黒木登志夫のレビュー一覧

  • 知的文章術入門

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    わざわざタイトルに「知的」とつけるほどの文章術ではないのではないか。
    これならば理科系の作文技術で十分では?

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    2021年12月19日
  • 知的文章術入門

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    学生や社会人など、文章(文書や論文など)を書く人全般にとって基本的なポイントが簡潔に整理されています。各章の最後にチェックリストがついていますが、ここをそのつど意識するだけでも、だいぶ変わってくるでしょう。大学入学時あるいは社会人一年目で読んでおくといいかもしれません。

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    2021年10月12日
  • 知的文章術入門

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    「知的文章術入門」という書名から期待・想像する内容とはかなり乖離がある。
    文章作成・執筆に直接関係するのは最初の3章のみ。
    それ以降は情報の調べかた、プレゼンのしかた、英語の読み書き話し方と、間接的な領域に関する解説となる。

    内容が幅広くいぶん個々に割かれたページ数はすくなく、詳細なところにまでは踏み込んはいない。
    そのため、どれも類書で紹介されているような基本的な内容にとどまっている。
    あとがきで「理系の作文技術」を意識したとあるが、さすがにそこまでは至っていない。
    過去に文章術の本を読んだことのある人がさらに本書を読むことで得られるものはそこまで多くない。

    一方で、広い領域がコンパクト

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    2021年10月03日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    まずは著者の黒木登志夫氏の年齢に驚く。
    1936年生まれの85歳 84歳で出版ということである。
    感染症は氏の専門外と思われるが、新型コロナで騒ぐ世間に正確な情報が提供されていない事を憂いての著作と思われる。

    次に武漢ウイルス(病毒)研究所の石正麗がBSL2で新種のコロナウイルス扱っていた事には驚かされた。しかもアメリカとの危険な共同研究を行っていたとは!

    厚労省、首相官邸、内閣府 官僚機構の対応が多分そうだろうと考えていた以上に拙かったことも・・いや、これはそれほど驚かなかった。
    この著書が出版されてから、ワクチンでまたまたまずい対応が続くことに納得した。
    いや、本当に情けない。

    毎日

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    2021年09月19日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    わかりやすくはあるが、所々で「それ個人の感想ですよね?」感が拭えない。
    事実と感想をわけて読み進めないといけないので注意が必要。
    個別箇所としては武漢研究所の安全性や、厚労省のPCR検査に対する姿勢が参考になった。

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    2021年08月16日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    いろいろな論点が、バランス良く整理されているようには感じるが、著者自身が、すべての論点について専門家としての見地で科学的なコメントをすることができる、というわけでもなさそうな感じを受けた。それだけコロナの問題は、複数の専門分野が広く関係する困難問題であるということがわかるとも言える。

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    2021年04月04日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    わかりやすいし、信頼がおけると思う。
    しかし、情報が断片的に並べられている(まとまりがない)感と、内容によって表現の砕け方が気になる(取りようによっては、ちょっと上から的だったりする…)ところがあり、読み手の好き嫌いは分かれるだろう。

    日経書評は「巷にコロナ本は山ほどあれど、なにはさておきまず読むべき本だ。」「一家に一冊、必携のコロナ対策ハンドブック」と手放しの褒めようである。

    ただし、「唯一残念なのは検索がないこと」ということなので、購入するなら電子書籍がいいかもしれない。


    ・感染の大元は口と鼻。口から出た飛沫が口に入って感染する。だから「口は災いの元」の病。うまい!

    ・新型コロナ

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    2021年02月28日
  • 新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ

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    PCR原理主義と厚労省批判

    コロナウイルスとは、何かを科学的に解説しているが、やや専門的すぎてとっつきにくい。

    さらに、厚労省批判は、同感として、兎にも角にもPCR検査という主張は「新型コロナとワクチン 知らないと不都合な真実 」(峰 宗太郎)を読んだあとだっただけに違和感を感じた。

    偽陰性を出す感度と、偽陽性を出す特異度については触れられていたが、検査を2度やれば問題ないとの考え。とにかく、陽性者を社会の中から抽出し、隔離するのが一番というように聞こえてしまった。

    他方、PCRを増やすことにより偽陽性が生じることによる医療逼迫については、あまり言及していない。

    著者は結構なご年齢で

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    2021年01月31日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    木下本,野口本に続く文章の書き方ガイド本。
    木下本「事実と意見を分ける」,野口本「メッセージを明確に」,そして本書では「簡潔・明快・論理的」を強調。

    審査と評価,プレゼンテーション,英語,コンピュータ利用も章立てされており,研究活動全般で参考になる。好まざるといえども英語の世紀になったなら,箸文化だけれどもナイフとフォークを使えるようにすればいいだけのような考え方がいい。基本は使えればいいが,上達したければ勉強すればよい。箸文化は箸を使う人たちしか残せないので,日本語は日本語でしっかりと文化と共に残しておくことで独自性を維持し,英語による序列化から距離をおこくことができる。

    少し古い(20

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    2020年12月26日
  • 研究不正 科学者の捏造、改竄、盗用

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    深刻な研究不正の事例、不正の実態、なぜ不正にいたったのか、どういった仕組みで不正を監視しているか、不正をすると結局どうなるか、今後不正を防ぐためにどうすればよいか、そういったことが丁寧にまとめられています。なかなかボリューミーです。エラーもミスも人間である以上ゼロにはできませんが、自分の言動が大なり小なり周囲に与える影響を冷静に考えるための余裕くらいは、なんとか確保しておきたいです。

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    2020年12月19日
  • がん遺伝子の発見 がん解明の同時代史

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    がん遺伝子の発見。当時の技術でいかにして発見するのか。相当量の集中力と忍耐が必要となったに違いない。自分には研究という仕事は向いていないと感じる。

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    2020年10月03日
  • iPS細胞 不可能を可能にした細胞

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    iPS細胞について、その誕生の背景となった核移植、ES細胞、組織幹細胞の研究から、その応用的な研究まで、わかりやすく解説。
    ただ、ど文系の自分には、iPS細胞等の生物学的な解説部分は、正直十分には理解できなかった。一方、iPS細胞誕生をはじめとする研究史的な部分は、非常に面白く、サイエンスへの興味をかきたてられるものだった。。

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    2018年01月25日
  • 研究不正 科学者の捏造、改竄、盗用

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    過去に起きた42の不正事件を紹介しながら、不正が生じる要因やその対応を論じる。不正の理由は様々で名誉欲だったりプレッシャーだったりするわけだけど、そういう理由では説明のつかない、それこそ病んでるとしか言いようのない事例もあってぞっとする。なかでも旧石器捏造事件は、当事者のその後を知るにつけ、捏造の当事者さえもある意味で被害者なんじゃないか思えるほどに衝撃的だった。

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    2017年04月21日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    購入。

    簡潔・明瞭・論理的を軸にして文章を書く際のこと、プレゼンテーションを行う際のこと等のポイントを示している。英語やコンピュータとの付き合い方にも触れている。

    事細かな指南本というよりは、この辺りがポイントであると指摘する本という印象だった。
    第5章の審査する・評価する・推薦する は特にポイントだけが書かれていてどうしたらいいかよく分からない箇所だった。
    他の箇所はその方法論にも触れられていて有用な箇所はある。この本だけでタイトルのような技能を身につけるのではなく他の本と併用した方が力がつくと思う。

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    2017年02月19日
  • 研究不正 科学者の捏造、改竄、盗用

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    一口に不正と言ってもいろいろあり,びっくりするような手口から,呆れるような手口まであって,こんなことにどうして引っかかったのかと少し謎な事例もあって,読み物としても面白かった.科学者としての在り方が問題のようであるが,まず人間としての在り方だろうと思った.

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    2016年09月20日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    理系と文系の違い:理系は解決策が必ずどこかにあると信じている。
    ☆簡潔、明快、論理的
    ・文章は、それまでに登場した文章で完全に理解されなければならない。レゲットの樹
    起承転結というより起承展結
    法律家の文章はだめ。どこからもつつかれないように「等」などで逃げるのは、わかりにくくて仕方ない。

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    2016年06月14日
  • iPS細胞 不可能を可能にした細胞

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    すごく平易な文章で読みやすいのですが、いかんせん門外漢の当方の腹に落ちたのかどうかは疑問。これは当方自身の無能力故であり、この本の評価を落とすものではないので悪しからず。
    それにしても確実に神の領域を侵してるとは感じました、信心深くもなく、医療の進歩を望む立場の当方ではありますが。関わる人間の良心が鋭く問われており、小保方問題は単なる氷山の一角なのかも。

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    2015年08月31日
  • 落下傘学長奮闘記 大学法人化の現場から

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    2001年~2008年まで、岐阜大学の学長を務められた黒木登志夫さんの著書。
    2004年4月1日に岐阜大学(国立大学)が法人化される前後の変化を綴る。

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    2011年07月13日
  • 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合

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    論文、申請書、説明書とケース別に「どのような文章を書くべきか」を記載。とくに申請書の部分は今後の参考にしたいと思う。
    印象に残ったのは村上春樹の引用部分。「読者の心を本当に惹きつけるのは、文章のうまさではなく、筋の面白さでもなく、そのようなたたずまい(文章に滲み出る作者の姿勢の良さ)なのだ。」

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    2011年05月27日