斎藤文彦のレビュー一覧

  • プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

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    ネタバレ

    プロレスの奥深さがわかりやすく伝わりとても面白い。
    有田哲平の「おまえ有田だろ」で知ったことをさらに深くしれた。
    使ってはいけない言葉についてもよかった。

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    2022年11月23日
  • 忘れじの外国人レスラー伝

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    まず初めにことわっておくと、私はプロレスないし格闘技には全く興味がなかったし、ちゃんと観たこともない。
    強いて挙げれば『キン肉マン』は好きではあるが、それはプロレスが好きというのとは違うしプロレス的表現やエピソードには実はピンと来ていない。

    ただ何となく、知らない事を読んでみようと思い手に取ったのが本書。


    結論から言えばものすごく良かった。

    おおよそ60〜80年代くらいまでに活躍をした、10名の外国人レスラーについて人柄・内面性をメインに、丁寧にさらっている人物伝集。

    大抵の人物がパッと大きく華やかに開くが、やがて注目が離れては静かに散っていく生涯を送っており、また、えてしてその素顔

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    2021年07月09日
  • ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還

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    超獣。
    キング・コング。
    インテリジェント・モンスター。

    ブルーザー・ブロディ。

    プエルトリコでの突然の死から30年。

    昭和のリングを彩った大レスラー ブルーザー・ブロディの評伝が、平成が終わろうとする今、出版された。

    「ハンセンにはプロレスラーの凄さを、ブロディにはプロレスの凄さを教えられた」と天龍源一郎はかつて語った。

    カーリーヘヤーに長いあご髭。
    毛皮つきのリングシューズ。
    「移民の歌」をテーマに、チェーンを振り回し、雄叫びを上げながらの入場シーン。

    試合が始まれば、クラシカルなレスリングもあり。
    打点の高い強烈なドロップキックあり。
    フィニッシュは、キングコング・ニードロッ

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    2018年12月19日
  • 猪木と馬場

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    齋藤文彦が馬場と猪木について綴った一冊。

    歴史をなぞるだけなので特筆すべき内容はなかったものの、彼らの貴重なアメリカ遠征時代などを改めて知ることができた。

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    2022年11月15日
  • 猪木と馬場

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    ネタバレ

    アントニオ猪木とジャイアント馬場、
    日本プロレスの堂々たる歴史を振り返ります。
    成り立ちから平成に差し掛かるまで、
    力道山時代から入門、新団体設立など
    細かく記載。
    時代が前後する箇所ありますが
    とてもとても誠実に書かれています。
    タイトルも「猪木と馬場」なのか「馬場と猪木」なのか
    試行錯誤した思考も綴られています。

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    2022年08月15日
  • プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

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    第94回アカデミー賞での平手打ち事件についての現地アメリカと日本の受け止め方の違いが指摘されていますが、それは社会の判断基準の変化についてのエンターテイメント業界の敏感さの違いとも言われています。本書もプロレスを窓にして、社会の変化を「論評」する本です。非常にタイミングのいい出版。WWEのレッスルマニアではいよいよ女子がメインをとったという出来事からはジェンダーを、元々プロレスのストーリーラインで大きな位置を占めていた人種問題の消滅のスピードからはポリティカルコレクトネスを、はてまたコロナ禍の中での無観客試合からはエンタメの未来を語り合います。そのどれも、実は日本のプロレスの影響が紐付けられて

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    2022年04月03日
  • プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

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    社会学をプロレスに置き換えてみようという試み。

    齋藤文彦の主にアメリカプロレス史の話はとても興味深く読めた。
    反面、プチ鹿島の現代社会学への置き換えは面白いと思う反面、難しくも感じた。

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    2022年02月20日
  • プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

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    プチ鹿島氏の「プロレスの話をしていたら世の中の動きや時事問題に結びついた」という言葉が全て。

    逆に言うと、プロレスには現代社会の全てが詰まっているわけで、プロレスを客席から俯瞰することで社会生活に活かすことができる。

    それを無意識にやれているからこそ、プロレスファンはずっとプロレスに魅了され続けているのだと改めて気づかされた。

    三人の語り口がとにかく面白いし、またプロレス史について(取り分け力道山以前)詳しいので、勉強にもなる。

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    2022年01月11日
  • 忘れじの外国人レスラー伝

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    著者のプロレスエッセイは何作か読んだことがあるが久々に読んだのが今作。

    誰をとっても日本のプロレスシーンから切っても切り離せないレスラーを取り上げてはいるが、著者の好みや距離感の近しいレスラーほど、無味乾燥な描写よりペーソス漂う著者独特の文章が増えていて読み応えがある。

    鬼籍に入ったレスラーのみを取り上げているせいもあるだろうけれど、ここに挙げられたレスラー以外を見渡しても、現役を全うした後に余生を幸福に過ごしたレスラーのなんと少ないことか。
    それだけ(精神的にも肉体的にも)過酷な職業だと言えるのかも知れない。

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    2021年12月08日
  • 忘れじの外国人レスラー伝

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    斎藤さんの文章は、自分が中学か高校時代のどっぷりプロレスにハマっていた時、週プロの記事を読んでて好きだった。なんか、おしゃれでアメリカの雰囲気が漂ってて、憧れていた。
    読んでてあの頃のスーパースター達が皆、早死にしている事にショックを受けつつ、彼らのプライベートが知れて興味深かった!

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    2021年11月07日
  • ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還

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    どのジャンルもそうかもしれないが、特にプロレス界は記憶のジャンルだと思った。空前の80年代を経験したものにとってはなおさら。

    ブッチャーの「ブロディはフレンド、ホセもフレンド、カルロスもフレンド、みんなフレンドなんだ」との言葉が忘れられない。不幸な事件について、特にその後、その始末記を端的に表すとすると、そういう言葉に収まるのだろう。

    ただネット、YOUTUBEで語られつつある事件の背景として、88年当時のブロディのメンタリティ(全日ファーストをベースとしたプライド)への切り込みが少なかったので、この本だけではもやもやは残るようには思う。

    とはいえ、構成・まとめ方、そしてちょっとしたエピ

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    2021年06月30日
  • 忘れじの外国人レスラー伝

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    斎藤文彦による日本でも活躍した外国人レスラーの一冊。

    全て故人なので20世紀に活躍したレスラーが対象なのは当然ながら、自分はリアルタイムに見てた選手が多く、レスラーとして活躍してた時代と晩年とのギャップに、涙を誘われれた。

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    2020年12月26日
  • 忘れじの外国人レスラー伝

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    昭和の時代から変わらぬフミ斎藤テイスト。なんの暴露もなく、新事実もなく、ただ、多くの人が知らない在りし日の名レスラーのプライベートを、気になるリングを降りてからも含めて紹介してくれている。愛情溢れる素敵な本だと思う。

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    2020年12月04日
  • ブルーザー・ブロディ 30年目の帰還

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    ネタバレ

    『超獣』ことブルーザー・ブロディの没後30年を機会に
    出版された本。著者はファンから絶大な信用を誇るプロ
    レスジャーナリスト及びエッセイスト、フミ・サイトー
    こと斎藤文彦。

    いまから30年前の7月17日(日本時間)、プエルトリコ
    ・バイヤモンのフォアン・ラモン・ルブリエル球場で行
    われていたWWC(ワールド・レスリング・カウンセル:
    カルロス・コロン代表)の興行開始前、同会場のシャワ
    ールームにて、プロレスラーのブルーザー・ブロディが
    刺殺された。刺したのは同じくプロレスラーで同団体の
    ブッカーも務めていたホセ・ゴンザレス。ブロディは病
    院に搬送されたが、翌18日に死亡が確認された。享年42

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    2018年08月24日
  • フミ・サイトーのアメリカン・プロレス講座 決定版WWEヒストリー 1963-2001

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    WWEがWWFだった1970年代から、WCWを吸収合併する2001年までを丹念に綴った一冊。

    これまでWWFは、NWAを崩壊に追い込んだ張本人、という位置づけで書かれることが割と多かったが、これは逆にWWFがどうやって今日の隆盛を築いたかという視点だった。
    また、日本ともなじみのあるレスラーや日本人選手もたくさん出てくるので読みやすかった。

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    2018年01月27日
  • プロレス入門II

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    プロレス入門というよりも、斎藤文彦がインタビューしてきた古今東西様々なレスラーのインタビュー集。

    彼独特の含蓄ある文体もさることながら、これだけ多くのプロレスラーと接してることが本当に貴重だと感じた。

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    2017年11月04日
  • 昭和プロレス正史 下巻

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    『昭和プロレス正史 上巻』の続編。
    馬場・猪木の独立からUWF、ブロディまでを扱っている。

    世代が新しくなるにつれて、リアルタイムで知っている事件や選手が出てきて、より身近に感じた。

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    2017年05月14日
  • プロレス入門

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    プロレスについて、下記の4章で語った一冊。
    ”入門”と付いているものの、入門者が1から読むには中々ハードルが高い。

    個人的にはアメリカのプロレス史は非常に勉強になった。

    第1章 日本人とプロレス
    第2章 プロレスの神がみ
    第3章 伝説の男たち
    第4章 プロレス世界史

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    2016年11月20日
  • 昭和プロレス正史 上巻

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    時代的には力道山がプロレス入りしてから、馬場・猪木が台頭するまで。

    内容については既存のプロレス史をなぞってるだけで、特段新説・奇説が出てるわけではないので割愛。

    以下、簡単ながら雑感を。

    ・昭和のプロレスライターの(田鶴浜弘、鈴木庄一、桜井康雄ら)の文章を元に、プロレス史を紐解いている。
     今みたいにネットも動画もない時代の情報を精査するのは難しい中、丹念に取り扱っているのは素晴らしい。
    ・当然ながら今ほどプロレス界において報道の自由はないし、情報も限られた中、著者の立場や性格によって若干の違いがあるのが面白い。
     逆に、その微妙な差異の面白さを感じ取れない人にとっては退屈かと。

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    2017年07月30日
  • プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

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    共著になっているが、基本的にはフミサイトウのインタビュー。昔から彼の話は面白い。
    とはいえ、プチ鹿島の十分な知識量と「聞き手と解説役になる」という姿勢が本書の魅力になっているのは明白。

    プロレスはリベラルで、とても進んでいたジャンル(斎藤)420

    定説では「力道山は日本領だった朝鮮で日本国籍として産まれ、戦前に長崎県で養子に入って戦後を迎えたので、産まれた時から死ぬまで日本国籍だ」だが実は怪しい。長崎県の戸籍も「謎の戸籍」で、これはアメリカ指導の文化政策で日本政府が力道山に超法規的措置の可能性がある(プロレス文化政策のため)。帰化もしていない416

    「力道山が憎きアメリカ人を空手チョップ

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    2023年12月31日