水城せとなのレビュー一覧
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むむむ
とにかく紅葉が痛々しい。新橋の言うとおり真白は全くわかってない。完全に蒼に振り回され、意識して、考えている。紅葉のことが本当に好きなのか、それとも自分の男性の部分を守ろうとするが故に愛そうとしているのか。
今回の話でふと思ったのは夢の世界で鍵を見つけ卒業して行った人たちは、本当は消えてなくなってしまうのではないかということ。それはもちろん存在が消えてしまうという意味ではない。あの世界で現れる自分の姿は全て「自分が最も嫌っている姿」であるように見える。今回扉を開いた東雲が闇に落ちて行くかのような描写を見ると、鍵を手にして扉の向こうへ行った「嫌な自分」が消え去るということを意味している -
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まあまあ面白かった、かな。このあとの展開によりけり。どんな漫画なのかまだいまいち掴み切れない。
冒頭の説明だとあの世界ではみんなが自分の「本来の姿」で現れるとされていた。てことはやっぱり真白の心は「女の子」ってことになるのだろうか。ただまあ夢の中での真白の反応とか悲鳴が完全に女の子のそれ。そうであるにも関わらず、真白が強く男性であることを望むのはそれまで男として生きてきたからだろうか。女であることを認めて認めてしまったらそれまで生きてきた自分を否定することにもなるから。
そして蒼の甲冑は何を意味してるんだろう。「自分を押さえ付けてる」みたいな感じかな。保健室に来るまでは「男の子」であった真 -
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今まで男同士とか吸血鬼とか波瀾万丈な恋愛を描いてきたせとなさんが、今回は男女の普通な恋愛を書きたかった、とおっしゃられていたそうな。
一見普通な男女の恋愛模様。何処がどうくっついても良さそうなのに、現実はそううまくいかないリアル。甘いショコラにコーティングされた中身はやっぱりダークでドロドロしていて、嫉妬やら計算やら人間の嫌な部分が詰まっています。相変わらず登場人物みんな屈折していて少女漫画にありがちな健気な頑張りやさんとか出て来ません。あえて言えばエレナとかそうですが、爽太に対して今のところセフレだからいい女でいられるんじゃないかな。実際つき合うことになったらそうはいかない気がします…って私 -
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ネタバレ☆3.7 (お話は、まだまだ途中ですが・・・)
相変わらず、入れ混じる人間模様が複雑で、面白いかったです。個人的にはえれなが好き。サエコさんのターニングポイントは、吉と出るのか凶とでるのか、と気になります(特に予告が!)。全体的に、いい感じで面白いし、今巻、ある意味、色んな人間関係の展開もあったのですが、爽太とサエコのすれ違いと妄想の展開には、ちょっとだれてきたかも。今後の展開は分からないけれど、実際の話、タイミングの合わない二人っていそうだなぁとか、ちょっと思ったりもして。オリヴィエの解析には、うんうんと、うなずいてしまいました。
それにしても、美味しいチョコが食べたい!!って思ってしまう漫