【感想・ネタバレ】新編 日本の怪談のレビュー

あらすじ

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が見出した美しい日本の怪談集。耳無し芳一、雪女、ちんちん小袴など、ハーンの代表作を詩情豊かな新訳で収録します。ハーンによる再話文学の世界を探求する決定版!!

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Posted by ブクログ

ラフカディオ・ハーンの代表的な怪談が42編、テーマ別に全6章に分けられており、池田さんの訳がとても読みやすいです。

第6章は、内匠尽語楼という人の編纂した『狂歌百物語』の翻訳と紹介で、ハーンのイラストつきです。

難しい漢字に振り仮名があり、小学校高学年ぐらいから大人まで楽しむことができます。あとがきも充実しているので、作品理解に役立ちます。

まずは、子供の頃に聞いた「耳無し芳一」「雪女」をあらためて読むことができ良かったです。それ以外に知らない話がたくさんあり、どれも読み応えのあるものばかり。

漫画日本昔話のようでとっても愉快な話(団子をなくしたおばあさん」)、男女のちょっといい話(「衝立の娘」「鏡の乙女」)、心に染み入る話(「十六桜」「乳母桜」「菊花の契り」)、不思議感があっておもしろい話(「果心居士の話」「安芸之介の夢」)などなど、盛りだくさん。

その中でなんと言っても、女性の執念が感じられ、非常にこわ〜い「和解」「因果話」「破られた約束」は、はずせません。

ことわざが引用されているお話もありました。ハーンは、日本の言語文化を本当に深く理解されていると思いました。これらの話が、小泉セツさんとの共同作業により完成されたことを思うと、感慨深いです。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

ただただ怖いだけではなく、教訓を感じさせる部分もあり丁寧に日本の民話や言い伝えを紐解いてきたのだなと感じさせる内容だった。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

子どもにも向けて書かれていると背表紙に書かれていたが、
結構怖くて読み応えがありました。
なんとなく知っていた怪談も、改めて読むことが出来てよかったです。
古きよき日本の一面も分かりました。

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2014年02月23日

Posted by ブクログ

日本をここまで愛してくれてありがとう。ハーンさん。
また日本文化の中にあるアニミズムを知ることができました。

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2012年03月13日

Posted by ブクログ

「菊花の契り」が読みたくて買った一冊。
菊花の契り・・・この言葉でなんとなくニュアンスが分かる人とは友だちになれるかもしれない。(なりたくないと言われるかもしれない。)
それはそれは楽しみにして読んだんですが、この本の「菊花の契り」は裏切りませんでした。
うっはー!!
な感じでした。(どんな感じ)
ほかの話も面白かったです。

ちなみに、その後ほかの本で読んだら、もおおおおお怒るほどつまんなくなってて!
なんじゃこりゃー!!
と思いました。
角川ソフィアがいいよ。角川のほうはダメだった!←言ったったー。
上田秋成の菊花の契りも読みました。
文章がしつこくってダメだった。

菊花の契りはほかに、「守られた約束」とか、「約束」とかいうタイトルをつけられることが多いそうです。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

訳文が平易で子供でも読みやすい。
江戸時代の狂歌を八雲自身が解説した『妖怪のうた』は、八雲の解釈と自筆イラストが良い味を出していて面白かった。

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2022年08月01日

Posted by ブクログ

新編で日本の怪談
「耳無し芳一」「ちんちん小袴」「ろくろ首」
はじめ、ハーンが愛した日本の怪談42編を叙情あふれる。

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2019年08月29日

Posted by ブクログ

まあ帰化してるとは言え「日本通」というレベルじゃないんですね、先生。
しかしどうも自分は怪談の読み方がわかってないのか、怖いというよりは切なさとか愛情とかそういうものばかり感じてしまう。

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2017年04月08日

Posted by ブクログ

訳者にとって微妙に解釈が異なってくるのはやっぱり面白いです。今回は2冊を読み比べしながら。こちらは小さい子にも楽しめるよう、朗読にも配慮された一冊。怪談・奇談のみ42編をあつめて。あります。読み返してみるとファンタジーな気もする話も…。あとがきがちょっと好きじゃなかったので(何となく訳者さんの主観を押し付けられた印象で)モノガタリ世界が壊されてしまった感想。あ、これは私の主観ですが。

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2012年11月20日

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