池田雅之のレビュー一覧
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目次
・弘法大師の書
・鎌倉・江ノ島詣で
・盆市
・美保関にて
・日御碕(ひのみさき)にて
・八重垣神社
・狐
・二つの珍しい祭日
・伯耆(ほうき)から隠岐(おき)へ
・幽霊とお化け
・思い出の記…小泉節子
種本である『知られぬ日本の面影』は、日本のことを知らぬ外国向けに書かれたものなので、一つ一...続きを読むPosted by ブクログ -
日本名 小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが、1840(明治23)年、日本にやってきて初めて書いた「知られぬ日本の面影」の翻訳アンソロジーである。
ハーンは来日後、間もなく会った親切な英国人教授に「日本の第一印象は、出来るだけ早く書き残しておきなさい。」と言われ、あわただしく書き留めたものをまとめ...続きを読むPosted by ブクログ -
『本の内容について独自の意見を表明できない人は、誰であれ、本当の読書をしている人とは言いがたいのである』―『読書について』
小泉八雲がラフカディオ・ハーンという聞き慣れない名前の外国人であると知った時の驚きは、子供の頃に耳なし芳一の話を教科書で読んだ世代には共通の驚きではないだろうか。今時分の子供...続きを読むPosted by ブクログ -
小泉八雲の講義録。
あの時代の講義録が残ってるってすごくないですか。。。ほぼ受講生の筆記と講義ノートでしょ。。。
しかも小泉八雲の授業を受けられるってうらやましすぎる。
「読書について」なんて少しドキリとしながらも。
最後は、日本語なんだよな。どれだけ海外のものを研究したとしても、日本語がダメだ...続きを読むPosted by ブクログ -
(上巻と同じ内容です)
2012.8記。
突然ですがやっぱり地元の夏祭り・盆踊りというのはよいものです。なぜか振付を熟知しているおばちゃん、よくわからない役割を与えられてねじり鉢巻きで周囲ににらみを利かせているおっさん・・・
私が小学生(30年前、1980年前後)のころから変わらない風景だが、思...続きを読むPosted by ブクログ -
2012.8記。
突然ですがやっぱり地元の夏祭り・盆踊りというのはよいものです。なぜか振付を熟知しているおばちゃん、よくわからない役割を与えられてねじり鉢巻きで周囲ににらみを利かせているおっさん・・・
私が小学生(30年前、1980年前後)のころから変わらない風景だが、思えばこのおっさんおばちゃ...続きを読むPosted by ブクログ -
のちの小泉八雲の滞在記です。とにかく日本文化を誉めまくってます。一番興味深かったのは「日本人の微笑」の項で、その中でもイギリス人と老サムライのエピソードが印象的でした。Posted by ブクログ
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小泉八雲ことラフカディオ・ハーンの作品を、池田雅之氏が編訳したもの。
訳は低学年の子どもでも読めるよう平易な文章で書かれているが、稚拙さはなく洗練されていて読みやすい。
「雪女」、「耳無し芳一」、「むじな(のっぺらぼう)」など有名な話や昔読んだ話ばかりが収録されていて、懐かしみながら読みました。
...続きを読むPosted by ブクログ -
好き。
日本で(戒律で悪徳を縛る)キリスト教を流行らすメリットはないって序文が好き。
混血、複雑な家庭事情で育ったハーンは完全なるキリスト教圏の人間ではないのだな。
ハーンが日本好きすぎて照れる。Posted by ブクログ -
ラフカディオ・ハーン、日本名小泉八雲が書いた「日本の面影」。西洋人が小さな美しい国、日本を初めて訪れた時の感動がスピード感溢れる文調で描かれている。色鮮やかさが目に浮かぶようで面白い。Posted by ブクログ
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何度でも何度でも読み返したくなる。
特に夏「盆踊り」のあたりをまたもや...
ここまで素直に日本を感じられるなんて圧倒される。
池田先生には大学で短い間だけどお世話になった。
情景が浮かぶ訳に、詳しい注。
先生のお人柄を思い出す。
見たこともない遥か遠きこの国の過去に思いをはせる。
なぜだろうか、郷...続きを読むPosted by ブクログ -
日本に初めてやってきた喜びと驚きが、率直に書かれていて、読んでるこっちが誇らしい気持ちになります。また、日本人にとって当たり前のことが改めて日本的なのだ、と気づいたりもします。でも、やっぱり、今の日本には見られなくなってしまった、人びとの生活の形や、素朴な信仰には目を見開かれます。Posted by ブクログ
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熊野についてかなり突っ込んだことを知ることができる本。まあ歴史というよりは民俗・伝承的な見方ではあるが、一応押さえておきたいところ。Posted by ブクログ
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1890年にアメリカから来日したラフカディオ・ハーン(後に帰化して小泉八雲)が日本各地(主に山陰)を遊行した記録をまとめた本。
ハーンは本書の中で日本、日本人について絶賛している。日本の美しい風景、ありのままの情景、日本人の伝統的徳目、慎ましい態度、愛嬌、信仰、迷信にいたるまであらゆるものを褒め尽...続きを読むPosted by ブクログ -
前作『新編 日本の面影』に収録されなかった10編のエッセイと、奥様である小泉節子氏が八雲との思い出を語る『思い出の記』を収録。
八雲のエッセイはもちろん、『思い出の記』を是非読みたかったので手頃な文庫に纏まっているのはありがたい。
俗に言うヘルン語でやり取りする夫妻の会話は、文章だけでも微笑ましく...続きを読むPosted by ブクログ -
「すみっこ」という意味の隈の場所「熊野」を題材に、熊野に縁を持つ研究者、小説家、地元の活動家などが持ち寄った熊野にまつわる日本神話・民話の世界を紹介した著作。Posted by ブクログ
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目次
・はじめに
・東洋の第一日目
・盆踊り
・神々の国の首都
・杵築――日本最古の神社
・子供たちの死霊の岩屋で――加賀(かか)の潜戸(くけと)
・日本海に沿って
・日本の庭にて
・英語教師の日記から
・日本人の微笑
・さようなら
まずラフカディオ・ハーン(小泉八雲)に「ありがとう」と感謝を述べ...続きを読むPosted by ブクログ -
小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが来日当時の日本の文化・生活をつづった随想録。文体は生真面目だけど日常的な言葉遣いで読みやすいです。
西洋化しきっていないかつての日本を事細かに描写していて、実際に見たわけではない風景ながら郷愁を感じられます。
……はいいのですが、随所に挟み込まれる西洋出身の筆者によ...続きを読むPosted by ブクログ -
番組を観て面白かったので読んだ本。この本を読んで小泉八雲のことを知ることができて良かった。この本を読んで小泉八雲の「怪談」が読みたくなった。八雲が行った島根や鎌倉に行きたくなった。Posted by ブクログ
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トリップ小説である。冷静でありながら情熱的に昔の日本の景色、風習、人柄を書き尽くしている。読むだけでその当時、おそらく明治時代、まだ江戸の匂いが色濃く残る時代へ連れていかれる。小泉八雲はもともと新聞記者だっただけあり、事実を正確に伝えようとする描写力とそこから導き出される日本という国への分析力、そし...続きを読むPosted by ブクログ