宮田珠己のレビュー一覧

  • 晴れた日は巨大仏を見に

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    袖山さんが気になる

    ストーリー
    風景の中に、突然、ウルトラマンより大きな仏像が現れたら…。日本各地に点在する巨大仏。その唐突かつマヌケな景色(マヌ景)を味わうため、牛久大仏、釜石大観音など、“四十メートル以上”の巨大仏を探しては、いたってまじめに日本を巡る。巨大仏のある風景を見ると、なぜ胸が騒ぐのか。日本風景についても論じた、怪笑紀行エッセイ。

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    2014年10月02日
  • ときどき意味もなくずんずん歩く

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    2000?2003年位に「旅行人」連載されていたエッセイ集。脈絡もない旅の話を淡淡と、でも笑いを込めて(関西のりっぽい)軽妙に書いています。感情を言葉にして文章化するのが上手なので、すいすい読めます。

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    2014年09月03日
  • わたしの旅に何をする。

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    旅のために会社を辞めてしまって「自由に旅ができる。心配なのは生活だけ」と独自の自己中と情緒的な文章。脱力系とか言われる類の文体。自虐的な笑いが、どうにかしてほしいくらい笑えた。

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    2014年09月03日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    四国八十八箇所巡りの旅日記的のようなもの。以前からお遍路に興味があったがなかなか行動に移せず、今に至るのだが瀬戸大橋を渡ればすぐに香川県に行けるという地に居ながらモタモタしすぎである。とある作品(某セクマイ小説)でお遍路が取り上げられており、余計に行きたいのだが体力面やその他諸々に自信が無い+お遍路に対する知識がゼロという事もあり、この本を読んだのだがお遍路って楽しそうだけどいろいろ大変なのだというのもわかり、行ける気がしない。軽い気持ちでお遍路に挑んだら大変そう。

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    2014年09月01日
  • なみのひとなみのいとなみ

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    宮田さんのエッセイ集、サラリーマン時代のエピソードがメインです、タイトルがとてもよい。

    宮田さんの生への構え方が好きです、力を抜きつつも本質を捉えようとしている。


    >どうやら人生の意味は、当の本人にではなく、その周囲の人々、あるいは周囲に限らず、ときには本人も知らない遠くの人々の心のなかに生まれるものらしい。
    >私の人生の意味を知っているのは、私ではなく他人なのだ。

    こんなこと言われると困るな。

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    2014年08月12日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    お遍路やりたーい。

    ストーリー
    特に神妙な動機は何もなく、一周してみたい(四国)、全部回ってみたい(八十八ヶ所)。いっぱい歩きたい、という理由ではじめた四国へんろの旅。次々とできるマメの痛みや避けられない台風、たくさんの難所に悩まされつつも、とにかく歩いた合計六十四日間。自転車でしまなみ海道を渡ったり、カヌーで川を下ったり、信心薄め、観光&寄り道し放題の、タマキング流「非・本格派」へんろ旅の全記録。

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    2014年07月08日
  • なみのひとなみのいとなみ

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    ストーリー
    好きなことだけして生きていきたい。それなのに、営業に行けば相手にされず、ジョギングすれば小学生に抜かれ、もらった車は交差点で立ち往生……。この不本意な毎日は、いったい誰の陰謀であろうか。後ろ向きだけど楽天的。なまけ者なのに心配性。なぜか愛しく思えてくる! 日常爆笑エッセイ。

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    2014年07月08日
  • ジェットコースターにもほどがある

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    世界のジェットコースター乗りたい!

    ストーリー
    独特のユーモアと卓抜した視点で多くのファンを持つ宮田珠己氏は、ここ2年ほどで世界各国のジェットコースター109マシンに乗りまくった、おそらく日本一ジェットコースターに詳しいエッセイストです。 近年、ジェットコースターは、本場アメリカでも大ブレイクしており、日本でも新しいマシンが登場し、新たなジェットコースターブームを予感させます。 本書は、宮田氏独特のユーモア溢れるエッセイに日本の主要コースターの格付け、世界ランキングなどを加え、ジェットコースター好きな人だけでなく、幅広い層に楽しんでいただける1冊になっています。

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    2014年07月08日
  • 東南アジア四次元日記

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    ストーリー
    会社を辞め、東南アジアへ旅に出た。遊園地にしか見えない教団施設、仏像の迷路、バナナを頭にのせた虎の像、四階建てビルを枕にした巨大仏など、奇奇怪怪なものが続々登場。しかもその道程は、オンボロバスに乗せられたり、オカマの祭りで股間に危機が訪れたり、精霊が霊媒師に乗り移る瞬間を見たりと、ハイパーデンジャラス!快笑旅エッセイ。

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    2014年07月08日
  • スットコランド日記

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    日記なので短編集みたいな感じ。
    普通だった。
    娘が可愛い。

    ストーリー
    マンションの窓からの景色を薄目で見ると、まるでスコットランド。という理由から「スットコランド」と命名し、いかに仕事をサボって楽しく過ごすかを毎日考えている。「先の見えない仕事こそやるべし」と言いながら、簡単にゲームや睡魔に負ける。悪いのは、雨や花粉や太陽だ。――情けないのに、気づけば共感、笑いが込み上げる脱力系日記。

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    2014年07月08日
  • だいたい四国八十八ヶ所

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    H26.4.19
    私も区切り打ちで歩き遍路してますが、前回歩いてからもう1年が過ぎてしまいました。宮田さんも結願したんだ!私もやってやる!という気にさせられました。歩くときには、自分らしく歩くことやその土地土地を楽しみたいと思います。

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    2014年04月19日
  • スットコランド日記

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    「スコットランドかー、どんな国なんだろー」と冒頭数行を読んで購入。
    読み始めて1ページで気付きました、これスコットランドじゃない、スットコランドだ。

    宮田さんの約1年分のWeb日記をまとめた日常エッセイ。
    スットコランドは宮田さんが住んでいる地域のこと。「スットコ幼稚園」など、気を抜いているとぶっ込まれます。

    彼のエッセイを読んでいると、進むべき道を見失いかけているパートナーに「本来のあなた」を改めて気付かせられる人の存在の貴重さを思います。
    やっぱり「長年積み重ねた関係性」は重要だな、と。割と否定されがちなんですが。


    以前読んだお遍路の前半期間がこの日記と被っており、お遍路を異なる視

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    2014年03月19日
  • 晴れた日は巨大仏を見に

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    日本各地にある巨大な大仏を見て回る旅行記。
    正確には「日常の中にぬっと現れる大仏。マヌ景」を見て回る旅行記。
    ウルトラマンより大きい40メートル以上の巨大仏を観察の対象としています。

    時代と共に変化する日本人のメンタリティーや日本のエロスについての宮田さんなりの解釈が面白い。後者は同行の編集者さんの意見ですが。


    会津村の観音様も登場します、ロリっぽいそうです。
    昔から巨大仏が身近にあったのであまり違和感を覚えないのですが、一般的に巨大仏は変なものみたいです。

    施設に入ってまでは見たことが無いので、今度帰省した時にでも見てきます。

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    2014年03月03日
  • わたしの旅に何をする。

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    それまでの旅を振り返る作品、会社を辞めても生きていけるもんですね。

    タイトルが秀逸です、海外でいろいろと思い通りに物事が進まないときに確かにこう思います。

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    2014年02月23日
  • 東南アジア四次元日記

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    会社を辞めて東南アジアを1年くらい旅した作者の旅行記。

    各地の文化に根付いた土着の宗教とその施設を賑やかしています。


    大体の旅行記は作者の体験を追体験できますが、と言うかそのために読んでるんですが、彼の作品は実際に行って確かめたい、と思わせる何かがあります。

    記述が足りないということもあるにはありますが、どちらかと言うと彼の琴線に触れた変なものなら間違いなく面白いって思える妙な信頼感。

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    2014年02月07日
  • スットコランド日記

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    宮田珠己氏の1年分の日記を集めたエッセイ集。もともとは雑誌へ掲載するために書いたようだが、宮田氏の日記だけに日々淡々と進んでゆく感じ。

    同じく旅をテーマとする作家、高野秀行氏が何度も登場してくるが、彼の文章とは全く対照的な印象を受けた。自身も文章の中で書いているが、「ただなんとなく」とか「そんな感じ」のような感覚が漂っていて、なんとも評し難い読後感だったが、あとがきで椎名誠氏が上手く表現してくれている。

    日記の中で面白そうな本が多数紹介されていたのが良かった。『伝書鳩 もうひとつのIT』 『ビトウィン ノーマネーand能天気』 『夏から夏へ』 『仙境異聞・勝五郎再生記聞』 『秋の日本』、こ

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    2014年01月04日
  • スットコランド日記

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    これを読んでいて、昭和記念公園とかあいかわ公園など、我が家からでも行ける距離のところが出てくるので、宮田さん、結構近いところにお住まいなんじゃ……? とずーっと思ってました。

    日記文学?というのか、日記体の本を読むのは好きですが、これは「普通」でした。
    ちょっと前に読んだ「戦中派不戦日記」があまりにも今とかけ離れた世界で(戦争中ですから)、この時代の普通の人々は一体どんな感じだったかとかがよくわかって非常に面白すぎたので、普通な宮田さんの普通な日常は、単調な感じでした。
    いや、宮田さんも普通…ではないんでしょうけれども。

    宮田さんの本をもっとたくさん読んでからなら、楽しめたかも。

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    2013年12月19日
  • なみのひとなみのいとなみ

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    久しぶりに読んだら宮田さんがいつのまにか父親になっていた。。
    面白いけど、今回は電車でも読める程度の笑い。
    パワーダウンしてきたかも?
    でも沈んでた心がぽっかり浮き上がる。楽になる。

    英語教育についてのはなし、意外と的を射ているかもなー

    「おお、神よ、私は、働きたくない」
    そのとーり!

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    2013年11月19日
  • 東南アジア四次元日記

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    H25.9.29
    四次元。
    自分だけだったら興味を持たなかったかもしれない世界も、宮田さんの四次元フィルターを通すとすごく興味深くて、面白そう!実際に見てみたい!って気になる。
    宗教やなんやかんやと遊園地の考察もおもしろかった。

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    2013年09月29日
  • わたしの旅に何をする。

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    旅行にまつわるエッセイ集。ひとつひとつが短くて読みやすいです。旅人のエッセイは好きなんだけど、みなさん山に登れて、いろんな国の言葉が喋れてたくましいなあと思います。文章も楽しめるよう気を使われてて、これが旅人で食べていける人の強さか!と感心するのでした。

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    2013年08月25日