栗城偲のレビュー一覧
-
購入済み
古典的王道
昔の映画にもありましたよね?庶民を一流のレディに仕立てるの。あれのBL版。当たり屋あがりの蒼依くんにマナーや英会話を身につけさせて人前に出そうという。雇い主の高嶺さんは最初は思いやりに欠ける不親切な男でしたが、学習能力が高く、態度を改めていきます。蒼依くんは生きてきた環境の厳しさからは想像出来ないほど、根は素直で努力家です。とても可愛らしい!!
-
購入済み
カップルになるまでのドキドキなBLもいいけど、長年連れ添った二人だからこその葛藤や、恥じらいで揺れるBLもたまりません。リアル、といえばそう感じる方もいるかもですが、既婚の私から見れば、これだってファンタジーだわ。長年連れ添ってても、大人だってけっこうグルグル考えちゃうよね!若い頃はあんなだったのにーと思うけど、年取ってもラブラブできるフィクションは、主婦は十分萌えます。(笑)
-
Posted by ブクログ
ネタバレすらすらと読めて、面白かったです。
正直なところ、星五つか四つかというところで迷ったものの、クセのない滑らかな展開、作風が良いと思ったので、星五つにさせて戴きました。
主人公の青依は学歴コンプレックスをいだき、更に就職も上手くいかずで、「当たり屋」稼業でつるむ仲間を「友達」だと無理に思いこんでいました。
彼女を作っては、その家に転がり込み、いわゆる「ヒモ」状態で女の家を転々としていたある日、女の家からも追い出され、当たり屋仲間の家に居候することになります。
受けの以南と出会ったのはそんなときで、青依が以南の車の前に「飛び出した」ことがきっかけでした。彼は以南をカモにしようとしたのですが、大失 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
高級車に狙いをつけ、当たり屋を決行!! ところが、それを見破られてしまった!?
初めての大失態に、内心焦る青依。けれど車から降りてきた男・印南は、青依の痛がるそぶりに顔色一つ変えない。それどころか、平然と「通報されたくなければ言うことを聞け」と命令してきた!!
厄介なことになった、と思いつつ拒否権のない青依に、印南はなぜか「9ヶ月間、俺の恋人のフリをしろ」と言い出して!?
***
文句無しの★5です。
久し振りに読み終えるのが惜しいと思えた作品で、最初から最後まで楽しく読む事が出来ました。
正直、読む前まではまさかこんなにも萌えられる作品だとは思ってなかったです。
この作 -
Posted by ブクログ
ネタバレ島で髪色だけで人として扱われない黒鬼と、海向こうの國の兄王子。いきなり國が島に攻め込んできて、黒鬼が連れていかれてしまうんだけど、全部読んだら納得。兄王子、一途で不器用すぎるよね…。そして黒鬼も出自が…身分が…恋人のフリ…と思いながらも王子に惹かれて、健気でかわいい。イラストも可愛かったし。
村で唯一黒鬼を構っていた村長の息子が切なすぎるので救ってあげて欲しいです。焼けた黒鬼の家にずっと花を備えたりとか、ぜったい好きだったんじゃん!立場的に仲良くしたり皆から守ったり表立ってできなかっただろうけど、多分出来るだけのことはしてたんだよね。夜からの手紙が届くといいなぁ。彼も幸せにしてあげてほしいです -
Posted by ブクログ
ネタバレ良かった~、ホント良かった~!
純喫茶店の雇われ店主と付き合っていた人にこっぴどい裏切りをされたリーマン。
リーマン・久能の誕生日に彼氏とホテルで過ごしていたら、電話が鳴って。彼氏が話しているのはなんと奥さん!!
しかも付き合って5年、全くわからなかったと・・・・。
でも、心理描写が丁寧に書いてるし、分からなかった・・・いや見ないふりをしていたところがすごいリアルで。
そんな夜に初めて入った喫茶店で、あまりの暖かさに涙を流す・・・
この店主・平北がまあ、年下大型ワンコの典型ww
可愛いのなんの!!!
久能を暖かく包む大きさと、まっすぐ向かい合い若さとうまい具合に調和されててすごく好感もて -
Posted by ブクログ
「交際20年、倦怠期の四十路カップルのお話」というあらすじに
興味をひかれゲット。オッサンオッサン言ってるけれど、描写的に
それほどくたびれ倒している様子はないので、そこはひと安心?
3話に分かれている。
最初は攻めの大学教授(口下手)の目線で。
恋人との会話も今やほとんどなく、顔を合わせるのも数日振りという
ある夜、いつもの些細な苛立ち(もはや言い争いもほとんどしない)に
人肌を求めた先に出会った青年との数日の逃避。青年は若い頃の恋人に
そっくりで、青年との時間の中でやはり自分はまだ彼を愛していることに
気づき、部屋へ戻っていく。
2つめは、受け(小説家)の側から。彼らの出会いとなれそめ