黒木登志夫のレビュー一覧

  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    理系も文系も言語を用いて他人に主張を伝えるという点では変わらないというのが主なメッセージ。自らのプレゼンテーションやレポートを考えなおすきっかけになった。

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    2011年06月05日
  • 落下傘学長奮闘記 大学法人化の現場から

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    独立法人化前後の7年間を落下傘学長として体験した筆者の記録。純粋に、現在の国立大学の様子がわかって大いに参考になりました。国立大学に広い意味で携わる人には必読の書です

    それにしても「移動官職」という人種には驚きました。こんな時代にそぐわない人事制度が残っているんですね。いやあさすがは公務員という感じです

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    2010年08月25日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    作文技術に関しては論文に特化してる内容。英語の学び方およびプレゼンの技術についての方が普遍的で勉強になる内容と感じた。

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    2025年09月07日
  • 死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

    H

    購入済み

    医学的面からの強い死に対する内容でした。副題に「医学的に、実務的に、文学的に」とあり、私は個人として「文学的に」の意味を大きくとりすぎたのか、少し不満の残る印象です。
    確かに医学的に考えた「死ぬこと」はこれまで明確に書かれた一般的な書籍は少ないのかもしれません。その点は、良かったと思います。

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    2025年02月04日
  • 死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

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    ネタバレ

    WHOは、死因として病死と事故のみを記載している。老衰は寿命の限界に近づいたから。

    フランスは結婚を登録制度に改めて出生率が上昇した。

    定期的に検診を受ける。
    前立腺がん、大腸がん、胃がん、肺がん、肝がんの順に多い。
    高齢者が増えているからがんが増えている。年齢構成で補正すると、がんは減少している。
    循環器は突然死が多い。多くはカテーテルで治せる。
    循環器は、生活習慣病。
    高血圧の薬はタイプがいろいろある。高血圧のため倒れるより、毎日薬を飲む方がコスパがいい。
    コレステロールの薬は、スタチン系の薬品が使われている。
    糖尿病は、合併症が怖い。患者数は1000万人、グレーゾーンが1000万人。

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    2025年01月09日
  • 死ぬということ 医学的に、実務的に、文学的に

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    藤原道長が糖尿病を患っていたとのくだりに触れ、『光る君』で柄本佑演じる道長が宇治で療養している絵を思い出してしまいました。本当だったのか‼︎ 塩分を控えないといけないなあ。

    それにしても、死因に老衰というカテゴリーがあるのは日本だけ、という事実には驚かされました。

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    2024年11月17日
  • 落下傘学長奮闘記 大学法人化の現場から

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    ノーベル賞の対象となった研究には2種類がある。誰もが重要だと思っている課題を解決した研究と、誰も重要だと認識していない時一人研究を進め、後には重要性が発見される研究。

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    2023年07月07日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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     86歳になるというもともとはガンの研究者の先生が、新型コロナウイルスについて解説する本の第2弾。第1弾は2020年の12月で、この本は2022年の3月。第6波が終わる頃だから、この時点ではまだ第7波というものすごい波が来る前の状況なので、今だと著者はどう思うのだろうか。「ちょっと増えては消えていくような小さな波、あるいは、オミクロン株並みの高さではあるものの病原性の弱い波などが、繰り返す可能性がある。」(p.228)という「終わりの始まり」シナリオが有力、というのが著者の考える有力な可能性なんだけど、なんか「始まりの終わり」というシナリオ2か、「終わりなき始まり」のシナリオ3に寄っているのか

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    2022年09月19日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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    ネタバレ

    うーん。頭のいい人が頭のいい人同士でやってる分にはいいのだが、かなりたくさん私みたいなわけのわからん感情的に動く人間がうろうろしているのだが。と思いつつ、為政者には賢くあれと求めるのもどうなんだろう。と読んだ。ワクチン競争の話とか基礎研究軽視の話とかつくづく納得ではあるのだが。

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    2022年07月04日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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    前著で概要は示されていたから、本作のインパクトはそちらに譲る。類書が増えていることもあり、内容の重複は避けられず、本という媒体の性質上、時々刻々刷新される情報をカバーするスピード感にはどうしても欠ける。でも、終わりの始まりが提示されているのには、ちょっと縋ってみたくもなる救いと感じた。

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    2022年06月01日
  • 変異ウイルスとの闘い――コロナ治療薬とワクチン

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    新型コロナウイルスとワクチン、治療薬の最新情報が解説された一冊。2022年初頭に流行したオミクロン株の第六波流行くらいまでのコロナ変異株の推移解析、副反応を含めたコロナワクチンの情報、コロナ治療薬の情報などが科学的データを基に解説される。病床数世界一の日本で医療逼迫が起こった原因についても語られているが、日本の場合は病院・病床数ともに多いが、その割に医師の数が非常に少ないのが問題らしい。最後にコロナ禍の終わりに向けてのシナリオもあって読み応えあった。

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    2022年05月29日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    2020年12月初版、1年以上経って読破したのだが内容は古くなっていない。豊富な見解を明快に述べ、知識がすっと入ってくる。

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    2022年01月30日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    まずは著者の黒木登志夫氏の年齢に驚く。
    1936年生まれの85歳 84歳で出版ということである。
    感染症は氏の専門外と思われるが、新型コロナで騒ぐ世間に正確な情報が提供されていない事を憂いての著作と思われる。

    次に武漢ウイルス(病毒)研究所の石正麗がBSL2で新種のコロナウイルス扱っていた事には驚かされた。しかもアメリカとの危険な共同研究を行っていたとは!

    厚労省、首相官邸、内閣府 官僚機構の対応が多分そうだろうと考えていた以上に拙かったことも・・いや、これはそれほど驚かなかった。
    この著書が出版されてから、ワクチンでまたまたまずい対応が続くことに納得した。
    いや、本当に情けない。

    毎日

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    2021年09月19日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    わかりやすくはあるが、所々で「それ個人の感想ですよね?」感が拭えない。
    事実と感想をわけて読み進めないといけないので注意が必要。
    個別箇所としては武漢研究所の安全性や、厚労省のPCR検査に対する姿勢が参考になった。

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    2021年08月16日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    いろいろな論点が、バランス良く整理されているようには感じるが、著者自身が、すべての論点について専門家としての見地で科学的なコメントをすることができる、というわけでもなさそうな感じを受けた。それだけコロナの問題は、複数の専門分野が広く関係する困難問題であるということがわかるとも言える。

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    2021年04月04日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    わかりやすいし、信頼がおけると思う。
    しかし、情報が断片的に並べられている(まとまりがない)感と、内容によって表現の砕け方が気になる(取りようによっては、ちょっと上から的だったりする…)ところがあり、読み手の好き嫌いは分かれるだろう。

    日経書評は「巷にコロナ本は山ほどあれど、なにはさておきまず読むべき本だ。」「一家に一冊、必携のコロナ対策ハンドブック」と手放しの褒めようである。

    ただし、「唯一残念なのは検索がないこと」ということなので、購入するなら電子書籍がいいかもしれない。


    ・感染の大元は口と鼻。口から出た飛沫が口に入って感染する。だから「口は災いの元」の病。うまい!

    ・新型コロナ

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    2021年02月28日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    PCR原理主義と厚労省批判

    コロナウイルスとは、何かを科学的に解説しているが、やや専門的すぎてとっつきにくい。

    さらに、厚労省批判は、同感として、兎にも角にもPCR検査という主張は「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 」(峰 宗太郎)を読んだあとだっただけに違和感を感じた。

    偽陰性を出す感度と、偽陽性を出す特異度については触れられていたが、検査を2度やれば問題ないとの考え。とにかく、陽性者を社会の中から抽出し、隔離するのが一番というように聞こえてしまった。

    他方、PCRを増やすことにより偽陽性が生じることによる医療逼迫については、あまり言及していない。

    著者は結構なご年齢で

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    2021年01月31日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    木下本,野口本に続く文章の書き方ガイド本。
    木下本「事実と意見を分ける」,野口本「メッセージを明確に」,そして本書では「簡潔・明快・論理的」を強調。

    審査と評価,プレゼンテーション,英語,コンピュータ利用も章立てされており,研究活動全般で参考になる。好まざるといえども英語の世紀になったなら,箸文化だけれどもナイフとフォークを使えるようにすればいいだけのような考え方がいい。基本は使えればいいが,上達したければ勉強すればよい。箸文化は箸を使う人たちしか残せないので,日本語は日本語でしっかりと文化と共に残しておくことで独自性を維持し,英語による序列化から距離をおこくことができる。

    少し古い(20

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    2020年12月26日
  • 研究不正 科学者の捏造、改竄、盗用

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    深刻な研究不正の事例、不正の実態、なぜ不正にいたったのか、どういった仕組みで不正を監視しているか、不正をすると結局どうなるか、今後不正を防ぐためにどうすればよいか、そういったことが丁寧にまとめられています。なかなかボリューミーです。エラーもミスも人間である以上ゼロにはできませんが、自分の言動が大なり小なり周囲に与える影響を冷静に考えるための余裕くらいは、なんとか確保しておきたいです。

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    2020年12月19日
  • がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史

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    がん遺伝子の発見。当時の技術でいかにして発見するのか。相当量の集中力と忍耐が必要となったに違いない。自分には研究という仕事は向いていないと感じる。

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    2020年10月03日