藤崎慎吾のレビュー一覧

  • 風待町(かざまちちょう)医院 異星人科

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    連作短編5編
    昔から異星人が地球に来ていたという設定は面白く,異星人の様子も人間からかけ離れているところがいい.小学生の足の悪い男の子が,異星人に温かい気持ちで向かい合って,どんな風に成長していくか楽しみな展開である.

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    2018年01月20日
  • 風待町(かざまちちょう)医院 異星人科

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     すこしふしぎなものがたり。
     面白いし好きな類の話なのだけれども、語り手の主人公と気が合わないままエンディングを迎えた感がある。

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    2017年09月06日
  • 風待町(かざまちちょう)医院 異星人科

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    【収録作品】五月の海と、見えない漂着物/路地裏の裏の路地と、幽霊喫茶店/雪空に舞う鳥と、ラジオのさえずり/アジサイの海と、雨に踊る河童たち/巨大ザメの歯と、奪われた標本 
     SFとミステリの違いを感じる。

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    2017年07月31日
  • ハイドゥナン4

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    確かな知識に裏打ちされたハードSF。海洋、地質学だけでなく、沖縄の信仰なども知った気になれる。
    がんばれ、早川文庫。

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    2013年07月27日
  • ハイドゥナン3

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    久しぶりにハードSFらしいSFを読んだ。今では希少動物的ジャンルであることがちょっと寂しくもある。すごく本当っぽい大ボラを堪能しました。
    これでもう少しキャラが立ってると、もっと読者層が広がると思うんだけど。

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    2013年07月20日
  • 遠乃物語

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    遠野の乃の字が違ってるけど、その違いがこの物語の全てといってもいいかもしれない。
    怪しげな世界が共存しているのでなく、重なって存在しているという大好きな設定で楽しめました。日本の近世の伝奇というと遠野ですねぇ

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    2013年03月11日
  • 深海のパイロット~六五〇〇mの海底に何を見たか~

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    深海の世界なら日本は世界をリードできるも、予算削減のあおりを受けていることを知った。ただ、有人である必要があるのかについては結局主張が弱いと感じ、それもやむなしなのかなという印象。知ったこと。トイレ大は習慣や緊張感からする人はいない、重大な事故は一度もなく底引き網に引っかかったことくらい、世界中のほとんどの深海は調査済、深海にはスーパーのビニール袋、ズガイガニの交尾・・・

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    2013年01月13日
  • 鯨の王

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    ネタバレ

    米国の潜水艦員多数が変死を遂げた。原因を探る米軍。一方、日本の研究者の主人公は夢にみた巨鯨を追って--という話。
    巨大で知的な鯨ほど怖いものはない。

    作者が海洋学に造詣が深いため、前半の描写が長ったらしく感じた。
    けれど、海中基地のシーンが緊迫感あってよかった。

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    2012年04月29日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

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    最終章では佐々木氏を交えて、地球外生物や生物の本質を語っている。骨格となる原子が炭素から珪素に変わっていくとか、酸化・還元反応で用いられる水素と酸素の比が今は1000倍くらいだが、酸素が増えてくれば生物が繁栄するとかいった考え方がおもしろかった。

    ・最後の共通祖先(LUCA)は、ミトコンドリアの祖先であるαプロテオバクテリアに近い。
    ・地下は深さ1kmごとに20〜30℃温度が上がる。生物が耐えられるのは110〜120度くらいなので、深さ5kmくらいまでは生物が存在すると考えられる。地下の生物量は数兆トンに達する可能性があり、地上の植物量1〜2兆トンと匹敵する。
    ・マントルを構成するカンラン石

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    2018年10月31日
  • 深海のパイロット~六五〇〇mの海底に何を見たか~

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    深海潜水調査船の体験録と科学的考察。それに未来まで考えている。
    体験談の所だけが読みたくて購入したのだが、結局一気に読んでしまった。
    それだけ、興味をひきつけながら語られる。
    生々しく語られているので、乗りたくはないが、乗った気分にさせてくれる本。

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    2012年02月27日
  • 深海のパイロット~六五〇〇mの海底に何を見たか~

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    筆者の書くように、同じパイロットでも旅客機や宇宙飛行士の認知度と、深海調査船のパイロットの認知度には大きな隔たりがある。
    もちろん、その分母の違いもあるのだろうが、もっと大きな違いは、メディア受けするコンテンツかどうかということに尽きる気がする。

    大空は見上げれば、その彼方まで思いをはせることができるが、深海は海面を見ても、その深淵を思い描くことは難しいだろう。

    そんなコンテンツに挑んだのが本書だ。

    全3部構成からなり、藤崎というライターが深海という概要にスポットを当て、後にパイロットの説明が2部続く。
    文章は平易でつまらない。正直、パイロットの文章は面白くないから、飛ばし読みした。

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    2012年02月13日
  • 深海のパイロット~六五〇〇mの海底に何を見たか~

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    海の底にはなみなみならぬ関心があったので、読んでみた。
    深海は未踏の地。
    いつか見てみたいなぁ。
    311のおかげでしんかい6000の働きもやはり見直されているんじゃないかな。

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    2012年02月12日
  • 鯨の王

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    鯨と海洋学者と軍事的なお話まではアリ。テロリスト、特に日本人のオバカさんは蛇足だった。ラストがギャグになるじゃないですか。

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    2011年11月03日
  • 辺境生物探訪記~生命の本質を求めて~

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    微生物についての話である。

    辺境すなわち、極限環境で生きる微生物というのは、たとえば熱に強かったり、塩分に強かったり、放射線に強かったり、乾燥に強かったりと、その耐性の種類は様々だ。

    しかし、その極限環境の厚みというか幅というか、その振幅量は実はそんなに多くない。たとえば、耐熱性の高い生物は現時点で122度の高温領域でも生きていられるが、およそ90度を下回ると活動できなくなってくる。

    そんな話が面白かった。

    他にも、定性的な話と定量的な話といったテーマや、ワンタイムのデータと連続レコードのデータといった話など、色々と思考の糧が増えた。

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    2011年08月11日
  • 鯨の王

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    体長50メートルを超える鯨の王(ダイマッコウ)を軸に、頑固で偏屈な日本人鯨類学者、民間コンソーシアム海底基地、社会貢献に意欲的な医療メーカー、米海軍研究者、攻撃型原潜、テロリスト等々が入り乱れる深海四千メートル。文字量も情報量も多いが、直球の海洋冒険譚でサクサク読める。イルカとサメの脳組織を組み込んだAIを搭載する小型潜水艇とパイロット・ホノカのやり取り、特殊な肺機能エアーサックへの推考、そして、人間を正確にターゲットした後、ピンポイントで放たれるダイマッコウの超音波攻撃の恐怖と迫力が物語をさらに盛り上げる。ダイマッコウ強ええ! とはいいつつ、文脈から思いっきり外れてる感のあるテロリストは邪魔

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    2010年11月07日
  • ハイドゥナン1

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    コンセプト、ディテールもとてもよく出来ています、できれば福井 晴敏の様な
    アクション描写があれば素晴らしい作品になるかと思います。

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    2009年10月04日