嶋二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
受け攻めっていう概念が薄い。
決して設定が薄いわけではないのだが、どちらが受け攻めという段階の関係な2人ではなく、もっとそれ以前の、互いが互いを想い想われる関係な2人なのだ。
まさに恋の始まりを描いた作品だ。
天才な阿久津先輩に劣等感を抱きつつも、そんな天才に惚れられているという優越感をも感じている矢野くん。
もう少し矢野くんのドロドロした感情と、素直に阿久津先輩が好きとうい真っ直ぐな感情のメリハリがある方がよかったなとは思う。
作中の「あなたの純情が感染(うつ)りそう」という矢野くんのセリフがとても印象的。
自分の感情を認めきれない矢野くんが、阿久津先輩の所為にした言い回し。
2人の関係 -
Posted by ブクログ
久しぶりで嶋二センセの作品読みました。
長身ロン毛黒髪のヒゲギャルソン×常連客で王子(実は天然女王様)。
カフェで働く藤は、常連客でいつも修羅場になっている一郎になぜか気に入られているけど、まったく嬉しくもなくスルーする毎日。
しかし、ある日ストーカーから一郎をかばって「恋人のふりをしたら諦めるかも」と言ったところ、突然キスされてしまい…
一郎が天然&本心がわかりにくい女王様で、ホクロが妙に色っぽい受。
藤は顔つきのせいでフケて見えるけど、年下攻めですよね?
とは言え、藤は一郎にぶんぶん振り回されてしまいます。男なんかありえないと思っていた藤が、彼への嫉妬や独占欲がふくらんでしまい、いつの間 -
Posted by ブクログ
あれ、なんか読んだことある…なんで?電子書籍でこれ出てた?まあ後半から初めて読むのばっかだったけど…
甘々なほうの嶋二さんでしたね。いやー美人受け好きにはたまらん。攻めも好き。ビジュアル百点だな。
ストーリーはTHE!BL!って感じ。とくに何のひねりもなくとんとん拍子に進む。なんだろう、こういうのはもう心を広くして「こういうもんだ」と思って読むもんだとわかってるんだけど、最近満足しなくなってきた…(笑)
もっと悲劇がほしいと思ってしまう…これは好みの問題であってこの本がいい悪いではないから何とも言えないけど。
嶋二さんにしては濡れ場多めな気がする?受けがエロい。
途中から出てくる双子の姉にイラ -
Posted by ブクログ
2012/09/07
【普通の上】収録された2編とも、既刊「小さな恋のメロディ」のスピンオフ。 表題作、父親同士。 貴明と喜一郎。 貴明が喜一郎を諦めきれずに口説き落とす話。 喜一郎は押し切られた形だけど、我慢強い彼に貴明はお似合いだと思う。 他→『気になるあの子』高校生:脇野と教師:縁(ゆかり)。 恋メロの脇役だった彼が主役とは…。 すっかり忘れてた(笑) こちらもとりあえずまとまったが…。 2CPとも片方が(おそらくどちらも受)臆病なのでちょっと面倒くさい感じがするが、優柔不断でもありそうなので押されて流されてくれそうだな。 エロがどうこうというよりまだ完全に思い合ってはいないのでもう少し -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ…高校時代の同窓会の便りが届いた。
別に行きたいとも思わなかったが、幹事に気になる名前…「安本寛治」
昔の男の名だ。
忘れた筈の土地、忘れた筈の名前、忘れた筈の恋心。
10年ぶりに帰った地元で再会を果たした陽と寛治。
閉ざされた旧校舎で、切ない青春時代の思い出が今、蘇る。
同級生同士の胸を締め付けられる恋を描いた表題作他、リーマン・兄弟・幼稚園教論、4つのラブストーリーを綴った嶋ニのセンチメンタル・グラフィティ!
本屋さんでオススメされていたので読んでみました。
この1冊に4つのお話と、番外編が3つ程収録されています。
自身は表題作より、リーマンものと兄弟ものに惹かれました。
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