和泉桂のレビュー一覧
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帰りの電車で寝こけて行き過ぎてしまった主人公。
気が付けば鎌倉に到着して、猫に誘われ飯屋に。
連続短編で、場所が場所なので
美味しそうなものだらけ。
毎話終わると、出てきた料理のレシピが付いてます。
しかし…しょっぱなから主人公は大変です。
飲み会終わりに送っていった後輩からは文句を言われ
出勤すればパワハラがあったと言われ。
ろくでもない職場なのか、ろくでもない奴しか
存在していないのか。
その選択は良かった、と思います。
ストレスためてまで、正社員にしがみついているのも
バカらしいですし。
いや、生きていくために、お金は必要ですが。
たくさん食べる中学生、昔の憧れの人
辛くて長い修行僧。
猫も出てくるので、猫好きにもたまらないかも?
ゆっくりとした時間が過ぎていて
何だか幸せだな、と思えます。 -
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同人誌掲載の中華風ファンタジー3本+書き下ろし「蟲蝶の殉情」1本の短編集です。
和泉センセの作品は久々です。やはり笠井あゆみセンセのイラストの威力はハンパありません。購買力をあおる力がありますね。
表題作は、聯の王女で「毒姫」と呼ばれている苓鈴が謀反の首謀者である美丈夫の神開に囚われ、自らの身体を満たす毒で彼を殺そうとするけれど、なぜか毒がまったく効かなくて…という、どこかで読んだ気がする話でした。
BLファンタジーには欠かせない、ツンデレ姫です。神開もカッコよくて、キャラの魅力がしっかりしていたので既視感があっても楽しく読めました。
苓鈴が神開を殺してやると頑張れば頑張るほど、エロかわになっちゃうのが微笑ましかったです。
「蜜契」は、その苓鈴の弟が登場。これがまた兄を上回る天然アホっ子でかわいかったです。世間知らずでいろいろダメダメなんだけど、憎めません。英信より年上なのにすごく心配させられる芳蘭。
あんなに自分の気持ちに無自覚なくせに一生懸命「駆け落ち!」って言ってきて、英信めちゃ嬉しかっただろうな~と思っちゃいました。英信の思うツボなところに、ツボりました!
「広陵散」は、悲しくて切ない話でした。何とかして二人が幸せに結ばれないかなと思ってしまいました。
「残灯」は奴隷犬もの。とても痛い展開でした…
萌えなかったです。これはもう少し違う結末でお願いしたかったです。
★のつけ方が難しい短編集ですね~
同人誌で読んだら全然大丈夫だったと思うけど、「広陵散」と「残灯」は、あえて商業誌に収録しなくてもよかったかも。
苓鈴の話をもっと掘り下げて描いてくれた方が、面白かったんじゃないでしょうか?
笠井センセのイラストがどれも素晴らしくきれいで、格上げになっていたと思います。 -
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ネタバレ清澗寺家シリーズ第二部3作目。
待ちに待った真打登場、貴郁編です。
清澗寺の血を引いているにも関わらず、あの微妙に陰気で
地味で存在感の薄い貴郁が、一体どんなめくるめく世界を
見せてくれるのかと思ったら!
あとがきで和泉さんがおっしゃってる通り、一番清澗寺
らしい淫蕩っぷりでした。
パパとはまた種類の違う淫らさですが、普段との落差が
激しい分、より凄く感じます。
3P設定があまり得意ではないので評価は★3ですが、
挿絵が安定して美しすぎるので、苦手でも楽しく読めました。
義父、義兄と関係を持つという、何だかもう倫理観が
音を立てて崩れ去りそうな設定なのですが、そもそも
貴郁の存在自体が倫理観の極北を行ってる状態なので、
長く清澗寺を読んでると最早気にならないという恐ろしさ。
家系図書いてみると、いかにこの家が乱れてるかが
よく分かりました(笑)
一体パパの子何人居るんでしょう……。
3世代集合も見られますし、美味しい、そしてお腹いっぱいに
なれる1冊となってます。
次回は国貴編に戻ってシリーズクライマックスだそうなので、
正座して待ちたいと思います。 -
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ネタバレ清澗寺家シリーズ第二部です。
親世代からバトンタッチし、終戦後の子供世代へ。
鞠子の双子の子供である、弘貴と泰貴のCPが同時進行。
清澗寺家の養子として和貴に育てられ、純粋培養で育った
弘貴と、家族と離ればなれになり、生きる為には身体を
売らなければいけなかった故に擦れてしまった泰貴。
あまりの境遇の違うふたりが再会し、清澗寺家で一緒に
暮らすことになったのですが、自分に与えられるかも
しれなかったものを、全て当たり前のように享受してきた
弘貴に憎しみを覚える泰貴が、もうなんというか……。
双子それぞれが恋をするのですが、純粋培養な弘貴は
健気で素直で確かに可愛い。
いじらしくって、人を疑うことを知らない弘貴は、
逆を言えば無神経だったりもする。
反対に戦後を孤児として生き抜いてきた泰貴は、擦れて
いて疑り深くても、根っこの部分は優しい子。
あまりに不憫すぎる泰貴の方に肩入れしてしまうというか、
和貴系のにおいがプンプンするこの子の先が気になる。
弘貴は箍が外れたら冬貴系に変身でしょうか……?
上巻なので評価は★3ですが、下巻が気になる!
書き下ろしの和貴子育て編に身悶えました。 -
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ネタバレ清澗寺家シリーズ番外編。
1作目でお兄ちゃんに袖にされた浅野さんが、赴任先の
上海で敵方の頭的男と関係を結ぶという話。
うぅぅん……。
糖分ゼロというよりも、もの凄く不毛な関係です。
愛と憎しみは紙一重とはいいますが、これって愛なの?
憎しみなの?
というよりも、いつ愛しちゃったのかも、いつ憎しみが
沸いちゃったのかもよく分からなかったというか……。
樋口くんが可哀想だったな、とかそっちの方に目が
行ってしまって。
結局ラストもモヤモヤ感だけが残り、いまいち萌えず。
どっちかというと、伏見のおじさまと、和貴の過去編に
転がり回ったんですが。
パパが大物すぎてもうどうしようかと思いました。
登場するだけで湿度が上がりそうなあの色気って何。
番外編と言いつつ、私の中で完全に和貴編なんですが。
むしろこっちで1冊出して欲しかったくらいです。
イラストが相変わらず美しい。 -
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ネタバレ清澗寺家シリーズ3作目
ついに三男坊までもが男色の道まっしぐら。
この家の行方がある意味心配です笑。
一族総ホモ状態に陥ったわけですけども、お相手はイタリアの
元大貴族様でした。
上二人に比べてぱっとしない三男坊の美徳は、その素直さ
だと思いますが、お相手の攻は清澗寺家に一族を滅ぼされた
(正確には冬貴様の色気に勝手に身を持ち崩した)ことで
復讐のために三男坊に……みたいな展開です。
素直な気性である三男坊が、疑心暗鬼になる姿がいたたまれない。
作中でも語られてますが、まるでロミジュリ。
前2作と違って甘いロマンス風味なので、ちょっと物足りないです。
というよりは、お兄ちゃん達が色んな意味で濃かったので、
いまいち存在感が薄いというか……。
三男坊が涙をこぼしながら別れを告げるシーンには
きゅん……としたのですが、同時収録作品の次男坊カップルに
全部持ってかれた感があります。
前作で気持ち消化不良だったのですが、今回では攻視点に
なっていたため、何考えてるかよく分からない深沢の
気持ちが比較的わかりやすかった分よかったです。
極度のツンデレ次男坊が、最後にデレたのに身悶えました。
なにこの次男坊、反則でしょう。可愛すぎる。
前作でパパと深沢の意味深な逢い引きの理由もわかり
すっきりしました。
次回は謎多きパパ編ということで、非常に楽しみです。 -
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ネタバレ清澗寺家シリーズ2作目。
パパによく似ているらしい次男坊のお話でした。
ヤンデレ×ツンデレ=SMという構図といいますか……。
いやー……なんというか、読後どっと疲労感が押し寄せて
きました。
大半のシーンが桃色なんですが、そこに愛があるかどうか
いまいちよく分からないまま終盤まで引っ張られます。
個人的に攻の性格があまり好きではないタイプなのですが、
次男坊があまりのツンデレで、なかなか攻になびかない
姿にニヤニヤしてました。
無自覚に攻の逆鱗に触れるたびに、性懲りもなく調教され、
身にまとった頑丈な鎧を徐々に剥がされていく様は見物です。
最後にちょっとだけデレた次男坊が凄くいじらしいので、
それなりに満足できました。
それにしても色々と謎めいた一族ですね……。
その辺も含めて続きが気になります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今更ながら手を出しました清澗寺シリーズ。
そして単体なら初読みの和泉さん。
時代物、ファンタジーもの大好きなのに、なぜか手を出して
いなかった有名作ですが、漸く重たい腰をあげて一気読み
してみようかと……。
大正時代の没落家族の長男受でした。
お相手は使用人の息子なんですが、全体的に漂う退廃的な
空気感がなんとも言えません。
幼い頃の約束を後生大事に胸にしまい続けてきた受が、
悲劇の別れから偶然に攻と再会。
でもお相手は社会主義運動に手を染めており、自分は
軍人という立場上、それを見過ごすことはできないという
何とも胸苦しい展開です。
何とか攻を逃がしたいという思いから、同窓の憲兵に
情報を流すようスパイ行動をするのですが、その見返りに
身体を……というお決まりコース。
身を削っての献身もむなしく、攻にも色々と誤解され
こっちでも身体を要求されるという、不憫受です。
結局は色んなすれ違いが生んだ悲しい出来事だったわけ
ですが、色々と鬱屈が溜まっていた受が終盤爆発。
あれほど拘っていた家というものを全て捨てて攻めと
逃避行。
BL的にはおいしい展開なんですが、弟達のその後が
凄く気になる……。
書き下ろしの逃避行編では、何も出来ない受ににやにや。
主従身分差好きにはおすすめです。 -
Posted by ブクログ
全体的には可愛い話だったんだけど、どう読み進めても攻めが攻めっぽくなくて。
受けだったよね?元々きっと受けだよね?!って言いたくなる感じだったから、なんだか違和感。
話は攻めが高校生、受けが幼稚園?の時に親に連れられて行った学園祭で迷子になって助けてくれたメイドさんにもらったココアが美味しくてカフェを始めたいという思いを描くんだけど・・・・
そのメイドさんが男子校なのでやっぱり男で。
実はそのメイドさんが攻めだったていうオチ。
あんまこのくだりはそんなに重要じゃないんだけど。
出会いは最悪だったけど、偶然会って話すようになって交換条件で偽装恋人役を攻めが受けにお願いして、どんどんお互い惹かれるけどすれ違って最後はハッピーエンドっていう王道っちゃ王道。
しかし、脇役結構出てくるけどなんか全部中途半端で。
受けと同居してる幼馴染。
ちょっと嫌な感じ。きっと世話好きのいい子なんだろうけど、受けを子ども扱いしすぎ。
んーなんか全体的に中途半端な感じであまり記憶に残らない感じだった。☆3.2