【感想・ネタバレ】神津恭介、犯罪の蔭に女ありのレビュー

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Posted by ブクログ 2022年01月14日

神津恭介シリーズ。女性がらみの短編集ですがどれも読んただことがなかったので大いに楽しめた。個人的には青髭の妻がお気に入り。
この作者の作品はとても読みやすいので気に入っています

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年11月04日

『死美人劇場』
神津恭介が発見した女の死体。死美人劇場と名付けられたストリップ小屋での殺人。被害者はエミー山田というダンサー。マリア・ローザというダンサーの代わりにある屋敷に派遣されていたエミー。洞爺丸事件に巻き込まれていたというアリバイのあるパトロンの天沼健二。

『嘘つき娘』
女性が殺害されたと...続きを読むいうタレこみの電話を受け現場に向かった真鍋記者。被害者は松野菊枝。嘘つき少女として新聞に投稿した福田慶子のと事件の関係。事件直前被害者にコートを届けた慶子。男関係が激しかった菊枝。菊枝の恋人の一人・佐久間源一と慶子の関係。

『青髭の妻』
かつて「青髭」と呼ばれた連続妻殺しの犯人。その男の生き残った妻の出演する舞台の脚本を担当する松下研三。男を惑わす女優の死。
舞台のスポンサーである河野の夫人は第二の青髭事件の目撃者だった女性。第二の青髭事件の被害者である女性の弟・尾島大尉の登場。

『女の手』
飲み屋であった女を送って帰った松下研三。彼の懐に入れられた拳銃。その夜起きた女優・吉野小夜子殺害事件。切り取られた小夜子の腕の謎。松下研三が目撃した光る女の腕。その近くで殺害された女スリ・お菊。お菊は研三に拳銃を渡した女だった。お菊の情夫に変装し犯人と接触した神津恭介。

『ヴィナスの棺』
神津恭介にダイヤモンドを渡し自分の遺体を探すように依頼してきた女。銀杏屋敷と呼ばれる屋敷から戦前に消えた伊馬笙子。消えた彼女の夫と宝石。現在の住人である春藤の証言。防空壕の中の壁に隠された秘密。

『血塗られた薔薇』
神津恭介が出会った女。同じタクシーに乗り合いカバンを間違われる。血痕のついたカバンと中身の抜き身のナイフ。翌日カバンを受け取りにきた姉の加藤百合子。植物園で殺害された百合子。消えた恵美子。恵美子の周囲に出没する男たち。神津と共に事件を追う小山内の秘密。

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Posted by ブクログ 2024年03月27日

神津恭介登場作品のなかでも、女性にまつわる事件をセレクトした短篇集。トリックよりも男女関係の綾に主眼が置かれている印象。

収録作品は以下の六作
・「死美人劇場」
・「嘘つき娘」
・「青髯の妻」
・「女の手」
・「ヴィナスの棺」
・「血ぬられた薔薇」

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年04月27日

6編が収められた短編集。

題名の如く、どのお話にも必ず女性が現れますが
殺されたり犯人だったり様々。

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Posted by ブクログ 2015年09月14日

【死美人劇場】【嘘つき娘】【青髯の妻】【女の手】【ヴィナスの棺】【血ぬられた薔薇】収録。

神津恭介作品の中から女性絡みの事件が六作収録されています。
絶版で入手困難だった作品が読めるのは嬉しいのですが、「傑作セレクション」と謳っている割には仰天するような展開やトリックがなく平凡な印象。
ただ、どれ...続きを読むも通俗的な作品なので、万人がそれなりに楽しめるのではないかと思います。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年01月31日

傑作セレクション第2弾。
タイトル通りどれも謎に満ちた女たちが登場しますが、それほど女が強調された話でもないものもあり、このタイトルの括りでの一冊としては少々物足りない。
そして全体的に複雑な構成のお話が多かった気がします。

ネタバレ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...続きを読む・・・・・・・・・・・・・・










【死美人劇場】風で飛んできたストリップ劇場のポスターがイケメン神津の顔に貼りつく冒頭がちょっと笑える。
被害者の誤認、アリバイトリック、想定外の事故、狙われた男女が逆に罠を仕掛けるなど捻りがありましたが、強烈な登場人物たちも加わってよく分からないままバタバタと終ってしまった感。
神津の思惑にはびっくりしました。

【嘘つき娘】つい嘘をついてしまうという娘の証言の信憑性をめぐるサスペンス色の強い一編です。名乗り出ない謎の男、片方の手袋、脱ぎ捨てられたオーバーなど、現場の状況からの推理には納得。
ただ、背中を刺された死体が、結局自分でも出来るよ、と他殺をあっさり否定したのにはちょっとがっかり。
狂気じみた女の妄想と現実の境の危うさがおもしろい一編でした。

【青髭の妻】狂気の女はまさにこの短編集に相応しい人物でした。その最後も劇的で良いです。
それにしてもいろいろな事が起こるのでてんやわんや。最後の解決場面の演劇などいちいち考え込んでしまいました。ちょっと早足なんじゃ。

【女の手】飲んだくれていた松下くんの前に現れた謎の女性。そして腕のない女の死体の発見。
腕を切り取られた理由、更には腕を切り取ったにも関わらず神津の手にまんまと乗ってしまう犯罪者の心理というのがおもしろいです。
犯人が全く分からない状況で、女掏摸士の殺害から容疑者を絞り出したのは流石。
神津さんが体張っていて楽しく、松下君のだめだめっぷりが可愛い。

【ヴィナスの棺】亡霊から自分の遺体を探してほしいと依頼される不思議な冒頭。怪しいホラーっぽい展開。
遺体の隠し場所と宝石の行方の謎がメインになっていますがこれは分かりやすい。しかしラストの発見場面はインパクトがあり楽しいです。

【血塗られた薔薇】登場人物が多いですね。しかも真相がわかってからだと更に混乱します。
犯人の動機や行動がすごくグッとくるんですが、短編だからかそのへんがさらっとしてたのがちょっと寂しい。
しかしこの話の松下くんはひどい。酔っぱらってるだけだった。
ラストの神津さんは素敵なのですが、彼女がいつの間に二人にとってそんな大きな存在に?

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