月原渉のレビュー一覧

  • 九龍城の殺人(新潮文庫nex)

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    私的にはこの著者の中で一番面白かった作品がこれかな?

    前半は、主人公や香港で出会った人たちとのやりとりになっていて、後半から一気に急展開がくるといった構成になっています。

    正直読むまでは、暗黒街を舞台としているので、結構重めな内容かなと思ったけど、想像していたよりかは軽かったです。
    (ホンファの過去が重いかもしれない…)

    ファンタジーとミステリーが上手く混在しているのでそこまで内容は難しくは無くて面白かったです。

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    2023年10月31日
  • 九龍城の殺人(新潮文庫nex)

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    母親が死んで 残された麻雀牌を持って 母のルーツ香港に行く。

    6本指の女 おどろおどろしい九龍城

    その中で スキッとしてかっこいい 主人公フーと

    シャクティー

    祖母は 謎の組織のボス シェリー

    娯楽色満点!

    終わり方もえー!だけど いい結末でホッとしました。

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    2022年11月02日
  • 九龍城の殺人(新潮文庫nex)

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    抜群に面白かったです。
    最後の方の解決編は
    ハラハラドキドキが止まらなかった!
    意外な真相も驚きました。
    初めての作家さんで
    〇〇の殺人ってタイトルで
    よく目にしていたので他の作品も
    期待大です!
    香港マフィア系の話って
    すごい好み。

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    2022年10月06日
  • 月光蝶―NCIS特別捜査官―

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    「黒翼鳥」がよかったのでさかのぼって読んでみました。登場人物もほとんどかぶらないので、順番の前後は特に問題になりません。「卑怯だ」という人もいそうですけど、トリックはこちらの方が好みかな。

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    2014年07月08日
  • 月光蝶―NCIS特別捜査官―

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    横須賀の米海軍基地と市街地で発生した2つの殺人事件.それぞれ殺害場所と死体発見場所が基地内と外、しかもゲートを通過した記録がない.米海軍のNCISと市の基地対策課特別室が難問に取り組む.単純なストーリーに見合う基地反対活動家が米海軍に拘束されるが、彼も殺害される.米海軍の切り札的な女性捜査官が解決するが、意外な人物が犯人でその人物を遠隔操作した人も登場する.最後にレイシズムが絡む複雑な背景が出てくる.

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    2014年02月12日
  • 巫女は月夜に殺される(新潮文庫nex)

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     瓜二つの『相似巫女』と呼ばれる二人の少女、六人の巫女と二つの家系、秘匿された隠し里、祭祀で起きた密室殺人が複雑に絡み合った本格ミステリーで、密室トリックは勿論それ以上にホワイダニットの哀しさが象徴的な作品だった。

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    2025年10月05日
  • すべてはエマのために(新潮文庫nex)

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    第一次世界大戦末期のルーマニアの戦記物だと思ったらミステリーだった。
    登場人物の一人が別のシリーズの主人公だと読み終わったあとに知り、またやってしまったと思いつつ面白かったから良しとしよう。
    単発で読んでも充分楽しめる内容だけどシリーズを読んでいればもっと楽しめたかも。

    舞台は第一次世界大戦末期のルーマニア、
    「やんごとなき一族」の古い屋敷で妹エマのために主人公リサは看護師として働くことになり次々と奇怪な事件に巻き込まれていく…

    ミステリーはあまり読み慣れていないのでトリックの善し悪しはあまり良く分からないけど、次々に起こる奇怪な事件や謎が気になりぐんぐん引き込まれ夢中で読んでしまいました

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    2025年09月25日
  • すべてはエマのために(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    第一次大戦末期のルーマニアのやんごとなき血筋の一族が住むお屋敷で起こるミステリー。タイトルにあるエマが主人公ではなく、姉のリサが主人公で進んでいく。使用人探偵シズカシリーズのシズカも出てきて、スピンオフ作品だったのかな?

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    2025年08月24日
  • 鏡館の殺人(新潮文庫nex)

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    再読。
    とても面白い。
    月原渉さんの本はずっと好きで、使用人探偵シリーズの中でもこの『鏡館の殺人』が一番好き。
    すました顔で言葉が通じないからってロシア語で暴言を吐くのが好きです。
    シズカさんかっこいい。

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    2025年08月07日
  • 鏡館の殺人(新潮文庫nex)

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    え?もしかしてホラー?と身構えてしまった冒頭。
    この中から何人死ぬんやろか?と思い読み進めて迎えた中盤。
    そして解決編では「は?は?は?いやいやいやまってまってwww」
    この人かな?この人も怪しいな?一人称のこの子の精神けっこうヤバない?そもそも使用人の分際で偉そうに仕切ってるこの人の言うてることは信用できるん?とか独自に推理してた時間返してwww

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    2025年04月10日
  • 炎舞館の殺人(新潮文庫nex)

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    その蛾は脚が欠けていた。それでもなお、鱗粉を散らしながら光を求めて力強く羽ばたいた───。

    月原氏が描く物語のバックボーンは、やはり少し重め。過酷な環境下でも、懸命に日々を営む彼女達でまたも起こる不可解な死。

    真相が全て明らかになった時、その罪の本当の所在を深く考える。真に断罪されるべき人間は誰か、はたまた社会なのか。この物語に於いて夏季屋肇と言う人間がいた事、それだけは救いであったと思う。そして彼が陶芸に見せた狂気的な想いは、情熱なのか、それとも贖罪なのか。

    「鏡館の殺人」を読んだ際に感じたトリックへの物足りなさは本書ではなく、この物語の流れを大いに汲む、とは言え予想の出来ぬ巧みなレト

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    2025年03月13日
  • 鏡館の殺人(新潮文庫nex)

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    時代背景と言い、世間から隔絶された豪奢な洋館と言い、僅かに感じる横溝正史風味から、まずはこの謎に吸い込まれて行った。

    月原渉氏の著作は先日読んだ「九龍城の殺人」に次いで、これで二作目になるのだが、とても登場人物同士の関わりと、それに伴う感情の動き、そしてその背景の描き方が綿密だなぁ。と言う印象。

    鳥が鳥でいられるには、外の世界に向かって飛んでいくしかないんだよ───。

    籠の鳥に自由は、手の届かない夢ってことか───。

    わたしたちに人権なんてない。出荷される家畜と同じなんだ───。

    本能のままに子を為した奔放な父親。そして本来なら恋に友情にと最も輝けるであろう年頃に、潤沢な資産の元とは

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    2025年03月11日
  • 使用人探偵シズカ―横濱異人館殺人事件―(新潮文庫nex)

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    珍しく解決前に犯人がわかった作品。
    とはいえ、トリックはわからずなので半人前ですが、、
    全体的に暗く幻想的な雰囲気。章立てが短いため、クローズドサークル独特の重さは感じずさくさく読み進められた。
    シリーズものなので、続きも楽しみたい。

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    2025年01月22日
  • 太陽が死んだ夜

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    文庫は絶版、電子書籍あり

    まったく知らない著者かと思って調べたら館シリーズを書いている人だった
    (すべて積読)

    コレクターなので定価以上の古本をゲットして読んだが、思ったより楽しめた

    なるほど鮎川賞を取っているのか

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    2024年12月19日
  • すべてはエマのために(新潮文庫nex)

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    まさかのツユリシズカシリーズ。このシリーズ好きだわ。歴史的背景を絡めたミステリーが読みたい人におすすめのシリーズ。
    第一次世界大戦〜終了時、ルーマニア・ブダペスト
    戦時中のルーマニアを取り巻く情勢は厳しいものだった。その戦時下、姉妹は1人の兵隊に出会う。
    物悲しさが漂うこの本。戦火の下、生きるに必死だった時代を思うと、戦乱の中この様な事があってもおかしくない様に思ってしまうのは想像しすぎだろうか?全てはエマ(大切な人や家族)のためにー。

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    2024年08月15日
  • 九龍城の殺人(新潮文庫nex)

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     1980年代の香港に存在した富と貧困を支配する九龍城で起こる連続殺人に香港にルーツを持つ主人公がそこで知り合った二人の香港女子と一緒に巻き込まれていく本格ミステリーで、アングラな世界観や見立て殺人、冒険活劇の要素が複雑に絡み合っていて面白かった。ラストシーンは胸が苦しくなりつつも希望を信じさせるようだった。

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    2024年08月08日
  • 九龍城の殺人(新潮文庫nex)

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    真実の部分がちょっとぎゅっとなってる気がした。
    でも思ったよりライトでサクッと読めたので、面白い。
    三人が友人として思い合ってるのが、美しいなぁ。

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    2024年03月16日
  • 炎舞館の殺人(新潮文庫nex)

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    シチュエーションと雰囲気がかなり好きなテイストだった。全体的に占星術殺人事件を思わせる様相で読んでてワクワクした。
    謎解きは結構スタンダードというか古典的な感じかと思ったら、さらにもう一捻りあってそこは予想外だった。ただ、どっちにしても可能不可能の吟味がちょっと物足りないなぁと感じた。もう少し検証して欲しかったなぁ。まあ、このへんはあまり突っ込むのも野暮なのでこれくらいで。

    これシリーズものなんですね。今作中で1番気になるキャラクターが主人公のシリーズのようなので、他のも読んでみようと思います。

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    2024年02月29日
  • すべてはエマのために(新潮文庫nex)

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    舞台は戦時中のルーマニア
    そこにリサとエマという姉妹がおり、リサは看護師としてロイーダ家に雇われる事になる
    リサの他にシズカという医師も専属としてロイーダ家に雇われたとのこと
    2人はロイーダ家に向かうが、そこでは奇妙な事件が待ち受ける
    医師や看護師が不要な健康体の当主
    リサと瓜二つの顔をもつ少女
    奇妙な仮面をつけた死体
    そして何か秘密をもつであろうロイーダ家の人達

    使用人探偵シリーズの外伝的なものかな?
    久しぶりにシズカに会えて嬉しかった
    今回もシズカの推理っぷりはテンポ良くあっという間に読み終えた
    戦争や歴史ある家ならではの苦悩や葛藤があるんだろう
    戦争はありとあらゆるものを奪っていく

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    2024年02月26日
  • 鏡館の殺人(新潮文庫nex)

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     使用人探偵シズカシリーズ第4作。綾辻行人氏の館シリーズにも言えるが、不気味な館には御用心、という感じ。

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    2023年12月21日