和泉桂のレビュー一覧

  • 堕罪

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    編集の桜井透也は引越しを終え、担当作家で恋人でもある穂高櫂を新居に招く。1Kの部屋を訪れた穂高の反応は新鮮で、2年の月日を経て穂高と一緒にいられる幸せを透也は実感する…。そんな中、小説の三部作完結を記念し、穂高櫂を特集したファンブックを出すことが決まる。そこで透也は改めて自分が穂高の過去を何も知らない事実にショックを受けて―…。書き下ろし短編つき。

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    2012年05月15日
  • 君のいない夜

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    切なくて一途な恋物語でした。とてもミステリアス。二段組だったけど、イッキ読みさせられました。
    天涯孤独な大学生の瑛人の前に、いきなり現れた美貌の男。凛と名乗るその男を瑛人は知るはずもないのですが、「好きだ」と何度も告げられるうちに、心を動かされ、信じてみる気になります。しかし、どこからともなく現れた金髪の美形キリエに「凛が好きなら全てを忘れろ」と迫られ、そのとおり記憶を失ってしまいます。いつも、その繰り返しです。何度も何度も。

    出逢ってもその記憶を失うという過酷な試練を背負う瑛人が、とっても不憫でした。瑛人が凛を思い出せない状況が何度も繰り返されるので、歯がゆくなり焦れ焦れさせられる展開です。
    そんな瑛人の状態にも諦めることなくひたすら愛を告げに現れる凛は、とっても健気な攻。瑛人は記憶喪失というよりは、記憶を消去されてしまうんですよね。邪魔するキリエが憎くなったりしますが、彼は多分凛に惚れてるんだと思うし…そこのところがちょっと割り切れない気持ちにさせられます。

    それに加えてこの話、獣人設定だったのも詰め込みすぎだった気がします。他作家さんの凍る月シリーズみたいな世界観を連想しました。獣人好きですが、そこも頭に入れて読まなくちゃいけないので、あれこれ忙しくて何だか消化不良気味になってしまいました。凛と瑛人の幾度もの短すぎる逢瀬の切なさにどっぷり浸ろうとしても、集中できず。
    記憶の消去能力を持たせるためだけの獣人設定だったら余計だったと思うし、他の人外でも話は成り立ったのでは?
    獣人であることの説得力が弱かったかな…

    泣けるストーリーとまではいかなかったけど、攻の執着愛はよかった。

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    2012年04月20日
  • 君のいない夜

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    すっごく切なくなるお話。
    二人ともあまりにも切なくて。この終わり方で二人とも幸せなんだろうけど、なんか気持ちが後を引きます。
    最初から最後まで恋こがれる話ですね。
    「真正面から恋愛を描いた作品を目指しました」とあとがきにありましたが、まさにそういう作品です。

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    2012年04月10日
  • 凍える吐息

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    バロックの裔で気になってたカプ。全くといっていいほど甘さのない本編だけど書き下ろしで少し甘さを感じられる。侑生の外殻を崩し本質を引きずり出そうとする桐谷の執着と、自分が培ってきたものだけでなく自分自身をも壊そうとする桐谷への侑生の憎悪がぶつかり絡まりあう。物語の展開により双方を動かすのが恋情だと読み手には伝わってくるのだけど、当人たちはそれを認めずというのがこのカプの味わいかと。石竜がとてもイイ男だった!桐谷が石竜に対する嫉妬や危機感を表してくれたらもっと美味しかったかも?(笑)
    桐谷は、それだけで人を堕とし、イかせることができる声の持ち主って設定が美味しいです。耳にした瞬間に脳まで痺れる低音ってどんなーーー!!CD化されたら声優は誰だろ?ナギは勝手にモリモリの声で脳内再生してましたが(笑)

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    2012年01月23日
  • 荊の枷鎖

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    昭和初期の帝国陸軍が舞台なので、堅苦しくて暗い軍服萌えを想像していたら全然違っていました。幼馴染みの主従再会モノといった方が近いです。ロマンチックで甘めなストーリーです。
    近衛師団大尉中隊長の晄久は、別荘番の息子だった阿澄と十数年ぶりに再会するのですが、彼は驚くほど美しく変貌を遂げていて、階級も上位の軍医になっていて立場が逆転しています。そして阿澄は晄久と逢えたことを喜ぶどころか、冷たくあしらいます。

    軍服好きですが、設定もアレンジされていてイラストも長髪&スタイリッシュで、これはちょっといただけないと思ってしまいました。個人的にはもう少しレトロが趣味です。

    ストーリーは、幼馴染みが再会したら人が変わったように冷たくてすげなくて、という受のツンデレぶりを楽しむことができる内容です。
    晄久は阿澄を失って初めてそれが初恋だったと気づきます。そしていざ再会したら、ブサかわだった阿澄がクール美人になっていて、しかも上官になっているという主従逆転もお約束の萌えツボ。
    せつない恋物語ではあるけど、それほど痛くはありません。阿澄のツンツンがいまひとつ完璧じゃなくあちこちにボロが出るところや、晄久が離れていた時もずっと初恋に固執していたところなど、あまり必要のない安心感があって、もう少しハラハラさせてもらいたかったくらいです。
    でも、その分甘い描写がいっぱいあるので読んでいて楽しめるのは確か。特にあんぱんのエピは、阿澄の健気でかわいいところがよく出ていて印象的で好きです。
    脇キャラも個性があって、登場人物は総じてとてもよかった。清澗寺家の方々もチラッと登場。リンクしている時代背景もファンにはうれしいところです。

    エロもさりげなく色っぽくてよかったし、晄久と阿澄の父親同士の話も気になったたりイイ線いってるんですが…
    何しろあれこれてんこ盛りで散漫な印象も受けたので、そこがちょっと残念。もっと的を絞り込んでくれた方がのめり込めたかも。もう少しで痒いところに手が届くって感じだったような。

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    2011年12月09日
  • 荊の枷鎖

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    軍人モノだけど恋愛メイン、攻め受け両視点が入り混じっているのでそれぞれの心情がわかり甘やかな味わい。でも当人たちはなかなか心を結ぶことができないんですが(笑)お互いに相手を想い続けているのに、それぞれに荊の過去に囚われていてなかなか抜け出せないのがもどかしい。和貴がチラッと登場♪それと全サに登場したあの女性もwところで坂巻が阿澄に言ったドイツ語の意味って出てきましたっけ?私が読み落としたのかな。結末はカプとしてはハピエンだけど物語としてはきちんと完結してないような気がする。伊世のこととか。
    イラスト、受の阿澄が女に見えてしょうがない。それがどうしても気になってしまい、残念ながらhshsできなかった。軍服萌えなので期待してただけにションボリでした…

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    2011年11月23日
  • 荊の枷鎖

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    幼馴染…再会もの?

    思ってたよりも、相当に甘かったです
    主人公の苦悩とか、あんまり無くて…それでいいんだ~って感じ…

    ちょっと物足りなかったかも…

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    2011年11月23日
  • 荊の枷鎖

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    時代は昭和初期。昔守れなかった大切な人、別荘番の息子阿澄に偶然再会したあき久。あき久は軍人でその軍医として現れた阿澄は昔自分を慕ってくれた人懐っこさなど微塵もない怜悧で美しい男になっていた。
    惨劇があった別荘から姿を消して目の前にいる阿澄は伊勢公爵の養子となり上官としてあき久に接する。
    「過去は忘れた」と言い放ち暗い目をした阿澄はまるで別人のようで。
    お話の中の夜会に和貴さんが少し出てきます。
    ほんの少しですがやはり和貴さん、美しいですし存在感が凄いですね☆
    冷たく高飛車な態度の阿澄が時々昔の頃の様にあき久に接してしまうのが可愛らしくもあり痛々しかった。
    距離を置こうとするのにはワケがありましたから。
    阿澄をいいようにも悪いようにも使ってきた眞野伯爵も魅力的でした☆

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    2011年11月19日
  • 宵待の戯れ ~桃華異聞~

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    内容は可愛らしいというか健気な感じでしたけれど、挿絵があまりにも可愛くてその印象が強く残ってしまいました。実はこのシリーズ一度この本だけ購入してフェイドアウトしたんですけれど、後になってすっごく評価が高いシリーズになってしまったので、思い切って再購入しました。灯璃は可愛くて女の子みたいだけれど、結構心は強いですね。 辛い境遇に立たされながらも頑張っているところが健気で良かったです。これからの展開が楽しみです♪

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    2011年10月21日
  • 蜂蜜彼氏

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    感想は「甘かった」その一言ですかねw和泉さんがこういった系統のお話を書くとは知らなくてちょっとビックリ。大きな起伏があるわけでもなく終始蜂蜜の香りと甘さが漂ってるようなお話でした。安心して読めるのだけど和んだり癒されたりというのとも微妙に違う感じ。うーん、読後に何も残らなかったというのが現実だったり。個人的に受けにも攻めにも惹かれなかったというのもあるかも。私も店長と社長の方に食指が動いたのでスピンオフあるといいな。

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    2011年09月24日
  • 蜂蜜彼氏

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    甘~い?お話ですね。和泉さんだから何処かで何かあるのか?って思いながら読んでいたのですが、甘いというかなんか単調なんですよね。途中ストーカー?的存在が出てくるのですが、そのカラクリも案外予想が出来て、このカップルよりも社長と店長の方が何か理由ありそうだし、このカップルの方がいつもの和泉さんな感じがするんですけど・・・。

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    2011年09月23日
  • 終わりなき夜の果て (上)

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    和貴と深沢、くっつくまでは非常に良かったのにこう何度も好きすぎて離れる的な事件を起こされるといい加減飽きてくる。でも読んでしまう和泉桂マジック。パパは相変わらず。行動の半分くらいしか理解できない。それよりついに国貴方面で動きがありそうなのが嬉しい!!!上海ですよね!!!下巻楽しみすぎる!!!

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    2011年03月14日
  • せつなさは夜の媚薬

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    どうも道貴受けが好きじゃない。道貴はいい子だが道貴受けは…なんだか古典的ビーエルの感じ。時代考証は相変わらず緻密で面白いけどむしろ兄達の動向が気になりすぎる。あと家の中の男がどんどんホモになってて心配になる。

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    2011年01月23日
  • 夜ごと蜜は滴りて

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    エチシーンが大半を占めてる(笑)

    深沢がほんとに和貴のこと好きなんかな~と、ときどき疑ってしまうくらいちょっぴりカオス

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    2011年01月04日
  • 雪華は愛で蕩ける

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    <社交クラブ嘯風館風館シリーズ>

    雛鳥は愛で孵える 作家×事務員
    佳人は愛で綻びる 社長×広報室長
    雪華は愛で蕩ける オーナー×支配人

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    2010年02月11日
  • 神子を娶る蛇 ~神獣異聞~

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    この神獣異聞シリーズと、同じ世界を描いた桃華異聞シリーズはすごく好きで、この3作目も大事に大事にとっておいて、ワクワクしながら読んだのですが・・・苦手な触手がでてきた・・・基本的にエロは愛がないと嫌なので、こういうのは好きじゃないのよ~!ちょっと気持ち悪いので、読むのには注意がいるかも。
    でも、儀将と琳伽の二人はどちらもなかなか自分の気持ちには気づかないものの、互いを大事に思いやっていて、とてもステキカップルでした。一作目の奏の王も途中出てきて、懐かしかったりして面白かったです。

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    2010年01月05日
  • 神子を娶る蛇 ~神獣異聞~

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    この神獣異聞シリーズはもう既に2冊出ているそうで、これが第三弾。
    私は前作は2冊とも読んでませんが、一話完結となっていて、どれから読んでも大丈夫との事でしたので、読んでみました。

    前半は面白く、ぐいぐい引き込まれましたが、後半あたりから、お話が、というか文章があまりにもさっぱりとしていて、サクサク進んでしまう感があってちょっと味気ない感じがしました。

    触手が出てきます!
    触手に犯されるのとか、苦手な方は引いてしまうかも。
    蛇も出てきます。

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    2010年05月19日
  • せつなさは夜の媚薬

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    清澗寺家シリーズ3
    三男道貴の話。

    星三つと好きな清澗寺家シリーズの中では点が辛いですが。
    どうも作者の和泉さんはあまり三男に興味がないのでは?と思ってしまいます。
    道貴がクラウディオに惚れた理由がいまいち分からない。
    あと、彼が兄たちや父親をどう思っているのか、清澗寺という一族をどう思っているのかなどという作品の肝の部分がさらっとしか触れられていないため、いまいち印象が薄いです。まあ彼は兄二人のトラウマ「離れの情事」を見なかったので、そういうところで上二人と差別化を図っているのでしょうけれども。
    深沢に対するライバル心というか危機感の部分も、もっと掘り下げてほしかったかも。
    (そういえば兄と深沢の調教プレイを見せ付けられてしまったんだこの子は・・・かわいそうに(T_T)。でもそれで「兄を守らねば、自分がしっかりしなければ」と思うところがすごくいい子だ。)
    道貴という人をもっと知りたいので、もっと内面につっこんだ話を期待しています。まだシリーズは続くでしょうから。


    でも、クラウディオに「あなたの顔もみたくない」と嘘をつく道貴はすごく可愛かったんだよー!



    で、この本のタイトルは本編の内容とあまり関係ないような気がします。

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    2009年10月04日
  • 貴公子の求婚

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    ニート×キモオタと聞いて。
    初の平安もの。
    萌え以前に、オタクが災いして和歌だの襲だの薫物だのが気になってBLに集中できなかったw
    知識欲が湧く作品は向いてないのかも。

    平凡受け、大好物です。

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    2009年10月04日
  • 貴公子の求婚

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    夜這いって、ある意味面白い習俗だなぁと。実際、おうちを間違えたとか相手を間違えたとかいろいろあったんだろうなぁと妄想は尽きません。
    (ま、一歩間違えるとジャンル変わって、八つ墓村の元ネタ事件になってしまいますが;…つまり、意外と周囲には筒抜けということで)
    押し倒しに行って、押し倒される…辺りがさすがBL! 何かあると出家が飛び出す辺り、さすが平安!
    珍味だ牛蒡だのと容貌については美形に縁遠い受だけど、愛らしくていじらしくて、読んでいるこちらも、ほんのり幸せな気分になりましたv

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    2009年10月04日