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『コリアン世界の旅』から15年。「反中」「嫌中」が蔓延する日本に生きる在日チャイニーズたちのひたむきな人生模様。「私が二百人を超える在日チャイニーズを取材した結果では、彼らの大半が日本での生活におおむね満足しており、留学生のほぼ全員が、少なくとも来日時には親日か、もしくは好日であった。(中略)こうした彼らの実態が、日本人にはあまりにも知られていないのではないか。(中略)両者の深い断絶の谷間を、活字の飛礫(つぶて)でいくらかなりとも埋(うず)めていこうというのが、本書の最大のねらいであり、私のささやかな希望でもある。」――〈「まえがき」より〉
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年09月03日
まえがきは、東北へボランティアに行った中国人留学生の女の子の話から。
多くの中国人が日本から逃げ出したとき、ボランティアにまで行った人がいたのだ。おにぎりを三角に握れるようになったという。
今の31、2歳以下の中国人は一人っ子政策のため、ほとんど一人っ子。
親の愛情も期待も一身に受けている。そのた...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月24日
新聞の書評に何度も登場していたので、とても印象的で手に取った。
正直、わたしは中国を好きか嫌いかでいえば「好きじゃない」になる。でもこの「好きじゃない」は周囲に影響されてると前から思っていた。
なんでなんだろ?と。
この本を読んで、少し、わかったような気がした。
読みやすいので、気負わずに手...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月24日
日本で様々な職業につく、在日中国人の方にインタビューした一冊。
つくづく思うのは、国も人を作るけれど、人も人を作るのだということ。
日本人が全員礼儀正しい訳ではないし、中国人が全員金銭欲が強いわけではない。その人にくっついている「国」や「肩書き」も大切だけど、ちゃんと人を見なければ。わかってはいるけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年09月27日
単純に良い!きめ細やかな取材。
在日中国人が感じていること、日本にどう馴染んでいるのか、もしくはどう馴染みきれていないのかがたくさん書かれている。
神戸の中華同文を取材してるのは良かったなー。中華同文の子(日本人)とよく話すけど、日本文化をきっちり理解した上で、中国文化を自らの体に染み込ませている。...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月22日
「コリアン世界の旅」で在日の人々の声を拾った著者が在日中国人の実情を豊富な取材を基に探った本である。
反日感情が中国で、嫌中感情が日本で高まるのと比例するように年々中国から日本にやってくる人数は増えている。
劇団四季も、文壇も、保育園でももちろん働き手として日本社会は中国の人に頼っている。様々な...続きを読む
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