黒木登志夫のレビュー一覧
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がんが遺伝子の異常であることは何となく判るのであるが、遺伝子の異常がどうしてがんになるのかはじつはよく判らない。がん遺伝子にはがん遺伝子とがん抑制遺伝子がありがんが発生するには複数のがん遺伝子が絡んでいるらしい。人は歳を重ねるごとにがんになる可能性を増すのだが、遺伝子の変異する確率をかけ算していくと現実のがん発生の率と比べるととんでもなく低い確率になるらしい。遺伝子がダメージを受けてもたいていの場合、修復酵素がダメージを解消するらしい。すなわちDNA修復遺伝子というのがあるらしく、こいつが変異してしまうと細胞が遺伝子不安定状態になりがん遺伝子、がん抑制遺伝子のダメージが累積しはじめがんに至るの
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医学的面からの強い死に対する内容でした。副題に「医学的に、実務的に、文学的に」とあり、私は個人として「文学的に」の意味を大きくとりすぎたのか、少し不満の残る印象です。
確かに医学的に考えた「死ぬこと」はこれまで明確に書かれた一般的な書籍は少ないのかもしれません。その点は、良かったと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレWHOは、死因として病死と事故のみを記載している。老衰は寿命の限界に近づいたから。
フランスは結婚を登録制度に改めて出生率が上昇した。
定期的に検診を受ける。
前立腺がん、大腸がん、胃がん、肺がん、肝がんの順に多い。
高齢者が増えているからがんが増えている。年齢構成で補正すると、がんは減少している。
循環器は突然死が多い。多くはカテーテルで治せる。
循環器は、生活習慣病。
高血圧の薬はタイプがいろいろある。高血圧のため倒れるより、毎日薬を飲む方がコスパがいい。
コレステロールの薬は、スタチン系の薬品が使われている。
糖尿病は、合併症が怖い。患者数は1000万人、グレーゾーンが1000万人。 -
Posted by ブクログ
86歳になるというもともとはガンの研究者の先生が、新型コロナウイルスについて解説する本の第2弾。第1弾は2020年の12月で、この本は2022年の3月。第6波が終わる頃だから、この時点ではまだ第7波というものすごい波が来る前の状況なので、今だと著者はどう思うのだろうか。「ちょっと増えては消えていくような小さな波、あるいは、オミクロン株並みの高さではあるものの病原性の弱い波などが、繰り返す可能性がある。」(p.228)という「終わりの始まり」シナリオが有力、というのが著者の考える有力な可能性なんだけど、なんか「始まりの終わり」というシナリオ2か、「終わりなき始まり」のシナリオ3に寄っているのか