小川仁志のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ政治でも経済でも、とにかくプラグマティズムがアメリカ人の思考の大事な部分を占めていることは確かなようです。プラグマティズムとは、一般に「実用主義」とも訳されるように、生じた結果によって意味を決定しようとする考え方のことです。日常的な用語として、「あいつは実を取るやつだ」というようなニュアンスで、「プラグマティック」という語がよく使われているのです。
経済のグローバル化が急速に進む中、私たち日本人は、アメリカ人の思考の大事な部分を占めているプラグマティズムやキリスト教などを正確に把握する必要がある。それは、もしかしたら英語に堪能になることよりも大事なことかもしれない。なぜならば、仮に言葉が通 -
Posted by ブクログ
うーん、言うほど「超訳」ではなかった気が……。初めこそ「おぉ、そんな解釈が!」というような驚きもあったんだけれど、章が進むごとに段々と「哲学」のヤヤコシサが牙をむきはじめる。後半なんかは特に、そのへんにある哲学入門書となんら変わりがないというのが感想です。触れ合いやすさを狙ったのかもしれないけど、章立てもイマイチ意味不明ですな。
とはいえ、昨今の評論――それは社会学的評論であっても、文学的評論であっても――では、当たり前に哲学用語が散りばめられている。本書はそういった哲学用語を網羅的に解説を施してくれているので、その意味では大変に重宝する一冊だと思うし、大変勉強になりました☆
【目次 -
Posted by ブクログ
日頃、政治経済等の情報に対して関心を持って見ていると、折につけ「政治哲学」なる用語に出くわすことがあります。もちろん常識的なレベルで「政治」も「哲学」もその意味するところを想像することは難しくありません。またここから派生して「政治哲学」の意味も連想できます。しかししかし、やはり何故「政治哲学」なのでしょうか?今一度もう少し深く把握したくなって、本を漁っているうちにこの本の単刀直入なタイトルに引き付けられました。
初めての立場から端的な感想を言いますと、本書だけでは なんとなくわかったような気分になる部分はあるが、わからない部分が圧倒的に多い。むしろ本書は「政治哲学」が何なのかより深く理解 -
Posted by ブクログ
ネタバレミル「ある種の快楽はほかの快楽よりもいっそう望ましく、いっそう価値があるという事実を認めても、功利の原理とは少しも衝突しない」この考えに基づくと、人間の個性に配慮しつつ、功利主義のメリットを生かすことができるのです。
ミル「満足した豚であるより、不満足な人間であるほうがよく、満足した馬鹿であるより不満足なソクラテスであるほうがよい」p17
定言命法を法則化したのが、「汝の意思の格率(基準)が、常に普遍的な立法の原則に合致するように行為せよ」というものです。p26
もうひとつの法則「汝の人格やほかのあらゆる人の人格のうちにある人間性を、いつも同時に目的として扱い、決してたんに手段としてのみ扱わ