池田雅之のレビュー一覧
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ネタバレ目次
・はじめに
・東洋の第一日目
・盆踊り
・神々の国の首都
・杵築――日本最古の神社
・子供たちの死霊の岩屋で――加賀(かか)の潜戸(くけと)
・日本海に沿って
・日本の庭にて
・英語教師の日記から
・日本人の微笑
・さようなら
まずラフカディオ・ハーン(小泉八雲)に「ありがとう」と感謝を述べたい。
当時、極東の未開国扱いだった日本の良いところをこんなに見つけてくれて、世界に発信してくれて。
今、誰かが「神の国・ニッポン」などと言おうものなら炎上間違いないけれど、彼が日本にいた明治の後期、日本はまだ神と共に在る国だったんだなあ。
それは、神である天皇のために死ぬなんてことでは全然なくて -
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小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが来日当時の日本の文化・生活をつづった随想録。文体は生真面目だけど日常的な言葉遣いで読みやすいです。
西洋化しきっていないかつての日本を事細かに描写していて、実際に見たわけではない風景ながら郷愁を感じられます。
……はいいのですが、随所に挟み込まれる西洋出身の筆者による舌鋒鋭い西洋disで目を白黒させられてしまった。
キリスト教文化に馴染めなかったという小泉八雲がこんなにも日本を愛しているのを見ると、生まれたまま漫然と日本人でいることが申し訳ないというか、自己の郷土愛というものを顧みなければならないような気分になりました…。 -
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目次:
はじめに
東洋の第一日目
盆踊り
神々の国の首都
杵築(きづき)――日本最古の神社
子どもたちの死霊の岩屋で――加賀(かか)の潜戸(くけど)
日本海に沿って
日本の庭にて
英語教師の日記から
日本人の微笑
さようなら
ラフカディオ・ハーン略年譜
訳者あとがき
※ 本書は、「訳者あとがき」にあるように、「『知られぬ日本の面影』(Glimpses of Unfamiliar Japan,1894)の翻訳アンソロジー」、つまり抄訳である。「序文」を含め凡そ27篇の原書のうち、本書が訳出するのは11篇に過ぎず、それゆえの「新編」であることを注意されたい。訳者が27篇からこの11編を選んだ -
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「菊花の契り」が読みたくて買った一冊。
菊花の契り・・・この言葉でなんとなくニュアンスが分かる人とは友だちになれるかもしれない。(なりたくないと言われるかもしれない。)
それはそれは楽しみにして読んだんですが、この本の「菊花の契り」は裏切りませんでした。
うっはー!!
な感じでした。(どんな感じ)
ほかの話も面白かったです。
ちなみに、その後ほかの本で読んだら、もおおおおお怒るほどつまんなくなってて!
なんじゃこりゃー!!
と思いました。
角川ソフィアがいいよ。角川のほうはダメだった!←言ったったー。
上田秋成の菊花の契りも読みました。
文章がしつこくってダメだった。
菊花の契りはほかに、 -
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『ばけばけ』も終わりに近づいてきましたが、今ごろやっと『日本の面影』2巻目です。
英語原本は2巻本、700ページあるそうで、全27編のうち、10編を収録。
解説によると全訳ではなく抜粋らしく、翻訳も訳者いわく「私の解釈、読み方の提示(ダイナミック・トランスレーション)」とのことで、大胆に現代語訳されているようです。元々が明治の英文だからなあ。
鎌倉、江ノ島、横浜、美穂関、日御碕、隠岐島、八重垣神社などの紀行文、狐信仰、お正月と節分、幽霊とお化けなど日本文化についての考察など。
約130年前の日本なので、鎌倉や江ノ島と言っても現在の姿とはかなり異なる。
円覚寺、建長寺など行ったことがある場 -
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岩波少年文庫『雪女 夏の日の夢』に載っていた随筆がとても良かったので、一度ちゃんと読んでみようと思っていたラフカディオ・ハーン。
朝ドラ『ばけばけ』が始まる前にと思っていたのに後追いになってしまいましたが、並走しながら読むと理解が深まります。
原本の『日本の面影』は27編あるそうですが、そこから11編を部分的に訳出したアンソロジーとのこと。
『雪女 夏の日の夢』でも読んでいますが、文章がとても美しいです。松江の朝の風景など、朝靄の描写が印象画のようです。
メモっていても一文がとても長いので、原文はもっと長く、形容詞の多用された難解な文章なんだろうと思われますが、読みやすく訳されています。
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▼良き一冊でした。小泉八雲、ラフかディオ・ハーンさんって、なんなんだっけ、というのが満たされました。
▼要は、奥さん(日本人)や身近なひとから、日本の怪談などを聞いて、聞き書き文学として書いた。そのベースには、ハーンさん自身がアイルランド人で、カトリック、キリスト教にそれほど心酔、していなかった。というか疑念を抱いていた。
それが、一神教に依拠しない日本の「やおろずの神」的精神に共鳴した・・・。
▼というようなことだったのですが、このヨーロッパの中のアイルランド、キリスト教と、それ以前の土着宗教や神々、そういった風景が背景にあります。それが個人的には、司馬遼太郎さんの「街道をゆく・アイルラ -