あらすじ
“燃える闘魂”と“東洋の巨人”の終わりなき物語。
昭和のあの頃、金曜夜8時に「男の子」はみんなテレビの前にいた――。
アントニオ猪木とジャイアント馬場は力道山門下で同日デビューし、やがて最強タッグ「BI砲」で頂点に上り詰めた。
その後、独立してそれぞれの道を歩み、二人は仁義なき興行戦争へと突入していく。
プロレスラーとしての闘いからプロデューサーとしての闘いへ。
猪木と馬場のライバル物語を追うことは、もちろん日本のプロレス史を辿ることであるが、本書の内容はそれだけではない。
プロレスの本質を理解するための視座を伝える一冊である。
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Posted by ブクログ
齋藤文彦が馬場と猪木について綴った一冊。
歴史をなぞるだけなので特筆すべき内容はなかったものの、彼らの貴重なアメリカ遠征時代などを改めて知ることができた。
Posted by ブクログ
アントニオ猪木とジャイアント馬場、
日本プロレスの堂々たる歴史を振り返ります。
成り立ちから平成に差し掛かるまで、
力道山時代から入門、新団体設立など
細かく記載。
時代が前後する箇所ありますが
とてもとても誠実に書かれています。
タイトルも「猪木と馬場」なのか「馬場と猪木」なのか
試行錯誤した思考も綴られています。
Posted by ブクログ
内容はそう目新しいものはないが、プロレス本は、筆者の厚い哲学と人生が込められるので、面白い。
子供の頃は金曜夜のワールドプロレスリングよく見ていたんだが、タイガージェットシン初登場や、伊勢丹襲撃事件もお覚えているし、あれって新日のテレビ放映開始直後だったのね。ちょっと感動。
子供の頃は親日派で、全日は全く見てなかったなあ。馬場もブッチャーも、ファンクスも名前だけしか知らなかったもん。
Posted by ブクログ
プロレスが好きだった小学5年の頃、馬場の全日本で年末にやってた最強タッグ決定リーグ戦が好きで、自分はドリーとテリーのザ・ファンクスのテリーになったつもりで、ドリー役の友人と、クラスの嫌がるみんなを校庭の砂場に連れ出してプロレスの真似事をやっていたのを思い出すなぁ。
住んでいる同じ市内の青果市場に全日本が興行に来て、テリーは来てなかったけれど、ハリーレイスがいて、ブッチャーもお約束の場外乱闘をやってくれて、後ろからおっかなびっくりだったけど、ブッチャーの背中を叩いたのを覚えてる。
そういう懐かしい名前がゴロゴロ出てくるから、読んでて楽しかった。
昭和なんだな、馬場も猪木も。その猪木さんも、この間亡くなってしまったんだな、合掌。