池田雅之のレビュー一覧
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ラフカディオ・ハーンが著した『知られぬ日本の面影』から、訳者が11遍のエッセイを選び再編集したもの。
日本に降り立ったその日の感動を、時に幻想的な表現を用いて綴った作品から始まり、日本人が普段気にとめない様な風景を慈しむ作品が収録されている。
松江から新天地の熊本へ出立する朝までの数日間を描いた『さようなら』と言うエッセイを読むと、いかにハーンが松江の人々と交流を深めていたのかが分かり優しい気持ちになれる。
キリスト教を嫌悪していたためか、西洋人に対する評価が辛口過ぎる気もするが、ハーンが愛した日本が本著の中には生き生きと存在している。 -
Posted by ブクログ
運命的な出会いをしたので、読んでみた一冊。
ラフカディオ•ハーンを魅了せしめたものは、「あはれ」なるものたちであった。
見るものだけでなく、見えないものをも感じ取ろうとする姿が素敵だと思う。
島根の生活の中で、風情や人情への感嘆を述べ続けるハーンだが、本当だろうか?と疑問に思う所もないではない。
それほど、彼の日本に対する肯定的な愛情が溢れている。
この話の中で描かれる、教育の在り方に今日の私たちは驚くことだろう。
教員による体罰のない時代、そして生徒たちが理を持って教員を非する姿。礼儀、道徳観。
うーん、意外であった。
浅くだが調べてみると、江戸時代には藩校、寺子屋において体罰という -
Posted by ブクログ
2009年1月25日発行
27匹の猫のミュージカル「キャッツ」は公演の長さと動員数の多さで奇跡のミューカルといわれている。世界ニ十数か国で上演、6千万人の人が見たという。
劇団四季は、2年遅れて1983年初演公演、以来25年間のロングランをつづけている。2008年6月で7千回。のべ1千万人近くの人が楽しんだといわれている。
私もその1千万人のうちの1人。5年ほど前に大阪にて。
とにかくものすごく感動した。何に感動したかというと、非日常と演じる人や舞台裏の人たちの一生懸命が直球で伝わってくること。その後一週間ほど体が熱っぽかった。しかしストーリを語ろうと思っても語れず、私は何を観てきたんだろう