漆原ミチのレビュー一覧

  • ありごけ 2

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    今、読み終わって感じた事を素直に言葉とするなら、「すっげえ漫画、読んじまったなぁ」であろう
    この『ありごけ』って漫画をストレートに表現するなら、剥き出し、だ
    夫婦の仲、男と女の関係、親子の絆、どれもかれも、まとめてひっくるめて、見栄えの良い皮を力づくで剥いで、ありのままを読み手に見せつけてくる感じ
    うん、他の読み手に伝わらないのは百も承知。けど、この震えは偽りようもない
    二巻完結だからこそ、余計に、そんな感じがするのだと思う
    さすがに、『オニマダラ』ほどではないのだけど、「まさか」の連続で、体力のない読み手だと途中で息切れしそうになるかも。ただ、最後まで、このペースに置いていかれなかったら、面

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    2017年05月11日
  • ありごけ 1

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    剥き出しだ
    伝わる、伝わらない、は関係なく、それが私の『ありごけ』って作品に対して感じた、端的な印象
    ありごけ(この単語も、私は初耳だった)のヒロインが記憶喪失って設定を背負っているからか、個人っつーよりかは、人間って生き物の本性が、読み手の許容量を考えないレベルで曝け出されているな、と感じた
    肉体的や精神的にエグい描写が多い訳ではない・・・皆無でもないが
    巧く言えないが、ヒロインと関わり合う依頼人らに近しいトコが胸の中にある読み手は、確実にハッとさせられ、思わず、本を閉じてしまうかも知れない
    ある日から前の記憶をすっぱりと失い、思い出せない事が多くなり、自分って存在が自分で最も判らなくなるか

    1
    2016年03月01日
  • よるくも 2

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    面白い、、。ブレードランナー的な退廃的なSFの世界観に魅了される。月刊IKKIって、まったく読んだことないけど、レベル高いな。。この手のマンガは講談社の独壇場かと思ってたけど、小学館見直したわ。。

    0
    2015年04月19日
  • よるくも 5

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     幸せな結末にはならないだろうと予想してたけど、ここまで「幸せでも、不幸せでもない」結末に着地したのは予想外だった。一度壊れてしまった人間、人間としての本能がズレた人間はなまじっかなことじゃ戻ることはできない。たとえ愛によってでも、みたいなお話でした。

    0
    2015年03月01日
  • よるくも 5

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    生きること、死ぬこと、生き続けること。そこには人との関わりが必須なんだと思う。4と5の表紙の対比がこの物語の核にみえる。

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    2014年04月12日
  • よるくも 1

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    ヴェレッジヴァンガードにて一目惚れして購入しました。
    雰囲気の構成がすごくたまらないです。微グロ注意ですが
    変人キャラやアングラ好きさんには是非オススメです。

    0
    2012年11月29日
  • よるくも 3

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    先が気になって仕方が無いので本誌買ってしまった。
    中田店長がどう終わって行くのかと、キヨコがどうしたいのかが気になったまま次巻へ。

    0
    2012年10月13日
  • よるくも 1

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    面白い。けど絵柄とか内容とか人を選ぶとは思います。

    暗くて救いがないんだけど、みんな愛しい。
    小辰の綺麗さが悲しい。
    キヨコの強さが悲しい。
    幸せになってほしい。


    とりあえず…キヨコー!オレだー!結婚してくれー!!

    0
    2012年10月07日
  • よるくも 1

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    ネタバレ

     えげつない世界に生きるえげつない人々の話。
     彼らを下衆と言う事は簡単だが、「街」の価値観で「森」のシステムは語れない。森の人間は森で、森の食物連鎖の中で生きていくしかないのだ。

     美しい生は森にはない。

    0
    2012年09月05日
  • よるくも 2

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    大人の事情、欲望、自尊心、業、といったものが加速して、最悪なことが起きてしまったあとの2巻。歯車は狂い、ガタガタである。

    ちょっとした恋物語のようだったキヨコと小辰の関係も、1巻では希望のように響いていた「愛してるよ」という言葉が、2巻では絶望にも近い言葉となっている。

    生きてきた世界があまりにもかけ離れていたその現実を、もう一度読者とキヨコに叩きつけてきたという感じであり、そう簡単に丸く収まると思うなよ! という酷い展開に、なぜだか安心した。

    これからも間違いなく読むだろう。早く3巻をチョーダイ!

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    2011年11月14日
  • よるくも 1

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    「この世界にはこんなヒエラルキーがありますよ」という説明が手短で、実際のストーリーを読みすすめることで分かってくるのが面倒くさくなくて良い。

    富裕層の住む「街」、雑多な人々の住む「畑」、人権すら希薄な底辺の人々が住む「森」。

    この三つの社会に住む人々は、身分的な上下関係があり、隔たりがあるものの、互いに依存しあっている関係である。

    ストーリーは、純粋で前向きな主人公の「キヨコ」と、子供のころに「街」に買われ、使い捨てられた青年「小辰」の関わりがメインだが、二人はこの先、さまざまな思惑に翻弄されるだろうことが予感される。

    大きなテーマとしては、「食べるために殺す」ということの倫理であり、

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    2011年11月16日
  • よるくも 2

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    ダークな世界観は承知の上だったけど、2巻からは本格的に怖いな。
    キヨコはどんどん堕ちていくのか・・・・?
    何も感じない小辰にとっても「愛してる」は人を安心させる言葉たったのかな。
    それが、安心感を与えそして絶望感をも与えるシーンは2巻の中でも印象的だった。

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    2011年11月04日
  • よるくも 1

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    ネタバレ

    店頭で気になって気になって買ったら大当たりと言う幸運。
    こう、小説やらでもよくあることだけれども、読み終わってから帯やカバーのあらすじを見て
    「いやいやそうなんだけどそれだけじゃない話でしょう、だからってどう説明すればいいいかはわからんですが!」
    ってなる漫画だった。

    つくりこみすぎず簡単でもない、わかりやすいと同時にシビアで生き生きしててえげつなく、家族愛や善意や希望がしっかりあるから黒すぎる世界。

    一見まともでどっかしら危うかったり、ひたすら異様で奇妙で人間くさかったり、登場人物がいちいち好みだった。
    番先生と中田とかんさかんと、王様と、王子、このへんの存在感が大好きだ。

    続きがとて

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    2011年03月31日
  • よるくも 1

    無料版購入済み

    独特な世界観

    独特な世界観に引き込まれてしまう。

    他の作品で言うなら、「ドロヘドロ」の様な感じだろうか?
    格差社会という基本設定自体はありがち(特にハリウッド映画などで)ではあるが、この描写は独特。

    一方、ストーリーは2巻まで読んだ時点ではどうなっていくのかわからない。
    ただ、「平凡な主人公と、チートな強さを持つ個性的な相手役」という組み合わせ自体は、他の作品でもよくある流れではある。
    つまり、世界観の描写がキモであり、ストーリー自体は特別斬新ではないという事だろうか?

    まだまだ導入部分で、今後の展開が読めないので評価はまだ微妙。
    ただし、この世界観に合う人なら、強烈な印象を残す作

    #ドキドキハラハラ #ダーク #ドロドロ

    0
    2022年02月08日
  • よるくも 2

    無料版購入済み

    闇闇闇

    この世界には闇しかないのか

    ダークファンタジーなんだけど
    主人公たちが純粋だからか、
    闇に飲み込まれることがないのだけど
    いつ闇に引き込まれるか分からない危うさが
    スリルとはまた違った意味でハラハラドキドキします。
    いま見えている現実は
    実はすごく脆くて、
    目を背けたくなるほど悲しい犠牲の上に成り立っているのかも知れない。
    それに直面したとき、人はどんな行動が出来るのか
    キヨコはこれからどうやって生きていくのか
    見届けたい

    #ドキドキハラハラ #ダーク #怖い

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    2021年06月29日
  • よるくも 5

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    個人的にミスミソウ以来の衝撃でした。
    圧倒的絶望感を最後までひっぱるのは凄い。
    ただ、あのラストだと結果的に依存症の話だよなって気づかされたのでこの評価。

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    2015年12月16日
  • ヒバナ 2016年1/10号

    購入済み

    プレゼント

    プレゼント欄ない読者感想欄ない‥‥

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    2015年12月10日
  • よるくも 5

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    ゆでたまご回。こんなにゆでたまごを本気で食べさせ合う漫画は初めてです。あれはハッピーエンドなのかな。とにかくキヨコとよるくもが死ななくて良かった。百が良い役回りで終わったのも良かった。よるくものテーマは生きるためにメシを食うことだったのかなぁ。

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    2014年04月01日
  • よるくも 1

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    思っていたよりグロかった…
    苦手なわけではありませんが、驚きました。

    暗いし不気味な人がたくさん出てくるのになんとなく惹かれます。まだ1巻しか読めていないので続きが楽しみです。

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    2013年12月18日
  • よるくも 4

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     壊れた少女と少年は止まることを知らず、狂い続ける世界に弄ばれる第4巻。

     永遠と破滅。自分を自分として保たせてくれるものに依存し続けるキヨコ、代替する命を疑わない小辰、破滅させることで永遠の美しさを求める王子、刹那の感情の爆発にすべてを求める百。今回歯止め役とも言える中田の死によって、タガが外れてしまったこの4人が向かう先というのは絶望が浮かびます。キヨコのもう何も失いたくないという恐怖感が生み出す狂気の行動がなんとも恐ろしく今回は映ったので、何か救いを彼女にあげて欲しいですねぇ。永遠と破滅を求めるキャラの狂宴ももうそろそろ終局、果てさてどうなるのか。

     キヨコさんハイパー無双モード突入

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    2013年08月02日