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テーマの選び方、資料収集法、取材の実際から原稿完成まで、丁寧に教える。これがプロの「知的生産術」だ! 第一線のジャーナリストは、いかに原稿を仕上げるか。テーマの選び方、資料収集法、取材のコツから推敲のポイントまで、具体的に教える。レポート執筆にも役立つヒントが満載の入門書。
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Posted by ブクログ
あるテーマを設定し、それについて調べ、人に話を聞き、最後にまとめる技術を詳解するのが本書のねらいである。」という明確なメッセージで始まります。 本書は、デーマを決めて、原稿を書くまでの前段と、ノンフィクションを人物、事件、テーマを3つに分けて、それぞれどう書くかを書くかを示す、後段の2つにわかれてい...続きを読むます。 巻末に参照したノンフィクション作品が掲載されていてちょっとうれしかったです。 気になったことは以下です。 ■テーマを決める ・何かを書こうとするとき、誰もが一度は立ち止まり、しばし途方に暮れるのは、あらゆるテーマがすでに書き尽くされているのではないかと思えてくることだ。 ・だが、ここで諦めるのは早すぎる。もはや書き尽くされたかに見えるテーマでも、全く新しい輝きを放つ可能性があるからだ。 ・これを書かなければ、死んでも死にきれない。このことを書きさえすれば、いつ死んでもかまわない。そういう切実なテーマがある人は、書き手として幸せである。 ■資料を集める ・取材のとき、絶対に避けたいのは、先方に「こいつは俺のことを何もしらないのだな」とか、「この人、まるで無知じゃないか」と思われることだ。 ・資料収集に対する基本的な姿勢は、「貪欲に、幅広く」である。 ■人に会う ・取材の始めから終わりまでで何が一番大切かと問われたならば、やはり、「誠実さ」と答える ・取材の準備 ①収集した資料にはすべて目を通しておく ②なぜその人物に会いたいのか、会って何を知りたいのかを、もう一度自分に問いかけて、明確な答えを出しておく ③質問を思いつくまま箇条書きにしておく ・取材当日、絶対にしてはいけないのは遅刻である。できれば30分前に、遅くとも15分前に約束の場所についていたい。 ■話を聞く ・まず、この取材の目的を改めて説明する ・インタビューのコツ、相手と同じ大きさの声で話す。 ・インタビューの序盤。初対面の相手の緊張をほぐし、気持ちよく話せるような雰囲気づくりを心掛ける。レコードも、ノートも持ち出すまでに注意をする。 ・インタビューの中盤。原則として、相手が話しているときには、口をはさまない。わからないことがあったら、その場で訊く。沈黙を恐れない。 ・インタビューの終盤。これは訊かないほうがいいのではという質問がある。でも必ず訊くことだ。むろん、相手の気持ちには充分に配慮して、慎重に言葉を選んでだが。 ・ノート:A4の左だけをつかって、メモをとる。右はあけておく。 ■原稿を書く ・原稿のよりどころは、あくまでも、自分の取材ノートである。あなた独自の作品はここからしか生まれない。 ・索引を紙1枚でつくる ・チャートを紙1枚で作る ■後段:ノンフィクション ・ノンフィクションは、3種。人物、事件、テーマである。 ・テーマは必ず1つに絞る ・ポイントは3つ、構想段階で考えておく。これよりも多くても少なくてもいけない ・ノンフィクションを成功させるには、適切な人物を早くみつけること 目次 プロローグ 第1章 テーマを決める 第2章 資料を集める 第3章 人に会う 第4章 話を聞く 第5章 原稿を書く 第6章 人物を書く 第7章 事件を書く 第8章 体験を書く あとがき 本文で紹介したノンフィクション作品および主な参考文献 ISBN:9784062879408 出版社:講談社 判型:新書 ページ数:254ページ 定価:900円(本体) 発行年月日:2008年04月20日
仕事の参考になればと読んでみたが、これは単なるライティング技術の参考書ではない。事実を追い求めること、それを他者に正確に伝えること、そして正確さの中に自分の思いを込めること、これらの大切さが筆者の経験と多くの名ノンフィクション作品に基づき解説されている。 知の重みをあらためて感じる。
ここに書いてあることはどんな人にも役立つことばかりである。 この本を簡単に言ってしまうと『ノンフィクションライターになりたい人向けにその方法を著者が詳細に書いたハウツー本』となってしまう。 しかし、ノンフィクションライターになりたいと思っていない人でもここに書いてある、対象に対する調査の方法やそれを...続きを読む発表する方法(話すなり、書くなりいずれでも)はどんな職業の人にとっても非常に役立つことだ。 特に社会人1年生には、仕事の調べ方や進め方、人と会ったときの相手との会話や事前の準備方法など非常に役立つと思う。また、社会人のベテランの人であっても、「ああ、こんなやり方もあるのか」と参考になることも多々ある。 社会人や大学生、高校生などすべての人におすすめ。
良書、ルポライターである筆者が、ノンフィクション作品を書く際の構想から取材を経て執筆に至るまで、一連のプロセスの「型」について論じた本。作者の専門であるノンフィクション分野を起点にしてはいるが、汎用的な知的生産に生かせる点が多いように感じられた。第1章、第4章、は秀逸。後半の第6~8章では筆者の作品...続きを読むを教材に、何を考えて書いたのか、執筆のプロセスのいわば種明かしがあり、大変参考になった。直感に依って構成や内容が変化し、執筆が進んでいく様が大変印象に残っている。
借りたもの。 ノンフィクションライターによる、資料の集め方、取材の仕方、文章の書き方指南本。 著者の具体的な取材方法、それによって書かれた文章も併記されている。 要点を細々と指南している本ではなく、読んだ時の’雰囲気’も含めて学びになる。
新聞社を志望する就活生は必読です。この本に書いてある調べ方や文章の書き方は、就職する前から練習しておいてください。就職してからの訓練では遅いので、ぜひ早いうちに取り組んでみてください。良書です!
あくまでノンフィクションの啓発として ライターの前原政之さんがすすめてゐた。 6章以降は私やだいたいの人とは無縁な話なので、たんなる読み物としてよんだが、技量が高くおもしろかった(紋切型はあるものの)。 むしろ1章から5章までは私の役にも立ちさうだ。あまたの質問を紹介してゐる質問項目の頁など、...続きを読む自己分析にも活用できる。要するに自己インタヴューだ。
1.ラジオパーソナリティになり、事前準備が必要だということを実感しました。ライターは記事で、パーソナリティは放送で伝えることになります。その下積みとして学ぶにはとっておきだと思ったので読むことにしました。 2.ライターとして活躍されてきた著者がどのようなやり方で記事を書いてきたのかを述べています。...続きを読む人に伝えるためには調べることが前提となっていきます。調べ尽くしたことを凝縮し、書くという作業に移していきます。これをするためにはどのような手順を踏めばよいのかがこの本を読んでわかります。 3.色々なことが学べる一冊でしたが、「対人であること」を忘れてはいけないということです。インタビューとなるとどうしても用意してきた原稿を書きがちですが、それではいみがありません。当日、会話を重ねることで新しく出てくる知見があります。それが意外と面白く、良い記事に繋がるのだと思うと、準備が大切なのはもちろんですが、アドリブの楽しさを伝えられるのも大切だと思いました。
★巻末のノンフィクション一覧も参考に★この種のノウハウ本は定期的に出ており、たまに読む。インタビュー中の沈黙は恐れずに相手が口を開くまで待つ、ディティールを描く、第三者の目を持つ、など改めて参考になることも。本田勝一「日本語の作文技術」は30年近く前に読んで、修飾語の位置などいまも気にしている部分は...続きを読むある。ノンフィクションに限らず何かをまとめて誰かに伝える最初考え方には、人により細かい手法に違いはあるのだろうが根底は共通していると感じる。
思っていた以上に、物書きをする人(目指す人)のための内容であった。後半は、自分とは別世界、参考にするというよりは、”こういう世界もあるのか〜”と傍観的に読み進めた。しかしながら、このようにノンフィクションの文章が作られていくという過程を知ることができたことは意義深い。資料の集め方や、人へのインタビュ...続きを読むーなどは、広くビジネスのシーンでも応用できると思う。
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