野村進のレビュー一覧
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この本の構成は日本にいる韓国・朝鮮人を描く為に一旦国外にいる韓国・朝鮮人以外の差別・被差別を表すことにより、在日の問題を浮き上がらせこれからの生き方を示唆している”日本人手による”貴重なノンフィクションです。このような本が出てくる時代に感謝するとともに全エネルギーを込めた本作品を作成した著者に万来の拍手を惜しみません。私の息子は現在日本人公立高校へ通称名で通っております。この本と新井英一の「清河への道」CD1枚をそっと手渡すつもりです。
「抱きしめるべき家族がいなくなっても、生活をとものしない家族というものを、もういっぺん深いところで成立させる」高史明 -
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つい先日読んだ「コリアン世界の旅」(野村進著)
在日韓国・朝鮮人と本国の韓国人や在米コリアンとの生き方考え方の違い、韓国籍同士でも出身地域によって考えの違いや差別もあること、日本に対する愛憎半ばの思いなど、マスコミの表層的断片的な情報ではわからなかった在日韓国・朝鮮人の実相は眼からウロコだった。
今週読んだ「アジア 新しい物語」は、同じ著者がアジア9カ国で生きる9人の日本人に同行取材したルポタージュ、ノンフィクション。
飲食店主、牧師、園芸家、柔道教師、不動産屋など活動分野は様々だが、大企業の駐在員とかNPOなど組織の一員ではなく、全員縁あってそれぞれの国に出会い身ひとつで現地の人と溶け合 -
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1.ラジオパーソナリティになり、事前準備が必要だということを実感しました。ライターは記事で、パーソナリティは放送で伝えることになります。その下積みとして学ぶにはとっておきだと思ったので読むことにしました。
2.ライターとして活躍されてきた著者がどのようなやり方で記事を書いてきたのかを述べています。人に伝えるためには調べることが前提となっていきます。調べ尽くしたことを凝縮し、書くという作業に移していきます。これをするためにはどのような手順を踏めばよいのかがこの本を読んでわかります。
3.色々なことが学べる一冊でしたが、「対人であること」を忘れてはいけないということです。インタビューとなるとど -
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ネタバレ・日本には、100年以上続いている会社の数が、10万以上と推定されている。少なくとも、東京商工リサーチの調査では、2017年の段階で、3万3千にのぼった。
・金を10マイクロメートルという細さで製造し、世界中で使われている田中貴金属。
・ケータイの心臓部と言える「人工水晶」をつくっている、エプソントヨコム。
・世界中のケータイで使われている電気的にメッキされた銅箔を製造している、福田金属箔粉工業。
・ケータイ等の機械のゴミの山を溶かして、金や銀を取り出している秋田の小坂製錬。
・羊の皮膚に注射することで、羊の毛が抜ける薬を製造しているのは、ヒゲタ醤油。キッコーマン、ヤマサと並ぶシンセ -
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ざっくり言えば『ノンフィクションを書く人、これから書きたいと思っている人向けのハウツー本』。
でも、私はノンフィクションに限らず、全ての物書きさんが一度は読んでも良いんじゃないかなーと感じた。この“全ての物書きさん”とは小説、ブログ、或いはレポートも含め……ジャンルや媒体は問わず、兎に角何かしらの文章を書いている人のことである。対象に関する資料を集めて整理したり、誰かから話を聞いたり聞き出したり、そうやって集まった情報から必要なものを取捨選択して文章化していく作業って案外やる機会があると思うので。
まあ、全然そんな機会ないわー!という人もいるかもしれないけれど。それでも『書く』ではなく『喋る -
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