堀潤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
乙武さんと対談形式での議論。
対談相手はお馴染みのメンバーともいえ、この本以外でも著作があったり、よく他の対談本でも登場したりする人物ばかり。
なのでその人の主張自体は他の本にも出てきて特に新鮮味はない、その意味では出てくる人本人が書いた本の方が詳しい。
ただ、この本の持つ新鮮味は内容よりも「乙武さん」が相手であることに尽きるようにも思う。
非常に稀有な経歴を持つ乙武さんゆえ、対談の中でも視点が新しいというか、広さを感じるので、その部分に対して面白さがあったと思う。
最後都知事、政治家への転身を勧められていたが、どうなんでしょうね。見てみたい気もするが、一議員としてではなく首長としてがい -
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Posted by ブクログ
2014年初版
乙武洋匡 対談
現代社会のおかしさ、課題についての8篇の対談集。
若手論客8人対乙武さんという対談本 (R25の対談企画の書籍化)。八人八様の社会への向き合い方・戦い方を紹介しつつも、共通している「既存勢力・既得権益との向き合い方」については東氏のまとめた「内側・外側」のまとめがわかりやすい。既存のルールの上でも戦える準備をする=内側。既存のルールを真っ向否定し、トリックスター的に変革を目指す=外側。
論壇会にも世代があるし、スタンスの違いもあるということがなんとなくわかった一冊。それにしても乙武さんのスタンスがいい意味でずるい。いいところを結局持っていくような構成でした -
Posted by ブクログ
ネタバレNHK元アナウンサーの堀潤が同タイトルの映画を作るに至った経緯と取材記録を綴ったルポ作品。映画の補完作品となっている。
マスコミは組織の方針に従って報道をしているというのがよくわかった。またマスコミから提供される情報を自分でよく吟味する必要があることを説いている。
印象的だったのは、アメリカで多くの核実験場や原発跡地が理由もなしに立ち入り禁止になっているということだ。またサンタスザーナ野外実験場にある原子炉がメルトダウンしていたにもかかわらず、2007年になるまで誰にも知られてこなかったことには驚いた。
この地域ではがん発生率が高いようだ。放射能が原因だと考えられるが、因果関係が明確でな -
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Posted by ブクログ
アナウンサーが記者のように現場を歩いて回る。それがいいのか悪いのかはさておき、今のニュースウォッチ9の基本を作ったのは堀氏だと思う。
人に何かを伝えるとき、すべて取りこぼさずするのは難しく、報道ともなれば情報を取捨選択せざるを得ない。広報対応をしていて、マスコミから事前情報に基づいて作られたストーリーありきで話を進められることがある。ニュース価値を判断するのがマスコミといえども、全く人の話を聞かずに、ニュースをつくるのはどうなのか。とはいえ、報道を期待している広報としては、大筋から外れなければまぁいいかと思ってしまう…この本を読みながらジレンマを感じた。