黒木登志夫のレビュー一覧

  • がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史

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    がんが遺伝子の異常であることは何となく判るのであるが、遺伝子の異常がどうしてがんになるのかはじつはよく判らない。がん遺伝子にはがん遺伝子とがん抑制遺伝子がありがんが発生するには複数のがん遺伝子が絡んでいるらしい。人は歳を重ねるごとにがんになる可能性を増すのだが、遺伝子の変異する確率をかけ算していくと現実のがん発生の率と比べるととんでもなく低い確率になるらしい。遺伝子がダメージを受けてもたいていの場合、修復酵素がダメージを解消するらしい。すなわちDNA修復遺伝子というのがあるらしく、こいつが変異してしまうと細胞が遺伝子不安定状態になりがん遺伝子、がん抑制遺伝子のダメージが累積しはじめがんに至るの

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    2013年01月21日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    誰にでもわかりやすい文章を書く注意点から、理系文系の問題、英語の必要性、パソコンの必要性にも言及している。

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    2013年01月15日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    大変失礼だろうけれど、このお年でこの内容の書籍を書けるというのは凄いことだと思いました。本書でもの足りなければ参考文献が巻末に羅列されているのでさらに学習が深まりそうです。

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    2012年10月08日
  • がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史

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    実験マニュアルで有名な黒木先生の1996年の著作。個人的に知っている内容ばかりではあるが、歴史背景をうまく絡め、時に幻想的な文章表現も面白い。ゲノム全解読の5年前に書かれたという部分を差し引く必要があるが、がんにおけるDNAの変異や分子メカニズムの発見の歴史背景など、大学/院生教科書の副読本としてオススメ。

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    2012年10月21日
  • 健康・老化・寿命 人といのちの文化誌

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    寿命、老化、肥満、糖尿病、循環器疾患、がん、感染症、生活習慣(病)、別れ(死別)について書かれた本。
    著者ががん研究の専門医ということもあり、専門家が書いた本のいわゆる難しさをそこまで感じずすらすら読める。
    面白いからいずれ再読したい。どの章だけ拾い読みしても楽しめそうな感じ。

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    2011年10月28日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    コンピューターに使い慣れている世代としては、最終章は不要だった様に感じられるが、その他の情報はとても参考になった。
    文章の書き方、組み立て方がわかり易く紹介されており、特に日本語と英語両方を駆使していかねばならない若者の世代には役に立つ一冊であると思う。

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    2011年06月24日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    理系も文系も言語を用いて他人に主張を伝えるという点では変わらないというのが主なメッセージ。自らのプレゼンテーションやレポートを考えなおすきっかけになった。

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    2011年06月05日
  • 落下傘学長奮闘記 大学法人化の現場から

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    独立法人化前後の7年間を落下傘学長として体験した筆者の記録。純粋に、現在の国立大学の様子がわかって大いに参考になりました。国立大学に広い意味で携わる人には必読の書です

    それにしても「移動官職」という人種には驚きました。こんな時代にそぐわない人事制度が残っているんですね。いやあさすがは公務員という感じです

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    2010年08月25日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    作文技術に関しては論文に特化してる内容。英語の学び方およびプレゼンの技術についての方が普遍的で勉強になる内容と感じた。

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    2025年09月07日
  • 知的文章術入門

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    『学び合い、発信する技術』の巻末、参考図書の中に「論文を主体にした解説本」として紹介されていた本。
    ●はじめにより
    読書は充実した人間を作り、会話は気がきく人間を、書くことは正確な人間を作る
    byフランシスコ・ベーコン
    ●本書P130より
    「知的三原則」簡潔・明解・論理的

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    2025年04月21日
  • 死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

    H

    購入済み

    医学的面からの強い死に対する内容でした。副題に「医学的に、実務的に、文学的に」とあり、私は個人として「文学的に」の意味を大きくとりすぎたのか、少し不満の残る印象です。
    確かに医学的に考えた「死ぬこと」はこれまで明確に書かれた一般的な書籍は少ないのかもしれません。その点は、良かったと思います。

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    2025年02月04日
  • 死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

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    ネタバレ

    WHOは、死因として病死と事故のみを記載している。老衰は寿命の限界に近づいたから。

    フランスは結婚を登録制度に改めて出生率が上昇した。

    定期的に検診を受ける。
    前立腺がん、大腸がん、胃がん、肺がん、肝がんの順に多い。
    高齢者が増えているからがんが増えている。年齢構成で補正すると、がんは減少している。
    循環器は突然死が多い。多くはカテーテルで治せる。
    循環器は、生活習慣病。
    高血圧の薬はタイプがいろいろある。高血圧のため倒れるより、毎日薬を飲む方がコスパがいい。
    コレステロールの薬は、スタチン系の薬品が使われている。
    糖尿病は、合併症が怖い。患者数は1000万人、グレーゾーンが1000万人。

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    2025年01月09日
  • 死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

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    藤原道長が糖尿病を患っていたとのくだりに触れ、『光る君』で柄本佑演じる道長が宇治で療養している絵を思い出してしまいました。本当だったのか‼︎ 塩分を控えないといけないなあ。

    それにしても、死因に老衰というカテゴリーがあるのは日本だけ、という事実には驚かされました。

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    2024年11月17日
  • 落下傘学長奮闘記 大学法人化の現場から

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    ノーベル賞の対象となった研究には2種類がある。誰もが重要だと思っている課題を解決した研究と、誰も重要だと認識していない時一人研究を進め、後には重要性が発見される研究。

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    2023年07月07日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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     86歳になるというもともとはガンの研究者の先生が、新型コロナウイルスについて解説する本の第2弾。第1弾は2020年の12月で、この本は2022年の3月。第6波が終わる頃だから、この時点ではまだ第7波というものすごい波が来る前の状況なので、今だと著者はどう思うのだろうか。「ちょっと増えては消えていくような小さな波、あるいは、オミクロン株並みの高さではあるものの病原性の弱い波などが、繰り返す可能性がある。」(p.228)という「終わりの始まり」シナリオが有力、というのが著者の考える有力な可能性なんだけど、なんか「始まりの終わり」というシナリオ2か、「終わりなき始まり」のシナリオ3に寄っているのか

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    2022年09月19日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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    ネタバレ

    うーん。頭のいい人が頭のいい人同士でやってる分にはいいのだが、かなりたくさん私みたいなわけのわからん感情的に動く人間がうろうろしているのだが。と思いつつ、為政者には賢くあれと求めるのもどうなんだろう。と読んだ。ワクチン競争の話とか基礎研究軽視の話とかつくづく納得ではあるのだが。

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    2022年07月04日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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    前著で概要は示されていたから、本作のインパクトはそちらに譲る。類書が増えていることもあり、内容の重複は避けられず、本という媒体の性質上、時々刻々刷新される情報をカバーするスピード感にはどうしても欠ける。でも、終わりの始まりが提示されているのには、ちょっと縋ってみたくもなる救いと感じた。

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    2022年06月01日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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    新型コロナウイルスとワクチン、治療薬の最新情報が解説された一冊。2022年初頭に流行したオミクロン株の第六波流行くらいまでのコロナ変異株の推移解析、副反応を含めたコロナワクチンの情報、コロナ治療薬の情報などが科学的データを基に解説される。病床数世界一の日本で医療逼迫が起こった原因についても語られているが、日本の場合は病院・病床数ともに多いが、その割に医師の数が非常に少ないのが問題らしい。最後にコロナ禍の終わりに向けてのシナリオもあって読み応えあった。

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    2022年05月29日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    2020年12月初版、1年以上経って読破したのだが内容は古くなっていない。豊富な見解を明快に述べ、知識がすっと入ってくる。

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    2022年01月30日
  • 知的文章術入門

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    後半の英語学習については、今のところ必要がないので流し読みとなりましたが、わかりやすい文章を書く基礎が詰まった良書です。文例が多く、どのように書けば良いのかをわかりやすく示しているので、高校生にもちょうど良い内容になっています。

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    2022年01月28日