感情タグBEST3
私の受けたイメージは大正〜昭和初期の日本海側の街の大地主の家。
この特殊な設定が素晴らしい効果を生んでます。
舞台はほぼ攻めの屋敷内で展開されており、受けは軟禁状態。ここがドツボでした。
攻めがその街では王様状態で、使用人もたくさんいるので、受けが逃げられなさやしがらみが薄暗くどんよりと伝わっ...続きを読むてきます。
攻めは裕福で人望もあり恵まれているのに対し、受けは貧しく訳あって周囲から嫌われてます。
それなのに攻めに大切にされ、居心地の悪さを感じバタバタするのですが…攻めの妄執的な愛は負けません。
記憶喪失という要素により、本来の受けの性格や攻めとの関係性が段々と明かされていき、ミステリー小説のようでした。
執着攻め、強気受け、幼なじみ、時代物、耽美
といった要素がお好きな方にはおススメです。
読み始めてから、ただの記憶がない男を助ける話じゃなく
もっと前から曰くつきの係わりと関係があったような感じでした。
もっとスッキリするかと思っていたけど、最後までモヤモヤが残りました
Posted by ブクログ 2009年10月04日
元男娼×田舎の地主
記憶喪失ものです。
主人公の記憶を失って心細い思いや、自分の過去への恐れ
過去の断片を知るたびに味わうもどかしい思いなどが
追体験できる、入り込んでしまうお話です。
欲を言えば、もう少しドロドロしてたらなあと
いったところかな…苦笑
複雑にもつれた感情やしがらみがまたその記憶...続きを読むと
からみついてくる、ある意味攻めの地主の執着系の話
とも言えますね…