もとなおこのレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
良かったです。
感動作ですね。
ヒストリカルではナポレオンの戦争はよく題材として使われますが、いつもは海外文庫の小説で読んでいるので、今回のようにマンガで読むとさらに臨場感があって分かりやすかったです。
やはり一番惹かれたのは冒頭でのヒロインとヒーローが出会うシーン。
試し読み部分で「…物乞い少年に扮したヒロイン…」となっていたからその部分だけで買う気満々で楽しみでした。
物乞いとして食料や持ち物を奪おうとしたのがヒーローだったわけで、ヒーローに捕まったヒロインが物乞いの先輩少年のために、その少年が病気だから何か栄養ある物を食べさせたい一心で強奪しようとしたシーンで涙ながらに反応が無くなった少年を呼んでいた -
ネタバレ 購入済み
素敵なお話
レビューを読んで購入しました。
絵が綺麗でテンポもよく、夫人の馬車との遭遇、王女の設定も無理なく読み進んでいけます。
ヒロインが真面目で健気。
彼は放蕩者や遊び人というが実は真面目で優しい男でヒロインが惹かれるのも納得。
ハッピーエンドで恋敵やドロドロを望まない話をお探しならおすすめです。 -
ネタバレ 購入済み
この作家さん、大好きです。
この作画の作家さん、本当に大好きです。
何て言ったって、美しい✨
人物だけではありません。背景も、衣装も、本当に全部美しい✨
このお話のヒロイン、可愛い。でも、知的です。
しかし、ヒーローの物言いが酷過ぎた。
あんな酷いプロポーズは、侮辱でしかない。コンパニオンとして付いている夫人にもきつく釘を刺されているし、貞淑なヒロインには耐え難い言い方。
逃げ出して当たり前です。
助けてくれた夫人が、本当に素敵な女性。
読んで損はありません。短編なので、さっくり読めます。読後の感じも良かった✨ -
ネタバレ 購入済み
美しくて素敵なお話
もとなおこ先生の作品は好きでいろいろ読んでいますが、全作品中この「ガーフレット寮の羊たち」が一番好き。
テニスン、ウィリアム-ブレイク、キーツといった詩の一節を始め、かの有名なシェイクスピアや聖書の一節など綺麗な言葉がそこかしこに散りばめられ、それがイギリスの伝統ある格式高い全寮制のパブリックスクールという舞台と相まって、おとぎ話のような、幻想的な世界を生み出している。
けれどもそこに集い、共に生活する学生たちはさまざまな事に悩み苦しみ、また喜びといった中、高校生たちが誰しも経験するであろう道を歩み、成長していく。決して「ファンタジーの中の登場人物」として描かれているわけではない。
主人公 -
ネタバレ 購入済み
わりと昔の作品ですが、時代が1870年代のイギリスというだけあって何の違和感もなく読める。
ライトな感じに見えて、実はいろいろ考えさせられるところの多い作品。パブリックスクールの寮が主な舞台なので、登場人物は13~18歳までの学生が殆ど。その羊たち(この作品では学生たちのことをそう呼んでいる)が一つの寮、学校の中で切磋琢磨しあいながら一緒に生活し、学んでいく。
そのような環境であるから、気の合う友人や尊敬し、信頼のおける先輩ができる反面、反りが合わずに衝突する人間も出てくる。
この巻では主人公のアーネストと同じ部屋のスタンリーが一触即発の状態からついに激突する。アーネストは普段は優し -
購入済み
兄夫婦には鉄槌を!
兄夫婦にこき使われていたヒロインですが、ジェームスと知り合い、看護婦を目指して自立していく姿が良かったです。もっと2人の結婚後のラブラブな姿も見たかったな。
-
ネタバレ 購入済み
一緒に育った幼馴染の二人は互いに惹かれずにはいられない。しかし二人は添い遂げれない運命に。
ヒロインは求婚してくれる公爵に嫁ごうとしますが、ヒーローの本当の出生が判明し悲しい運命を感じるヒロイン。
最後までハラハラドキドキ、ドラマチックです。 -
購入済み
皆が幸せになる素敵なお話でした
もと先生の絵柄もステキだし、ライオンのようなヒーローが愛情深い素敵な大人でしたね。ヒロインも幸せを掴めて良かったです。特典は「忘れられた婚約者」の2人も見られてニンマリしました。
-
購入済み
もと先生の作品はやっぱりステキ
出会えて気持ちを伝えられたと思ったら、すれ違って、米国に渡る前に再会できてホッとしました。ヒロインとヒーローの周囲の方達はみんないい人達だったのでストレスなく読み終わりました。欲をいえば新婚生活も見たかったな。
-
購入済み
綺麗な作品
1870年代のイギリスの寄宿舎とパブリックスクールを舞台とした物語。
登場人物は中学生から高校生の男の子たちばかりですが、全体的に華やかです。
寄宿学校ものは萩尾望都先生のトーマの心臓の方が荘厳で重厚な印象ですが、こちらは等身大の少年たちのいろいろな顔が見れて、また違った感じで楽しめます。
アーリントンを始めとする新入生たちがとても可愛いです! -
購入済み
二人の距離感
数奇な運命と誤解から始まった出会い。純真無垢な少女が、恋を知り惹かれていく様子が丁寧に描写されていて、ドキドキしてしまった。季節折々の美しい風景が、惹かれあっていく二人の距離感を引き立てている感じ。読んでいて心地よかった。
-
購入済み
男女の美しい双子の入れ替わり譚
事実は小説よりも奇なり、と言いますがたくさんの偶然を織り交ぜながら編まれていく上質なネオヒストリカルロマンス。美しい英国の田舎を背景に、お話しの続きを期待します。
-
購入済み
読みたかったイギリスもの
イギリス児童書を小学校時代親しんでいました。
その延長で、めるへんめーかー作品も
80ー90年代夢中になりました。
最近ドラマダウントンアビーを観て
イギリス舞台の物語熱が再燃し、
ネットからこちらの作品にたどり着きました。
絵も綺麗で細部も気を遣った作品です。
ミステリー要素でグイグイ読めますが、
ドレスや絵の可愛さもたっぷりと楽しめる
まさにお宝作品です。
この作者さんの他作品も是非読みたいです
-
購入済み
3巻(完結編)。
全編通じて要所要所で登場するイギリスの政治家、ウィンストン・チャーチル。彼の人生にかなり興味がわきました、中世の頃の英国含むヨーロッパの話は昔にハマってかなり読みましたが、第一次~二次世界大戦辺りの時代の事は殆ど知らなかったのでこの物語は興味深く面白かったです。最後まで波乱尽くしでしたが、アンとトム・タフィーに幸せな日々が訪れそうで良かったです。けれどこれで終わりかと思うとめっちゃ残念!。もっと続いて、色んな時代に行って欲しかったなぁと思います。アンとトム・タフィーが教師になっての第二部とかしないかしら。そんな希望が叶うかは解らないけれど、とりあえず布教活動でもしてみようかな…と思う位に好みの