野村進のレビュー一覧

  • 出雲世界紀行―生きているアジア、神々の祝祭―(新潮文庫)

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    はじめての野村進さん
    もっとアジアとのつながりの話と思ったらちがった
    でもこの本からいろんな本へ拡がれそう

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    2022年04月12日
  • 出雲世界紀行―生きているアジア、神々の祝祭―(新潮文庫)

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    出雲と東南アジアの類似性は納得する部分もあるけど、地域の気候とか歴史的な位置づけは違うところが大きいと思うので、なぜ類似があるかは納得しがたい。見えないものに対する畏怖とか自然に従順なところとかはあると思う。若いときの私はそこに反発してたわけなんだけど、歳をとると分かる部分もあれば、それを受け容れる方が楽な面もあるなと思ったり。

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    2021年09月20日
  • 解放老人 認知症の豊かな体験世界

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    コロナのご時世、介護職へ向けての研修になかなか参加できないことから、自分で知識を広げるには…ということで、書籍での知識吸収を図っている。
    特に、7年前にオープニングスタッフとして介護職を始めた事業所では、当然利用者も年々ADLが低下し、認知症度も悪化していくわけで、問題行動を繰り広げるじいちゃん、ばあちゃんも出てくる。
    昨年から「認知症を知る」ことを目標に掲げたこともあり、手に取った本。

    認知症が重度化し問題行動が多くなると、グループホームでもお世話が難しくなる。そういった人は精神科病院への入院となってしまう。
    著者は山形県の精神科病棟にある「重度認知症治療病棟」に長期取材し、入院中のお年寄

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    2021年08月12日
  • 脳を知りたい!

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    かなり前の著作だが、面白さを排除し、専門用語をなるべく使わずに脳科学を分かりやすく解説している。この著作発表以後の学術論文等を確認しないといけないが、この作品が発表された時点での時代性は全くの問題ないレベル。さすがの一言。

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    2019年06月17日
  • 調べる技術・書く技術

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    ジャーナリスト、新聞記者目線での取材の極意・強く伝わる書き方の極意

    文中に出てくる「アカネたちの自殺まで」は本文の内容とは別に、すぐに引き込まれてしまう。これが書く技術か・・・

    そのテーマを聞いた第三者が身を乗り出してきたか。身を乗り出すくらいの強いテーマでなければ印象には残らない

    取材内容は大きな用紙に俯瞰して書け

    得ダネは2杯目のハイボールから生まれる

    ペンシャープナーを持つ

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    2018年12月09日
  • コリアン世界の旅

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    一言では語れない、という形容詞がおそらく最もあてはまるであろう在日韓国人・朝鮮人の実態に切り込んだ労作。テーマが大きいだけに、ページ数も多目だが、これでも全体への糸口という程度であろう。作者の立場は、基本的には日本人の立場ながらも出来るだけ客観的、相対的に在日の人達の本質を描き出そうとしている。冒頭は、俳優にしきのあきらへのインタービューを筆頭に芸能界で意外と知られていないが多数いる在日スターについて描かれている。しかし、ネットなどでまことしやかに囁かれている面々は出てこない為、そのあたりをエグっているものと期待していただけに肩すかしを喰らった。まぁ、当然本書はどちらかというと社会学的な視点か

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    2018年10月08日
  • 解放老人 認知症の豊かな体験世界

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    周りは大変で仕方ないけど、
    描き出される老人たちにはなんとも言えない
    切なさやおかしみ、可愛らしさがある。
    幸いにして私の両祖父母も両親も
    認知症を発せず亡くなったが
    身内からすればあまりそうも言えないんだろうな〜
    脳の不思議にはまだまだ飽きそうもない。

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    2016年03月29日
  • コリアン世界の旅

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    もっと早く読めば良かった。在日コリアンのこと、少しはわかっているつもりで、全然わかってなかった。日本で生きてく大人は、みんなこの本読んだ方がいいんじゃないか。

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    2015年12月23日
  • 解放老人 認知症の豊かな体験世界

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    ノンフィクションライターから見た認知症高齢者の姿。専門家とは違う、その人となりを見る目がやさしい。とかく専門家は病気を見てしまい、その人となりを見落としてしまう。その人となりを理解することで、その人とのつながりが生まれる。人はつながりで生き、つながりで回復する。認知症は改善しないが、こころは回復する。そのような気持ちを持たせてくれる一冊。

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    2015年07月22日
  • 解放老人 認知症の豊かな体験世界

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    ネタバレ

    筆者は老人介護施設や精神病院などに、取材をお願いして、長い時間をかけて、入居者と共に時間を過ごし観察した。認知症と今では言われるが、痴呆と呼ばれ、まだ理解もされない時期から長い観察はその個性あふれる症状と患者さん個々の持つ、いわゆる健常状態であった時の人となりも、家族に取材したり、介護職員にも取材したり、自分自身も当たり前に感じてもらえるほどの長い時間をかけ、患者さんの信頼もえ、人間性を掘り下げる。ほとんどが、別人のようになってしまうからこそ、普段の生活ができぬようになり、家族の手を離れることになった。だが、別人格と見えるようでも、実はその人が持つ価値観や人生への立ち向かい方、大きく影響する不

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    2015年05月28日
  • 調べる技術・書く技術

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    著者はノンフィクションライター.

    自分で見聞きしたことを文章で人に伝えることを職業としている人が,どのように考えながら調べ・書いているのかについて知ることができる本である.

    読んだ限り,ノンフィクションライターといっても仕事内容は,新聞記者にかなり近いようだった.ジャーナリストである.

    本書の冒頭.
    「あるテーマを設定し,それについて調べ,人に話を聞き,最後にまとめる技術を紹介するのが,本書のねらいである.」


    個人的には,第7章 事件を書く が印象に残った.

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    2013年10月26日
  • 調べる技術・書く技術

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    ノンフィクションを書くことが大きなテーマとなっている。前半は前準備、情報収集など、どの文章でも共通していることをあげている。後半は例文で、ノンフィクションを書くことって大変だな、と感じた。

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    2013年10月08日
  • 脳を知りたい!

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     自己を意識することを科学的に説明するとこうなる。自意識とは脳の高機能な働きなのだとか、自己をモニタリングする機能が脳にはあるらしい。それにより自己意識が芽生えるのだとか、モニタリングしたデーターは思い出として脳にインプットされる。データーが蓄積されることと個人の心の問題とはまた別のことであり、脳科学ではまだまだ説明できないらしい。

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    2013年08月21日
  • 脳を知りたい!

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    脳の働きについてテーマ別にまとめられたとってもわかりやすい本。
    「早期教育」「睡眠」「うつ病」「意識」「言葉」「環境ホルモン」などがテーマ。

    「早期教育」については頷ける箇所がとても多かった。
    早いうちから漢字が読めて書けて、4歳でトルストイの「戦争と平和」を読破して小学校入学時に共通一次が解けたからといってそれが人間としての成長になんらプラスにならないどころかマイナスになるリスクを何故だか(ここが脳の不思議)多く背負ってしまうことが多いとか。記憶力が優れているということと幸福ということはなんら関係ない。そういう優秀さを育てるよりは幸福を目的とした教育をするべきであるという結論。

    この本自

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    2013年03月31日
  • アジアの歩き方

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    一昔前のアジア・旅のエピソード集と言ったところか。根拠薄弱な世代論と、上から目線の教導的物言いが些か鼻に付くが、70年代のアジアの姿が伺え興味深かった。著者が野村進でなければ良書と言っても良い。しかし著者はあの『コリアン世界の旅』、『アジア新しい物語』の野村進であり、他のノンフィクション作品を含めて比較しても、本書が同じ作家の作品とは思えなかった。ある意味、飾らない著者の性格がストレートに出ていると見ることもできるが。未読の処女作『フィリピン新人民軍従軍記』の執筆秘話が紹介されているのが収穫と言えば収穫。

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    2012年08月06日
  • アジアの歩き方

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    ネタバレ

    アジアを垣間見てきたものとしては、おもしろく読めた。
    戦前にサイパンに日本人街が築かれて、かなり栄えていた話はびっくり。香川照之さんが中国映画に出演していた話も知らなくて、日本であまり取り上げられてなかったのが意外。
    文章読みやすいけど、ちょっとオチが迷子になったり、因果関係がおかしかったりというくだりがあったように思う。

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    2012年03月05日
  • 脳を知りたい!

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    久しぶりのブレーンサイエンスもの。著者は30年ほど前に『フィリピン新人民軍従軍記』で衝撃的デビューを飾った硬派のルポライター。個人的には『コリアン世界の旅』で作者を知り『アジア新しい物語』を続けて読んだ。脳は著者にとって畑違いな分野であるにも関わらず、新聞連載のような平易な筆致で初学者にも非常に分かりやすい。反面この手の本を読みあさっている脳好きには少し物足りない内容かも知れない。某助教授の『言語化が可能なことこそ意識の本質なのだ』には言語に関わる立場の者として単なる肯定ではなく、いろいろ考えさせられた。

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    2012年02月10日
  • 調べる技術・書く技術

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    内容紹介

    テーマ選び、資料収集法、質問の作り方から、インタビューの実際、原稿執筆のコツまで──第一線のジャーナリストがすべて明かすこれがプロの「知的生産術」だ!【目次】第一章 テーマを決める第二章 資料を集める第三章 人に会う第四章 話を聞く第五章 原稿を書く第六章 人物を書く第七章 事件を書く第八章 体験を書く
    目次
    第1章 テーマを決める
    第2章 資料を集める
    第3章 人に会う
    第4章 話を聞く
    第5章 原稿を書く
    第6章 人物を書く
    第7章 事件を書く
    第8章 体験を書く

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    2019年06月01日