鈴ノ木ユウのレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
子宮筋腫
・子宮筋腫:子宮筋組織から発生する良性平滑筋腫瘍。30~40代の女性ではよくある。
女性ホルモンのエストロゲンの作用によって大きくなる。閉経後は小さくなることが多い。
無症状であることが多いが、過多月経、下腹部痛、腰痛、鉄欠乏性貧血などが起きることもある。
・もし筋腫が大きく、子宮内腔や周辺への圧迫症状が大きければ、手術で筋腫核ないし子宮全部を摘出する。
・妊娠中の子宮は血液も豊富でやわらかい→そのため筋腫を取り除けば出血が多くなる。感染のリスクも上がる。
・子宮がんの検診→子宮の入り口を綿棒でこすり取る→取れた細胞を顕微鏡で見る
・子宮筋腫や卵巣腫瘍の場合、超音波(エコー)で見ないとわからないことが多い
・筋腫が子宮の前にできると、膀胱を圧迫して頻尿になることもある
・筋腫が子宮の後ろにできると、直腸を圧迫して便秘になることもある
・筋腫は切迫早産や切迫流産への注意が必要
・筋腫では、前置胎盤(胎盤の位置異常)や常位胎盤早期剥離(お産の前に胎盤が剥がれる)の頻度が増加する
・妊娠→筋腫への血流が急に減る→筋腫の変性や壊死→炎症や痛み
・手術をして筋腫を取り除くために、一度メスを入れれば、帝王切開の手術になることが多い。
子宮破裂のリスクにもなる。筋腫は早くに手術しても再発する。
-
ネタバレ 購入済み
胎便吸引症候群
・胎便吸引症候群:通常、赤ちゃんはお母さんのお腹の中でウンチはしない。
生まれた後にする。しかし、お腹の中でストレスがかかると、羊水の中で便をすることがある。
胎児の便、つまり胎便だ。
そしてさらなるストレスがかかると、通常胎内ではしない呼吸…喘ぎ呼吸をしてしまう。
それによって赤ちゃんはその混濁した羊水を胎内や出生後に気管に吸い込み、呼吸障害を起こしてしまう。
・赤ちゃんはお母さんと同じく、辛い思いをして出産に挑む。
外の世界に出るために頑張って、とても大きなストレスと闘うのだ。
だから出たら「おめでとう。生まれてくれてありがとう」と褒めてあげてはいかがだろうか。
-
ネタバレ 購入済み
子宮頸がん
・子宮頸がん:子宮の入り口付近にできるがん。20~40歳代の女性に多い。
99%はヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染によるものといわれている。
HPVは性交渉の経験がある女性の約80%が一生に一度は感染する。
・高リスク型HPVががんを起こす。ただ抗リスク型HPVに感染しても90%以上の場合、数年のうちにウイルスは自然に排出される。
・しかし感染が持続した場合、さらにその一部で細胞が変化して、異形成(前がん状態)へと変化することがある。
・子宮頸がんの検診は、その異形成を見つけることができる。
・異形成の段階でも、初期の子宮頸がんでも自覚症状はない。
だからこそ女性は定期的な子宮頸がんの検診が必要である。
・「妊娠中の女性はつわりもしんどいし、精神的にも情緒不安定になるんだよ。
喧嘩をしたら、その日のうちに仲直りしたほうがいいぞ。今夜はお土産でも買って帰れ。
つわりにはアイスがいいっていうぞ」
・がんの浸潤度合いによって、円錐切除で切り取れるのか、
子宮そのものおよび子宮の周りの組織の摘出が必要なのか、
あるいは他の臓器への転移まで考えるのか異なる。
・子宮頸がんはワクチンのあるがんである。
-
ネタバレ 購入済み
腎盂腎炎
・妊娠中は膀胱が圧迫されて頻尿になり、膀胱炎になりやすい
・膀胱炎など→膀胱に細菌入る→細菌が尿管を通って腎臓に→腎盂腎炎→炎症反応。尿に細菌や白血球
→腰を叩いたときに響く痛み(叩打痛)
・「医者だって人間だからさ、それぞれの生活があって、それぞれの事情を抱えている。
それらを自分一人で背負って、肉体的にも精神的にもすり減らして仕事を続けることは美徳じゃないんだよ」
・「僕らはチーム医療だから、お互いの状況を把握して、足りない箇所を補ったり、支えあわなきゃならない」
・「先はまだまだ長いんだ…だから無理はするな」
-
ネタバレ 購入済み
産後クライシス
・産後クライシス:産後2~3年の間に、夫婦仲が悪化する現象。
パートナーへの愛情がなくなった、相手を異性としてみられなくなった、ということ。
・妊娠中に太りすぎ→妊娠高血圧症候群のリスク→血圧が上がると赤ちゃんに血液がうまく流れなくなる
→赤ちゃんの胎内での発育が遅れる→早産や胎盤剥離、腎機能低下など様々な合併症が起こりやすくなる=命にかかわる
・妊婦の体重急激増加→赤ちゃんも大きくなりすぎたり、産道が狭くなることで難産に。帝王切開の確立も上がる。
・大事なのは、バランスよく栄養を摂って、体重管理を行うこと。
-
ネタバレ 購入済み
妊婦の長期入院
・小さい子供がいる場合、掃除と洗濯は毎日しないとすぐ溜まる=大変なことになる→明日でいいかはNG
・親が子供を起こす→朝ごはん食べさせる→着替えさせる→保育園送迎→会社で仕事
→保育園送迎→晩ごはん作る→食べさせる→お風呂入れる→洗濯→洗い物
→次の日の保育園の用意→おもちゃ片付け→歯磨きさせる→寝かしつける→次の日の朝へ
・何日もだと続かない。サポートは必須。
・切迫早産は長期の入院を迫られる。24時間点滴に繋がれて、ほとんどの時間をベッドの上で、不安な気持ちのまま過ごす。
そのため一日がとても長く感じるようになる。
・産科医はまず28週…次は32週、そして36週と、目標の数字を妊婦さんに伝える。
目標の数字を明確に出されると、頑張ろうと思いやすい。
終りの見えない、ゴールの見えないレースは辛いものだから。
・ファミリーサポート:子育て中の人を援助するために、厚生労働省が立ち上げた事業。
保育園の送り迎えを代わりにしてくれたり、急用ができた時に一般家庭で子供を預かって貰えるシステム。
援助を行いたい会員と、受けたい会員が、この制度を介して支えあう。
料金は自治体によっても違うが、一時間につき700~900円の負担。
会員登録して、そういう制度を利用すれば、仕事の予定も組みやすくなる。状況も少しは良くなる。
・保育園に事情を話してみる→延長保育をしてもらえる
・平日の晩ごはんを宅配の弁当にするのも手。
・「もしもこの曲を聴いてくれた人の隣に、小さな命があるなら、そのキセキをそっと抱きしめてほしいです。
この曲を聴いてくれた人が、もしも小さな命を失ってしまった人ならば、
抱きしめたそのキセキの温かさをずっと覚えていてほしいです。
その小さな命のぬくもりが、明日に繋がるとぼくは信じています」
-
ネタバレ 購入済み
無痛分娩
・無痛分娩は麻酔しての出産。麻酔のため、しっかりとした管理が必要。
痛みが和らぐ代わり、足がしびれた感じに。力も入りにくくなる。
いきみにくくなるため、吸引分娩になることも。
・麻酔管理の間は、基本的にベッドの上から動けない。トイレは尿管に管を入れる。
まれに血腫などができて、しびれや麻痺が残ることもある。
・妊娠→子宮と赤ちゃんへの血液維持が必要→循環する血液量が1.5倍に→心拍数も20%増える
・陣痛の強い痛みや、いきみは心臓に負担がかかる→心疾患などの場合、そのままの分娩は危険→無痛分娩にする
・「出産には優劣も勝ち負けもないんですね。
お腹を痛めて産んだからこそとか、無痛分娩で楽だったとか。アホらし。
この子は私の子供で、母親は私だけなのに。
生まれたてのこの子に教えてもらいました。赤ちゃんって…すごいなあ」
-
ネタバレ 購入済み
出産予定日
・出産予定日:妊娠40週と0日。あくまで予定。
・赤ちゃんは大きさよりも週数の方が大事。
赤ちゃんが安心して生まれる時期は、妊娠37週0日から41週と6日まで。
・赤ちゃんの大きさは、胎盤機能や遺伝的なものによる割合が高いため、
肉をたくさん食べても、赤ちゃんが大きくなるとは限らない。
・妊娠42週を超えると胎盤機能が落ちる。帝王切開や週産期死亡が少し増える。
この場合、誘発分娩を行うこともある。
・「立ち会ってあげなさい。命がけで苦しんで子供を産む奥さんの顔を見て、
自分の無力さを噛み締めてきなさい。家族のためにもっと頑張らなきゃって気持ちになるから」
-
ネタバレ 購入済み
つわりとマタニティマーク
・マタニティマーク:妊娠初期の妊婦のためのもの。妊娠初期のつわりや、体のだるさをつたえるためのもの。
・吐きづわり:食べ物も水も全部吐いてしまい、ずっと二日酔いのような感じで眠れない。体重減少、尿中ケトン体。
・ケトン体:母体の飢餓状態を示す。
・胎盤が完成する頃には、つわりも楽になる。それには妊娠12~16週までかかる。
・つわりは気分転換や自己意識だけでは改善できない。
・妊娠初期は、まだ胎盤が未成熟なため、いつ流産してもおかしくない不安定な状態。
・つわりは、赤ちゃんが元気に育っているということ。従って赤ちゃんのために2週間はしっかり休むことが望ましい。
・流産を防ぐ方法はない。とはいえ激しい運動はいけない。体を冷やしすぎるのもよくない。
ただ、初期流産のほとんどは、染色体の数が違っていたなどの理由で妊娠が成立した時点で流産してしまう。
・どんなに気を付けていても母親のせいではなくて流産してしまう時はしてしまう。そのため、赤ちゃんを信じて待つしかない。
・つわりは重い人もいれば軽い人もいる。眠くなる人もいれば、匂いに敏感になる人もいる。
それは産まれてくる赤ちゃんが一人一人違うのと同じこと。
・他人ができたのだから、自分もできるというのは間違っている。他人の経験が当てはまるとは限らない。
妊娠やつわりは他人と比べるものじゃない。
-
ネタバレ 購入済み
バーンアウト症候群
・「肉体的な疲れは精神的な疲労に繋がり、判断力を鈍らせてしまいます。
ベビーのためなんです。ゆっくり休んでください」
・人に当たるのは危険なサイン。体力も気力も尽き、心が折れてしまうと、うつになってしまう。
・徴候は、①情緒的消耗(倦怠、肩こり、朝起きられない、無気力、常にイライラ)、
②人格崩壊(皮肉屋、すぐ怒るなど。人を人間扱いしない)、
③達成感の喪失(何をやっても無駄だと思ってしまう)
・症状が進むと、誰にも相談しなくなる(報告、連絡、相談の欠如)→
ストレスを抱えて、ヘルプサインを毒という形で吐く→職場にも悪影響
→だんだん自分が嫌いになっていく→うつ病へ
・対策は、①毒を吐く前にスポーツ(体を動かせれば何でもいい)をすべし、
②深呼吸、③食事は規則的に(アルコールはストレスが強くなる)、
④ポジティブに考える(「コップに水がまだ半分もある」と考える方が、「もう半分しかない」と考えるよりまし)、
⑤病欠や育児休暇を堂々とみんなでとる(時間を有効に、仕事量を調整する)、
⑥質のいい睡眠を、⑦自分の趣味の時間を作る、
⑦支えてくれる友人や家族がいればストレスは半減
(「二人というものはいいものだ。楽しい時は二倍楽しめる。そして苦しい時は半分で済む」)
⑧ハラスメントに断固とした方針を持つ仕事環境を整える。
-
ネタバレ 購入済み
クラミジア
・性行為感染症は、夫婦で確実に治さないと、性行為でまた、どちらかに感染させる。
・クラミジアは子宮の入り口(頸管)に炎症起こす→流産や早産→お産のとき、産道で赤ちゃんがクラミジアに感染→
新生児結膜炎や咽頭炎、肺炎に
・成人男性では、排尿痛、腫れ、痛み、膿の分泌
・成人女性では、不正出血、おりものの増加、性交時の痛み
・銭湯では移らない。主にセックスやオーラルセックスなどで感染。
・初尿か、前の尿から2時間以上経った状態での尿で検査をしないと、偽陰性になる。
-
ネタバレ 購入済み
立ち合い出産
・「何もできなくていいんですよ。ただ奥さんのそばにいてあげてください。
奥さんは今…初めての出産、初めての分娩室で初めて分娩台に乗って、
ほとんど知らない人達の中で出産をしようとしています。
信頼している旦那さんがそばにいてくれることが、何よりも心強いはずです。
人生が変わるかはわかりませんが、夫婦の大切な時間になるのは確かだと思います」
・「流産や死産を経験していようがしてなかろうが、赤ちゃんの両親はみんな、
自分の命よりも大切な命を僕ら(産科医)に預けるんだよ。大げさに心配して何がおかしい?」
・「赤ちゃんは喋れないからさ、痛いとか、苦しいとか言えないけど、
でも聞こえないその声をちゃんと聞いて挙げられるのは新生児科医しかいないんじゃないかな。白川先生達しかね」
-
ネタバレ 購入済み
夫婦間暴力
・夫婦間暴力の存在する家庭環境は、乳幼児や児童に対する虐待などが発生しやすい。
この意味で、夫婦間暴力は、子供も含めて、家族全体のメンタルヘルスに対して、重大な影響を及ぼす。
・夫婦間暴力の犠牲者となる女性の多くは、身体的にも精神的にも、夫から常に監視されている状態ともいえる。
妊娠や出産期では、特にそういった状況が発生しやすい。
この時期の女性は、妊娠中で、身体的な活動が制限されたり、
また、出産後は、なおいっそう育児も加わり、社会的な交流や行動の範囲は狭くなる場合が多い。
・妻に暴力を振るう男性は、「いつか自分が捨てられるかもしれない」という劣等感がある。
その劣等感が、やがて支配欲や独占欲へと転化し、
「オマエは俺のもの。その俺の思い通りにならない(情緒不安定やつわりなど)なら制裁」となる。
・暴力は回を重ねるごとにエスカレートし、酒の影響が加わると一層ひどくなる。
・それを放置すれば、いずれ子供たちにもネグレクトや虐待の被害が及ぶのは必定である。
・医療ソーシャルワーカー(MSW):社会福祉の視点で、患者や妊婦、その家族の相談に乗ることで、
経済的、心理的、社会的な悩みなどの問題解決の手伝いをする。
・DV:身体的な暴力。傷つくようなことを言われる心理的攻撃。性的暴力。
避妊してほしいのにしてくれない。経済的なことなど。
・「夫婦喧嘩は夫婦のことだから、色々あると思うけど、
私が言えることは、あなたが悪いなんてことは絶対にない。ご主人でも、あなたに暴力を振るう権利はないのよ」
・「あなたのしたことはDVであり立派な犯罪です。
いまのあなたには、夫としての資格も、父親としての資格もありません。
これは奥様が悩み苦しんだ結果、出された答えです。お引き取りください」
・DVは病気ではなく、言葉や暴力でパートナーを支配する行為。
そのため、誰にでも起こり得る可能性がある。
ただ、パートナーに手を上げて、それが常習になってしまった人間は、改善することは困難と言える。
・妊娠中はDVが起こりやすい時期である。
しかし、妊娠・出産が関わっている時期に、夫のDVから逃げられるケースは極めて珍しい。
-
ネタバレ 購入済み
海外出産のリスク
・妊娠の安定期:胎盤が完成して、つわりも落ち着いてくる時期。
ただ流産や早産等のトラブルが起きない時期というわけではない。
・旅行に行くことで心配なのは、飛行機に乗ることではなく、産科医の手が届かない所に行くということ。
もしも急にお腹が痛くなったとしても、主治医の診察ができない。
旅先で24時間体制で診てくれる病院がある保証はない。
海外となると言葉の問題も出てくる。
・22週以降の妊娠に関する医療費をカバーしてくれる保険はおそらくない。
もしも海外の旅行先で早産になった場合、母子ともに医療費をカバーしてくれる保険はない。
・時には数千万円の医療費の請求が来ることもある。
カルテや情報のない中で対応するのは、医療側にとっても不安なこと。
母親にとっても、異国の地で救急車に乗って、びょ押印に運ばれてくるということは精神的に不安なこと。
・それ故、妊娠中の海外旅行は奨められない。精神的にも肉体的にも。
-
ネタバレ 購入済み
無脳症
・大脳皮質形成不全症:背骨から後頭部の脳幹までは発達したが、その先の脳半球が形成されていない状態=
脳がない=胎内では生きられても、外の世界では生きられない。助けられる方法はない。
・頭の部分が完全に形成されないため、出産時に開いた頭蓋骨で、母体を傷つける危険性あり。
・この状態で妊娠を継続することはリスクを大きくしてしまう。母体死亡もあり得る。
・出産は時に大きなリスクを伴うことがある。しかし、それは赤ちゃんを無事に産むためのものだ。
・「助けられないとわかっている赤ちゃんのために、医者はその家族と一緒に悩むことはできない」
「…じゃあ、悩み苦しむのは川村さんだけだと?」「そうだよ、産科医(ぼくら)は無力だ」
・「確かに赤ちゃんを産むのは奥さんです。しかし、妊娠・出産は夫婦で乗り越えるものです。
その結果が残酷な場合の時はなおさらです。
旦那さんご自身の気持ちは僕にではなく、奥さんに伝えてあげてください。とても大切なことだと思います」
・「この子を忘れないでいてあげよう。生きられるオレ達がちゃんと生きていかなきゃ、お腹の赤ちゃんに怒られる」
・「この子は頭がなくて、お腹の中で苦しかったんでしょうか?」
「いえ、とても居心地が良かったはずです」「…よかった」
・(出産は病気ではない。だから皆幸せなものだと思い込んでいる。
多くの妊娠・出産を見れば見るほど思う。出産は奇跡なんだ。
だから人は純粋に喜んだり、嘆き悲しんだりする。その奇跡を前にヒト(産科医)など無力なのかもしれない。
それでも、たとえそうだとしても…僕はコウノトリだ)
-
ネタバレ 購入済み
未受診妊婦
・妊娠しているにもかかわらず、妊婦健診を受けていない妊婦=未受診妊婦、未管理妊婦。
・その妊婦が出産直前に来ること=飛び込み出産。
・未受診妊婦を受け入れる病院のリスクは大きい。
胎児の状態や母体の感染症などの重要な情報や判断材料がないからだ。
受け入れる病院は、あらゆる状況に対応できる準備をしなければならない。
それに対応できない多くの病院が、受け入れを拒否するため、
妊婦はたらい回しの状態となり、母子共に危険にさらされる。
・もし受け入れたとして、その妊婦が危険な感染症(ウイルス性肝炎やAIDSなど)だった場合、
医師や助産師、看護師などの医療スタッフにとって、その妊婦はとても危険な患者となる。
・お金のことが心配だった場合、妊娠して母子手帳を貰えば、無料のチケットがついてくる。
出産費用にしても、払えそうにない人には、産まれる前に申請すれば、出産費用を肩代わりしてくれる助産制度もある。
・未受診ということは、医学的にも状況的にも、確実に赤ちゃんの命は危険にさらされる。
それは、お腹の赤ちゃんに対する虐待と同じことを意味する。
・「未受診の飛び込み出産は、病院にとって迷惑でしかありません。
できれば関わりたくないんです。
しかし、産まれようとしている赤ちゃんが目の前にいれば、僕らは全力で助けます。
矢野さんも赤ちゃんを助けたかったから、救急車を呼んだんじゃないんですか?」
・「きっとキミには、これから人の何倍、何十倍もつらいことがあるかもしれない。
…でも人一倍幸せになることはできる。…負けるなよ」
・産まれてくる赤ちゃんが、全て望まれた命だとは限らない。
ただ、この場所で働いている人達は皆、産まれてきた全ての赤ちゃんに「おめでとう」と言ってあげたい。
そう願って働いている。
-
購入済み
研修医時代のコウノトリ先生が
書籍でも持っている作品です。
独身時代から新刊出てはすぐ購入していた作品で、結婚して引っ越ししても手元に置いている作品です。
コウノトリ先生が研修医時代のエピソードあります。
最後の話が続巻へ続くなんですが…泣ける話の冒頭なんです😭