高木彬光のレビュー一覧

  • 刺青殺人事件~新装版~

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    マジでやられたミステリ リスト作品

    いにしえの単行本を持っていたけど通読する前にやむなく処分してしまった悲しい記憶があるタイトル
    内容についての記憶は全くない
    「イレズミ」じゃなくて「シセイ」

    高木彬光作品は「破戒-」「人形-」に次いで3作目
    読もう読もうと思っているうちに積読が角川版、扶桑社版、光文社版、の3冊になる

    読みやすそうな光文社をチョイス

    〜ざっくりあらすじ〜
    刺青を剥ぎ取られた死体が!同様に2人目の犠牲者が!

    〜感想〜
    二十章の構成
    まず第一章から、読んでいて快感を覚えるほどの文章力
    刺青への興味がそそられる

    気づいてしまったが、作中に!は出てくるけど?は無い
    筆者のこだわりか時代的なものか分からないが
    会話文か地の文かを問わず、ときどき読解力を求められる
    ?で終わる文章に慣れきっているんだなと痛感

    十四章のラストで
    「読者への挑戦」きたー!
    犯人と最初の事件の遺体が誰なのかはおぼろげに分かったけど詳細はよ

    そして十五章で神津恭介が本作初登場という完璧な流れ
    ぶっちゃけこの人忘れてました
    研三が探偵役になりそうだったし

    犯人と対峙する場面からの解決語り編
    良いです
    ラストシーンも趣きがあってお洒落感も良い

    解説で高木彬光デビュー作だと思い出す
    天才かよ

    評価点4.5点 辛めで四つ星かな

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    2024年03月12日
  • 人形はなぜ殺される

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    マジでやられたミステリ リスト作品

    高木彬光を読むのは「刺青-」「破戒-」に続いて3作品目、だと思う。刺青は古い単行本を持っていたのに手放してしまったのが今でも悔やまれる

    初出は1955年、70年前
    この角川文庫化ですら1974年、ちょうど50年前
    手元にあるのは新版、初版1995年、30年前
    100年間は評価されそうな作品

    刺青と同じく神津恭介シリーズだけど、あっちは激古単行本だったのもあり、正直言って途中で投げた
    実質、初めての日本三大探偵の神津恭介!

    〜ざっくりあらすじ〜
    人形が殺され(斬首、バラバラ、刺殺)るたびに人間も殺される


    〜感想〜
    まず文章がスラスラ問題なく読めるという驚き。単語や言い回しには時代背景が出ているが、多少ホコリが被ってる程度でカビてはいない
    ぜんぜん楽しめる

    各章を繋ぐ「掴み」も逆に新鮮だなあ
    まさかこのとき、〇〇だとは誰も思わなかったのだ!的なやつ
    今で言うリーダビリティ炸裂

    そして久しぶりに目にする「読者への挑戦」
    いいですね

    トリックやプロットは(いまのミステリ愛読者にとって)目新しくはないものの、古典的?名作を読めて楽しかった

    まあ、真犯人は分かってしまうよね

    つぎの高木彬光は積読の刺青(いろんな復刻版が3冊くらいあるはず)か神津恭介シリーズ1.2に手を出そう

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    2024年03月05日
  • 邪馬台国の秘密 新装版

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    名探偵神津恭介がベッド上で邪馬台国の場所を推理する『成吉思汗の秘密』の様な歴史物。アチラと違って採用された文献が史書の執筆で名高い(信用できる情報しか載せない)陳寿の『魏志倭人伝』。更に推理する側がルールを定めているので正統派ミステリーとして楽しめる。
    近畿か九州かに大別されるが読んでいると本書の理屈(結論については読んで頂きたい次第)が合っている気がする。

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    2023年10月05日
  • 刺青殺人事件~新装版~

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    怪奇ものの抗いがたい危うい魅力を纏いながらも、新しい時代に向かう論理的展開を中心に据えた作品。
    密室が解けることにより、犯行現場を誤認させるという心理的トリックが見事。
    ほかにも見せつけるようで隠し、隠しているようで見せつけるといった表裏一体の仕掛けを乾板の陰画と陽画に重ね合わせた暗示も素晴らしい。

    犯罪の遺伝的側面やファイロ・ヴァンス風の心理的分析により容疑者を排除していく手法など現在の本格では好まれない部分もあるがかえって本書に時代めいた怪しさを付与するスパイスになっている。

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    2023年03月31日
  • 呪縛の家 新装版

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    ネタバレ

    す…すごかった…。

    解決編の後にまた解決がある感じですね。
    最後はちょっとゾワリとしました。
    結果遺産も好きな女も手中におさめるという…ブルブル。

    文章が古いかと言われれば現代とは違うんだけど、でも全く読みにくくはない。
    途中で作者の心の声がダダ漏れ出るのも面白くて、楽しく読みました。

    しかし挑戦状が2回もあるとは。そして挑戦状の文面がめっちゃ挑発的。特に2回目!
    さすがにもうわかるっしょ!!ねぇ!っていうね!

    わかんなかったよ!!笑
    また機会があれば続き読みたいです!!

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    2023年03月20日
  • 刺青殺人事件~新装版~

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    古い作品なので、読みにくそうだなぁと勝手に思い長い間詰んでありました。
    しかし読んでみるとほとんど読みにくさはなかったです。

    犯人はこの人かなぁ?と思いましたが、トリックは最後までわからずでした。
    わかった時はあぁなるほどねぇと唸ってしまいました。
    思い込みって怖い笑

    密室のトリックがそこまで重要視されていないのも個人的には高評価でした。


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    2022年10月13日
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~

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    こんな人がいたこと自体知らず…高島町を利用してただなんて。
    ただ開港に絡んだだけではなく、明治という激動の時代に、易学を極め、その後の戦争の艦隊撃破のアドバイスまで。。。すごい人だ

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    2022年06月08日
  • 成吉思汗の秘密

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    源義経と成吉思汗が一人二役だったのでは、と推理して行く異色推理。
    義経もジンギスカンも詳しくないけど、分かり易く要所要所が説明されているので歴史としても面白かった。

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    2022年04月09日
  • 神津恭介、密室に挑む

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    神津恭介シリーズ。短編集で過去に読んだものもあったが楽しめた。表題通り密室トリックがメインであるが、トリック自体は単純でも、それが解けたところで犯人がわかるわけではない、人ひねり入れてくるところが作者のうまさを感じられた

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    2022年01月12日
  • 神津恭介、密室に挑む

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    神津恭介シリーズ6編の短編集。
    私は事件が起きるたびに、えっ?えっ?と翻弄された「影なき女」とあっ!と驚く「妖婦の宿」が好き。
    自分で推理するのは苦手なので、毎回予想を裏切られるペーペーなので、きっと慣れてる人にはわかりやすいであろう展開も楽しめました。

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    2021年04月20日
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~

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    横浜・高島町にその名を残す高島嘉右衛門の生涯を描いた本。事業家の面よりも易聖・高島嘉右衛門の易占の話が詳しい。従来抱いていた山師的なイメージがかなり変わった。

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    2020年12月16日
  • 成吉思汗の秘密

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    虫垂炎による手術のため入院した名探偵神津恭介は、無聊を慰めるため、成吉思汗の謎に挑む。果たして源義経が成吉思汗になったという伝説に信憑性はあるのか。ベッドに在るまま800年の昔に思いを馳せ、一人二役のトリックが成立し得るかどうかを推理する。

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    2020年08月05日
  • 刺青殺人事件~新装版~

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    初高木彬光作品。
    よく書かれていて面白く読んだ。
    昔の作品と侮っていた。
    高木彬光作品も少しずつ読んでいきたい。

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    2020年09月21日
  • 刺青殺人事件~新装版~

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    我が家に縁のある方らしいので、どれどれと思い読んでみました。

    70年以上も前の小説ですが、なんでしょう古くささや読みにくさはありませんでした。

    神津さんかっこよすぎ。そして謎とき早すぎ!すげぇ!

    やはり古き良きミステリーはいいですね。
    読者への挑戦とか滾りますね。

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    2020年02月09日
  • 白昼の死角

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    始めでこそ時代背景と手形犯罪というあまり知識のない舞台に怯んだものだが、読み進めるに従ってそんな心配は稀有に終わった。犯罪人と肺病の因果関係には妙な納得もしつつ、この悪党がもう少し寡黙で有れば完璧だったんだろうけど語るに落ちた如くペラペラ口走り過ぎ。ペテン師は口命だろうけど主人公の性格と口数は乖離していたように思う。ただその時代、若気の主人公が前世代人への戦いという意思であるならあり得るのかなあと回想してみる。
    時間かかったけど、逆に時間空いても飽きの来ない小説だった

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    2020年01月20日
  • 神津恭介、密室に挑む

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     かつて(いまでも)日本を代表する名探偵であった神津恭介を主人公とする短編集。タイトルのとおり、密室殺人事件が並んでいる。

     今読んでみると文体や人間の描き方、道具立てにさすがに書かれた時代を感じさせる。だけど全体としてすっきりと端正に感じられるのは、名探偵神津恭介のイメージでもあるし、小説内で描かれる謎解きのクリアーさのためだと思う。そういったあたりは全然負来るなっていないばかりか、逆に新鮮で驚く。

     6編の短編集の中に、ミステリの典型的なアイデアが見本市のように並んでいて面白い。特に最後の2編は、稚気が感じられるほど作者が楽しんで書いたんじゃないかなって思う。時々でてくる機械的トリックはノスタルジックな感じがしてしまうけれど、わかりやすく楽しいミステリをして、まだまだ現役だなって思う。

     それにしても神津恭介、眉目秀麗、頭脳明晰なんて紹介されているけど、やりすぎだ!と言いたくなるくらい、絵に描いたような名探偵ぶりでおもしろい。

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    2019年02月11日
  • 刺青殺人事件~新装版~

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    機械的密室と心理の密室にネガポジの反転、全部全部きれいに騙された!半分以上過ぎてから登場する名探偵・神津恭介のあっという間の謎解きもあっさりしてて良い
    研三と神津恭介の仲の良さには友情ってどんな時代でも変わらないんだなあと思いました

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    2018年09月24日
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~

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    明治維新を陰で支えた商人がいた。
    彼は易聖と呼ばれ、明治初期の英雄達と親交を持つ。
    1人の商人の目線から見る明治維新というのがなかなか興味深く面白い。

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    2018年07月10日
  • 刺青殺人事件~新装版~

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    トリックの秀逸さもさることながら、刺青の魅力が伝わってくる一冊。刺青が反社会的なとものとして捉えられてしまってることが残念にかんじます。

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    2017年10月17日
  • 「横浜」をつくった男~易聖・高島嘉右衛門の生涯~

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    【文章】
     読み易い
    【気付き】
     ★★★・・
    【ハマり】
     ★★★★★
    【共感度】
     ★★★★・

    「"人によっては" 当たるも八卦当たらぬも八卦」

    占い師としての実力はもちろん、商人としても実力も備えていた。

    伊藤博文など、明治維新の中心ともいえる人物達と交流を持っていた。

    渋沢栄一との交流は書かれていなかったが、実際に交流は無かったのだろうか?

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    2017年07月25日