高木彬光のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ推理小説としてはなかなか面白く、文章を楽しむという点ではそうでもない、という感じ。時代設定のせいなのか、あるいは行間から作品を映像として立ち上げるには視覚情報がやや乏しいからか、個人的な感想としては「世界にのめりこめない」状態のまま、ラストまで行ってしまいました。事件を調べる警察の言葉遣いが汚いことが要因の一つかもしれません。まぁ、作品が書かれた当時の警察は本当にこの程度の品性だったのかもしれませんが。
そこまで重要だと思えなかった人物が実はキーパーソンだった、というのは推理小説の常套手段なのですが、このぐらいしか出てこなかった人がコアになるのかー、と思うと、ちょっと悔しいというが面白くない -
Posted by ブクログ
ネタバレ傑作セレクション第2弾。
タイトル通りどれも謎に満ちた女たちが登場しますが、それほど女が強調された話でもないものもあり、このタイトルの括りでの一冊としては少々物足りない。
そして全体的に複雑な構成のお話が多かった気がします。
ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【死美人劇場】風で飛んできたストリップ劇場のポスターがイケメン神津の顔に貼りつく冒頭がちょっと笑える。
被害者の誤認、アリバイトリック、想定外の事故、狙われた男女が逆に罠を仕掛けるなど捻りがありましたが、強烈な登場人物たちも加わってよく分からないまま -
Posted by ブクログ
私の親父が好きだった作家で、
昭和を代表する推理小説家です。
彼の作品は、高校時代にほとんど読んでいるのですが、
なぜかコレだけ読んでなかった(記憶になかった)ので、
読みました。
いやぁぁ、面白い。
この本は、高木彬光の中でも一番有名な神津恭介探偵シリーズです。
ちなみに、神津恭介は、明智小五郎、金田一耕助と並び日本三大名探偵と呼ばれています。
その、神津が病院のベッドの上で推理を繰り広げていくという、
いわゆるベッドディテクティブスタイルの推理小説です。
簡単に言えば、探偵が動かないで机上だけで推理するってやつですね。
この本の趣旨は、
成吉思汗 =