高城たくみのレビュー一覧
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ネタバレ大黒谷正広は、高学歴・高身長・高収入のいわゆる三高を満たす男だった。
しかし、独身。もうすぐ四十一を迎えようというのに独身であった。
今まで好きになった女性がいなかったわけではなく、また、結婚を考えなかったわけではないのだが、後一歩を踏み切る前にここまで来てしまった。
そして今では、自分で中古のマンションを買い、掃除・洗濯を完璧にこなすまでにいたっては、誰かと一緒に住むのも誰かと付き合うのも億劫に考えるようになってきていた。
そんなある日、母親に無理に押し切られるように見合いをした相手に押し切られるように足を踏み入れたバー。
見合い相手はすぐにトイレで酔いつぶれてしまったものの -
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大柄で男らしいが租チン×スマートなモデルのようだが無毛巨根
大手ゼネコンで働く二人は、大学時代からもてていたが特定の恋人を作らぬままに卒業、同じ会社に就職、配属先も同じというくされ縁。
しかしお互いをライバルと思いしのぎを削ってきた仲だった。
ある日仕事からの帰り道に上司に付きあって神社に行った二人は、天狗に出会う。
そこでお互いが持つ下半身のコンプレックスを暴かれてしまう。
「体液の交換」というペナルティを達成すれば、天狗は二人のコンプレックスを解消してやるという。
長年そのコンプレックスからお互いに童貞であったために、その課題に挑戦するが…。
なんという無茶苦茶な設定や…。と思ったので -
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上司×部下
ある日、身体にだるさを感じた主人公の目の前にちいさなオヤジ(自称・妖精)が現われ「とりついた」と宣言します。
主人公はその妖精が取りついたために、男性と性行為をし自分のあそこに中出ししてもらわないといけなくなります。
ゲイだという噂のある部下になんとかして抱いてもらうことに成功するが…?
フォロワーさんが絶賛してたので購入、読んでみました。
一言でいうなら「面白かった!!」につきますね。
コミカルな設定でギャグテイストなところはあるんですが、
しっかりと押さえるところは押さえてきてます。
挿絵も40にさしかかる主人公を「きっちり老けさせて」描いていてマル。 -
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ネタバレBLには珍しく元々付き合ってる恋人同士の話。
少し世間離れしたところのある彫刻家の倉沢景人と役者の麻生直正は高校時代からの恋人同士。
美大在学中に、未婚のまま子供を産もうとしていた二人を巡り逢わせてくれた先輩・美帆を放っておけなかった景人は、美帆と契約結婚をすることを思いつく。
もちろん、直正は反対だったけれど、景人が言い出したら聞かないのを知っていたため、生まれてくる子供が事実を受け止められるようになるまで、という条件で、それを受け入れる。
そうして、美帆も二人の関係を認めた上で、生まれてきた息子・潤の父親役を任せることになる。
しかし、月日が流れ、中学生になった潤が、本当のこ -
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【あらすじ】
両親の離婚によって、血のつながらない叔父の家に居候することになった秋彦は、大学進学かパティシエになるため専門学校に進むかで頭を悩ませている高校生。だが居候先にいたのは、予想以上に若い叔父・守柯だった。ピアノの調律師である守柯は、5つしか歳の違わない秋彦を子ども扱いして冷たくあしらう。そんな守柯に孤独の影を見た秋彦は…。
【感想】
初めて買った(書店でなんとなく手に取った)玄上八絹さんの作品です。独特の文体だなぁ…とは感じましたが、他作品と違って普通の日常を題材にしています。
まったく別のきっかけで『篝火の塔、沈黙の唇』他を発行順に読破した後、この作品も玄上さんだったのだと気付 -
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玄上さんの最新作です。
調律師の叔父と、高校3年生の甥の話。
高校生は血のつながらない叔父の家に居候中。
叔父は報われなかった過去の想いにがんじがらめになっていて、その苦しんでいる姿を見て守ってあげたいと思い始める甥。
ある日、かかってきた電話を甥が取ると、相手は叔父が想いを寄せている男で…。
いつからか気付かなかったけど、お互い「気になる」がいつのまにか「好き」になっていた。
といった内容。
いつもながら、玄上さんは言葉遊びがとても上手いので、色々と最後の最後まで騙されましたw
どっちが攻受なのか全く予想がつかなかった。
2人ともキレイ、可愛いと作品中で書かれていたので、百合なのか?これ