴミの山を溶かして、金や銀を取り出している秋田の小坂製錬。

    ・羊の皮膚に注射することで、羊の毛が抜ける薬を製造しているのは、ヒゲタ醤油。キッコーマン、ヤマサと並ぶシンセ

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    2019年12月06日
  • 調べる技術・書く技術

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    ざっくり言えば『ノンフィクションを書く人、これから書きたいと思っている人向けのハウツー本』。
    でも、私はノンフィクションに限らず、全ての物書きさんが一度は読んでも良いんじゃないかなーと感じた。この“全ての物書きさん”とは小説、ブログ、或いはレポートも含め……ジャンルや媒体は問わず、兎に角何かしらの文章を書いている人のことである。対象に関する資料を集めて整理したり、誰かから話を聞いたり聞き出したり、そうやって集まった情報から必要なものを取捨選択して文章化していく作業って案外やる機会があると思うので。

    まあ、全然そんな機会ないわー!という人もいるかもしれないけれど。それでも『書く』ではなく『喋る

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    2019年12月06日
  • 救急精神病棟

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    20年近く前の精神科を赤裸々に綴るノンフィクション。個人が特定されないよう加工はしてあるものの、これはかなりリアル。制度改正に伴い、精神に障害を有する人の地域移行支援は遅々たる歩みながらも進みつつある。制度ではなく他者の、地域の理解が進まない限り、いつまで経っても「キチガイ」のレッテル、スティグマは拭いされないのだろう。

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    2019年07月25日
  • 調べる技術・書く技術

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    著者の他の本をほとんど読まずに、著者の手の内を知る暴挙に出た私...。
    正直、他の著作を読んでから手を付ければ良かった、と反省するしかない。文章を書く人も書かない人にも参考になることが満載でした。お腹いっぱい、ごちそうさまでした。

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    2019年02月26日
  • 調べる技術・書く技術

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    具体的なインタビューまでとインタビュー後のことが載っていて非常に役立ちます。
    業界向けの本なので、ノンフィクションを書かない人にはピンと来ないところもありますが(特に後半6〜8章)、前半のまとまりぶりは類書の中でも群を抜いていると思います。

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    2018年12月14日
  • コリアン世界の旅

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    最近、日韓問題が騒がれているので、この機会に…と思い、この本を手に取り、日本と韓国の歴史を少し知ろうと思いました。
    目に見えていることだけではないのですね。
    過去を振り払い、両国の未来が明るいことを、
    戦争を知らない私達は祈っています。

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    2018年12月12日
  • 調べる技術・書く技術

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    ・興味ある分野で、ひと月に2〜3冊の読書を3年続けたらその分野でオーソリティになれる
    ・入門書から出発して徐々にレベルを上げていく
    ・自分の書いた文章を推敲する時は、必ず声に出して読むこと
    ・これは訊かないほうがいいのではないかという質問は、必ず訊く
    ※取材の依頼状と礼状は参考にする!

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    2018年11月04日
  • 日本領サイパン島の一万日

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    ラストの戦禍や勝ち組、負け組の部分、恐ろしい。◆帝国軍人がいかに民間人をないがしろにしていたのか…◆◆あと、日本人は負けると弱いのか…

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    2020年07月27日