宮田珠己のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
宮田珠己氏の1年分の日記を集めたエッセイ集。もともとは雑誌へ掲載するために書いたようだが、宮田氏の日記だけに日々淡々と進んでゆく感じ。
同じく旅をテーマとする作家、高野秀行氏が何度も登場してくるが、彼の文章とは全く対照的な印象を受けた。自身も文章の中で書いているが、「ただなんとなく」とか「そんな感じ」のような感覚が漂っていて、なんとも評し難い読後感だったが、あとがきで椎名誠氏が上手く表現してくれている。
日記の中で面白そうな本が多数紹介されていたのが良かった。『伝書鳩 もうひとつのIT』 『ビトウィン ノーマネーand能天気』 『夏から夏へ』 『仙境異聞・勝五郎再生記聞』 『秋の日本』、こ -
Posted by ブクログ
これを読んでいて、昭和記念公園とかあいかわ公園など、我が家からでも行ける距離のところが出てくるので、宮田さん、結構近いところにお住まいなんじゃ……? とずーっと思ってました。
日記文学?というのか、日記体の本を読むのは好きですが、これは「普通」でした。
ちょっと前に読んだ「戦中派不戦日記」があまりにも今とかけ離れた世界で(戦争中ですから)、この時代の普通の人々は一体どんな感じだったかとかがよくわかって非常に面白すぎたので、普通な宮田さんの普通な日常は、単調な感じでした。
いや、宮田さんも普通…ではないんでしょうけれども。
宮田さんの本をもっとたくさん読んでからなら、楽しめたかも。 -
Posted by ブクログ
北尾トロ氏の解説と、自分とこの本の出会いがぴったりマッチしていておどろく。
力の抜けた表紙のイラスト、すべてひらがなのタイトルがあらわす通り、著者のとりとめのない日常的エッセイ。
なんというか、すべすべで乳白色のぼんやりとした世界にいるみたいだ。気温は寒くも暑くもない。どこまで歩いても景色は変わらないし、座ってみても、寝転んでみてもそれは同じ。たまに現実が、テレビ画面を通してみるように遠くにちらっと映る、そんな世界。
旅エッセイを書かれている方だし、ちゃんと奥さんと息子がして、ほんとうに「なみのひとなみのいとなみ」か、それ以上の生活をしているだろうに、その日常がすごく遠く見える、なんだか不思