小室直樹のレビュー一覧

  • 数学嫌いな人のための数学―数学原論
    内容的に特に真新しいものがあるわけではなく、数学入門書と位置付けられる。それよりも気になるのは、数学原論を説明するにあたって行っている筆者の論理展開の方法である。全体を通して、筆者の「自分勝手な思い込み=事実に即しない」と「自分に都合の良い強引な論理展開=論理の破綻」で貫かれており、論理を語っている...続きを読む
  • 数学嫌いな人のための数学―数学原論
    「数学とは神の論理なり」・・・神がいるかいないか、という命題を解くために発達したというくだり、これを先に知っていればもっと数学が好きになれたのに、と思う。こういうことを数学の先生は隠して教えているのだろうか?それとも知らずに教えてるのか?
    ある問題に対し、「かならず正しい答えがある」と信じて解明の努...続きを読む
  • 論理の方法―社会科学のためのモデル
    ソヴィエト型社会主義国家一般論(かなりネガティブ)、ヴェーバー、丸山真男、ケインズ、平泉澄など。しっかし小室先生、話がクドイですなあ。
  • 数学嫌いな人のための数学―数学原論
    数学でも算数ではなく論理の方ですね。その歴史と成り立ちの解説です。

    一神教と数学の関係、古今東西の論理のあり方、経済学と数学の関係を順序だててわかりやすく説明していきます。「すべては現時点での仮説である」がわかれば、経済学も、あるモデルをもとに実態経済を語ろうとしているにすぎず、正解ではない。まし...続きを読む